塾対象説明会レポート:東洋英和女学院中学部
2018-05-31
カテゴリー:塾対象説明会レポート2018
東洋英和女学院は、東京都港区六本木にある女子の中高一貫校です。カナダ・メソジスト教会によって創立され、今年で134年を迎えます。建学の精神である「敬神奉仕」は、「神を敬い、互いに仕えあいなさい」というキリスト教の教えに基づいています。134年の伝統を生かしつつも「教育は継続」を合言葉に、目先のものだけにとらわれない、生徒・保護者のニーズにしっかり応える教育を今後も続けたいと思っています。
東洋英和女学院の校舎です。
2018年度中学入試結果は、2017年度と比べて、受験者数はA日程で1名減、B日程で14名減となり、昨年度並みでした。合格者数については、A日程は94名、B日程は46名で、B日程の合格者数が例年より少し少なく出したようでした。実質倍率は、A日程が2.6倍(昨年度2.6倍)、B日程が5.5倍(昨年度4.9倍)となり、A日程は例年並み、B日程は例年より合格しにくい入試となりました。
2019年度中学入試では、B日程の入試日が2/3が日曜日のため、2/2に変更になります。また、願書の受付開始日が1/10に変更になります。2018年度より、A、B両日程共に面接開始時間を早め、系列も増やしたため、全ての受験生の面接が、午後2時前には終わるようになった。
進学状況については、難関大学を目指す生徒が多い中で、東京藝術大学をはじめ、芸術系の大学を志し、毎年合格する生徒が見られます。今年度も東京藝術大学は現役で2名合格しています。また数年に一人は宝塚音楽学校への合格も見られます。医学部を目指す生徒が例年多く、近年はそれ以外の理系学部への志望者も増加傾向にあり、「リケジョ」の世相が反映されていると感じます。ここ数年の傾向として、初めから日本の大学には目を向けず、海外の大学進学に絞って挑戦し進学を切り開いていく生徒も増えています。現役合格率は約85%でした。尚、今年度の東洋英和女学院大学の合格者数は26名で進学者数は11名でした。東洋英和女学院大学への院内推薦があります。
ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の東洋英和女学院中学部の累計合格実績は75%(4名受験3名合格)です。
正門です。
2018年度中学入試結果
・応募者数
A 2/1 269名(2017年度 261名)
B 2/3 495名(2017年度 518名)
・受験者数
A 2/1 244名(2017年度 245名)
B 2/3 251名(2017年度 265名)
・受験率(実受験者数÷応募者数)
A 2/1 90.7% (2017年度 93.9%)
B 2/3 50.7% (2017年度 51.2%)
・合格者数
A 2/1 94名(2017年度 95名)
B 2/3 46名(2017年度 54名)
・合格最低点(320点満点)
A 2/1 220点(2017年度 211点)
B 2/3 213点(2017年度 228点)
・合格者平均点(国語、算数各100点、社会、理科各60点)
A 2/1
国語75.1点、算数71.4点
社会45.7点、理科44.5点
B 2/3
国語66.1点、算数68.7点
社会47.9点、理科44.1点
2017年度
A 2/1
国語76.0点、算数77.0点
社会37.8点、理科37.5点
B 2/3
国語72.0点、算数73.0点
社会45.5点、理科50.8点
2016年度
A 2/1
国語66.9点、算数68.4点
社会46.1点、理科38.9点
B 2/3
国語67.1点、算数72.0点
社会48.0点、理科41.8点
・4教科合計得点率
A日程
合格者平均 74.0%(2017年度 71.3%)
B日程
合格者平均 70.9%(2017年度 75.4%)
正答率の高かった問題 と正答率の低かった問題
<国語>
A日程
正答率の高かった問題
問二a (語意「合点できない」)
問三B (表現「擬人法」)
問七 (心情・理由を問う問題)
正答率の低かった問題
漢字の読み「人家」
問十七 「ウ」の選択肢
B日程
正答率の高かった問題
特にない
正答率の低かった問題
一 問十二(2)
二 問十一(2)
<算数>
A日程
正答率の高かった問題
1 2(1)〜(4) 4 5 7 8(1)(2) 10(1)
正答率の低かった問題
8(4) 9(2) 10(2)(3)
B日程
正答率の高かった問題
1 2(1)〜(4) 5(1) 7(1) 9(1)
正答率の低かった問題
2(5) 6 7(2) 8 9(2)〜(5) 10(2)(3)
<社会>
A日程
正答率の高かった問題
1(地理)問1 問3 問4 問7 問8(1)(2) 問9(1)
2(歴史)問7 問10 問11
3(公民)問1 問3
正答率の低かった問題
1(地理)問6(2)
2(歴史)問2
3(公民)問4 問6
B日程
正答率の高かった問題
1(地理)問1(1)〜(3) 問2 問6 問7 問8 問9
2(歴史)問1 問6 問12
3(公民)問1
正答率の低かった問題
1(地理)特にない
2(歴史)問5
3(公民)問3
<理科>
A日程
正答率の高かった問題
1(1) 2(2) 4(6)(7)
正答率の低かった問題
4(2)(5)
B日程
正答率の高かった問題
1(1) 2(1)(2) 4(1)
正答率の低かった問題
1(3)②(4) 2(4)(5) 3(1)(4) 4(2)(5)B
大講堂です。
大講堂にあるパイプオルガンです。
2019年度中学入試について
・変更点
B日程の入試日が2/2に変更。
願書の受付開始日が1/10に変更。
・面接について
A日程の面接試験受験者にはB日程の面接試験は課さないん。
両日程共に面接開始時間を早め、系列も増やして迅速化を図っている。午後2時までには終わっている。
図書室です。
2018年度大学入試結果
・国公立大 16名(2017年度19名)
京都大1名、東京外大2名、東京藝術大2名、お茶の水女子大3名、横浜国立大2名、筑波大1名、北海道大1名 等
・私立大
早稲田大19名、慶應義塾大28名、上智大22名、東京理科大7名
明治大25名、青山学院大32名、立教大32名、中央大15名、法政大3名、学習院大10名 等
東洋英和女学院大26名(進学者数11名)
・卒業生数176名
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