中学入試に役立つ学習法:理科編その9
2023-04-04
カテゴリー:中学入試に役立つ学習法:理科編
さて、前回はセキツイ動物の体のつくりについて書きました。今回から生物編のヤマである「人体」について書いていきたいと思います。まず、人体については、小学校でも、中学校でも、高校でも学びますね。なぜこんなにしつこく勉強するのかというと、もしも突発的に病気になったときに、体の構造と病気の原因をまったく知らないと大変なことになるからです。
たとえば、ヤケドをしたときや熱中症で具合が悪くなったときの応急手当に始まり、おぼれたときの人工呼吸にいたるまで、すぐに対処しないと危険なときに、人体についての知識は不可欠なのです。ですから、少し難しいと思われる話もしていきますが、しっかりと学びましょう。
人体について中学受験で学習する事柄をおおまかに分けると、感覚器(目・耳・鼻・口・皮膚)の構造について、循環器(心臓・血管・血液)の構造について、呼吸器(肺)の構造について、消化器(胃・十二指腸・小腸・大腸・すい臓・肝臓・胆のう)の構造と消化の仕組みについて、およびその他(排出器(腎臓)と生殖器(子宮)およびヒトの誕生など)についてに分けられます。そこで、今日は感覚器の構造について書いていきます。
感覚器のつくり・・・・・感覚器のつくりについて中学入試で出題されることがあるのは、目と耳のつくり(>>こちらを参照)だけだといっても良いと思います。これは、中学校で学習する単元が出題されると考えれば良いからなのです。つまり、中学入試問題を作成するのは中学校や高校の先生ですし、もともと入学してから学習する内容についてこられるかどうかを試験するのが中学入試ですから、中学校で学習する内容を抑えておけば十分なのです。
上記でリンクを貼らせて頂いた「りかちゃんのサブノート」(>>こちら)は、大変すばらしい内容です。中学理科の基本のみをしっかりと抑えたつくりになっていて、出題頻度の高い基礎知識が満載されています。中学受験生にとっては、必要のない単元もありますが(ジュールの法則や静電気についてなど)、「実験・観察器具の使い方」(>>こちらを参照)などは、必見です。というわけで、自分で画像を作成する手間がかなり減ったので、非常にうれしいシュサイでした。それでは、次回も「りかちゃんのサブノート」を使わせていただきながら、中学受験の「人体」について、引き続き書いていきたいと思います。それでは、また。