重大ニュース2017 その1:国内政治の動き
2017-11-13
カテゴリー:重大ニュース2017
今年も社会と理科の重大ニュースを掲載していきますので、受験生の皆さんはこれを参考に時事問題の対策をして下さい。重大ニュース2017のその1として、今回は「国内政治の動き」を掲載します。それでは、いつものように簡単なテストをしてみましょう。
「重大ニュース2017 その1:国内政治の動き 問題」
①2017年9月28日、安倍総理は臨時国会冒頭で衆議院を解散し、それにともない10月22日、衆議院議員選挙が行われました。結果は自民党が284名、公明党が29名、合計313名となり、与党の勝利となりました。なお、任期満了にともなう衆議院議員選挙は過去に1度しかありません。衆議院議員の任期は何年ですか。数字で答えなさい。
②2016年5月、改正公職選挙法が成立し、衆議院議員選挙の「一票の格差」を是正するために定数を減らすことが決定しました。今回の2017年10月の衆議院議員選挙から議員定数が465名に減りました。小選挙区、比例代表区それぞれの議員定数は何名になりましたか。数字で答えなさい。
③今から70年前の1947年、日本国憲法が施行されました。安倍総理はこの日本国憲法の改正を目指しています。今回の衆議院議員選挙で、憲法改正を目指す勢力が3分の2を超えたことで、憲法改正が前に進むかもしれません。祝日にもなっている日本国憲法が施行された日は何月何日ですか。
④2017年10月の衆議院議員選挙で、枝野幸男(えだのゆきお)氏が立ち上げた政党が55名の当選を果たし、野党第1党になりました。この政党名を漢字5字で答えなさい。
⑤2017年6月、天皇の退位等に関する特例法が可決成立しました。天皇陛下は、天皇の国事行為として、「内閣総理大臣の任命」「最高裁判所長官の任命」「憲法改正・法律・政令・条約の公布」などや、戦没者の慰霊、被災地訪問などたくさんの公務があります。現在83歳と御高齢であり、健康面や体力面でこれらの公務を続けていくことが厳しくなってきました。今回は皇室に関する法律は変更せず、特例法という形で現在の今上天皇にのみ適用される法律となります。皇室に関する法律を何といいますか。漢字4字で答えなさい。
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「重大ニュース2017 その1:国内政治の動き 解答と解説」
①4年・・・・・衆議院議員の任期は4年、参議院議員の任期は6年です。解散の日から40日以内に衆議院議員の総選挙が行われ、衆議院議員の総選挙の日から30日以内に特別国会(特別会)が召集されます。特別国会では、内閣総理大臣の指名が行われます。なお、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてからはじめての衆議院議員選挙となりました。
②小選挙区289名、比例代表区176名・・・・・衆議院議員の定数は、覚えにくい数ですがきちんと覚えておきましょう。また、昨年の「重大ニュース2016 その1:国内政治の動き」でも掲載しましたが、小選挙区は、青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島の6県でそれぞれ1減り、比例区は、東北、北陸信越、近畿、九州の4ブロックでそれぞれ1減となりました。なお、衆議院の選挙制度は小選挙区比例代表並立制で、小選挙区と比例代表の重複立候補が可能となっています。
③5月3日・・・・・5月3日は日本国憲法が施行された日として、憲法記念日という祝日になっています。なお、日本国憲法が公布された11月3日は文化の日という祝日です。
④立憲民主党・・・・・民進党の立候補予定者は、希望の党(代表は東京都知事の小池百合子(こいけゆりこ))へ合流することで話が進んでいましたが、希望の党と理念や政策が一致しない者は公認されないこととなり、その一部の者が今回、立憲民主党から立候補することとなりました。希望の党は、50議席に留まりました。
⑤皇室典範・・・・・皇室典範は、皇位継承、皇族、摂政などの皇室に関する法律です。今回は特例法という形で、現在の今上天皇にのみ適用されます。退位の時期については、2018年12月末、2019年3月末で検討されています。また、新天皇の即位とともに新しい元号に変わります。なお、天皇誕生日は現在の12月23日から2月23日に変更となります。