重大ニュース2022 その5:理科関連の時事問題その2
2022-12-16
カテゴリー:重大ニュース2022
今回は理科関連の時事問題のうち、自然災害、他を掲載します。それでは、いつものように簡単なテストで確認してみましょう!!
「重大ニュース2022 その5:理科関連の時事問題その2 問題」
①2022年3月16日、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生しました。宮城県と福島県で最大震度6強を記録しました。この地震によって、東北新幹線の脱線や、火力発電所の停止などの被害が発生しました。3月22日は、季節外れの冷え込みが予想されることから、「電力需給(じゅきゅう)ひっ迫警報が初めて出されました。この「電力需給ひっ迫警報」を出した省を、次のア〜エから選びなさい。
ア:国土交通省
イ:経済産業省
ウ:厚生労働省
エ:農林水産省
②2022年6月より、気象庁は「線状降水帯」について発生を予測する新たな取り組みを開始しました。また、2022年8月に、ある県では「大雨特別警報」が発令され、最上川が氾濫(はんらん)しました。このときは、「線状降水帯」について発生の予測はありませんでした。最上川が流れている県は何県ですか。次のア〜エから選びなさい。
ア:青森県
イ:秋田県
ウ:山形県
エ:新潟県
③2022年6月25日と6月29日に、関東地方の伊勢崎(いせざき)市で、6月では観測史上初となる40℃を超える気温を記録しました。6月に40℃以上の気温を記録した伊勢崎市は何県の都市ですか。次のア〜エから選びなさい。
ア:群馬県
イ:栃木県
ウ:茨城県
エ:埼玉県
④2022年7月24日、鹿児島県のある火山が噴火し、大きな噴石が火口に東側約2.5kmの地点まで飛んでいきました。この噴火により噴火警戒レベルが「3(入山規制)」から最高の「5(避難)」まで引き上げられましたが、3日後には噴火前の「3」に引き下げられました。この火山の名前を、次のア〜エから選びなさい。
ア:開聞岳(かいもんだけ)
イ:宮之浦岳(みやのうらだけ)
ウ:新燃岳(しんもえだけ)
エ:桜島(さくらじま)
⑤2022年9月14日に小笠原諸島の南海上で発生した台風14号は、「大型」で「非常に強い」勢力のまま、9月18日に、九州のある県に上陸しました。台風14号は過去最大級の勢力となり、1959年に大きな被害を出した「伊勢湾(いせわん)台風」に匹敵する勢力でした。台風14号が上陸した県を、次のア〜エから選びなさい。
ア:福岡県
イ:長崎県
ウ:熊本県
エ:鹿児島県
成績はいかがでしたか? 大雨に関しては、毎年被害が出ています。また、今年も「線状降水帯」などの用語やしくみも要チェックです。
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「重大ニュース2022 その5:理科関連の時事問題その2 解答と解説」
①イ・・・・・「電力需給ひっ迫警報」は経済産業省の資源エネルギー庁が発令する警報です。3月22日は、茨城県水戸市で3センチ、茨城県つくば市と埼玉県熊谷市で1センチの積雪が観測されました。東京都心では桜が開花したばかりでしたが、「みぞれ」を観測する寒い一日となりました。
②ウ・・・・・予測の情報を13回発表したのに対し、実際にその地方で発生したのは3回で、予測の情報がなく発生した回数が8回でした。この「線状降水帯」の発生を予測する情報は、「防災気象情報(大雨特別警報)など」を補足する情報です。なお、「最上川」は三大急流の1つで、他の2つは、球磨川(熊本県)、富士川(長野県・山梨県・静岡県)です。
③ア・・・・・2022年は、6月下旬から7月上旬にかけて、関東地方から西側の地域では、かつてないほどの猛暑となりました。特に7月1日は、最高気温が、群馬県桐生(きりゅう)市で40.4℃、群馬県伊勢崎市で40.3℃など、6地点で40℃以上を記録しました。東京都心でも、6月25日から7月3日まで9日連続の猛暑日を記録し、猛暑日の連続日数が過去最長となりました。
④エ・・・・・桜島では、2022年3月31日より、噴火警戒レベルの「警戒が必要な範囲」が改訂されました。なお、開聞岳(かいもんだけ)は、薩摩(さつま)半島南端にある火山で、別名「薩摩富士」とも呼ばれています。 宮之浦岳(みやのうらだけ)は屋久島にある山で、九州で一番高い山(1936m)です。新燃岳(しんもえだけ)は、九州南部の霧島山中央部に位置している火山で、2018年に噴火しています。
⑤エ・・・・・台風の大きさは、風速が毎秒15m以上の「強風域」の半径によって分類されます。強風域の半径が800km以上のとき「超大型」、500km以上800km未満のとき「大型」となり、500km未満のときは特に階級はありません。また、台風の強さは、最大風速(10分間の平均風速)によって分類されます。毎秒33m以上44m未満のとき「強い」、毎秒44m以上54mのとき「非常に強い」、毎秒54m以上のとき「猛烈な」強さとなります。台風14号は一時、最大風速が毎秒55mになり、「猛烈な」強さになっていました。