塾対象説明会レポート:香蘭女学校
2018-06-28
カテゴリー:塾対象説明会レポート2018
香蘭女学校は品川区旗の台にある女子の完全中高一貫校です。1888年に開校し、今年130年目を迎えました。
キリスト教に基づく教育を行うという建学の精神を有する香蘭女学校と立教大学は、一人ひとりの生徒・学生の人間としての成長と目的として、推薦制度を通じた連携を行っています。
立教大学へは1学年約170名の卒業生の内80名が進学しています。例年、学年順位で2/3位までの生徒が進学しています。
香蘭女学校の特徴として、「SE学習」があります。「SE学習」とは、Self Enrichment、自己啓発のための学習のことです。生徒が自分自身で学習設計ができるようにするために設けられています。生徒は自分で考えて講座を選択し、できる限り少人数で、普通の授業ではできないこと学びます。数々のユニークな講座に先生たちも各自の特性を生かして取り組み、生徒たちも自分自身の学ぶ力の発見に喜びを感じています。
香蘭女学校の正門です。
2019年度中学入試の変更点は、2/2午後入試を新たに設けます。国語算数の2教科で、面接は行いません。60名の募集となります。2/1入試は100名の募集になります。また、出願はすべてWEB出願となり、合格発表もWEB発表(マイページで確認)となります。
各科目から
国語
・例年、大問2題で構成→物語的な文章と論理的な文章
・長い文章を速く読み解く力が必要
・問題を読み解く=設問の流れにそって思考を進める
・文章の読み方
①文と文の関係、段落と段落の関係を丁寧に読み進める
②イメージ(推理、連想)しながら読み進める
算数
・大問数を変更する可能性あり→問いたい力に変更はない
全体を通して、例年と問題の量、質ともに大きな変化なし
・大問1→基本的な算数の学習項目の習得を問う問題
・大問2、3→丁寧に思考を進めることで答えを導く問題
①誘導の示唆がある問題
②情報量が多い問題
社会
・大問3題で構成→3分野融合の大問2題に変更
・小学生が漢字で習う用語→漢字で解答する
・資料(地図、グラフ、表など)の読み取り問題(3分野)
・時事問題(地理・公民)→事前に要チェック
・文化の問題(歴史)
理科
・全体的にオーソドックスな問題を出題
・大問構成に変更なし
・出題の観点
①小学生レベルの基本的な知識、用語
②身の回りの科学的な現象への興味、関心
③教科書レベルの実験の理解(目的、方法、結果)
④基本的な計算力(特に比の計算)
2019年度の大学入試結果は、東京学芸大1名、東京海洋大1名、東京農工大1名、首都大学東京2名、東京藝術大1名など国公立大に8名合格、私立大学の合格者数は、早稲田大11名、慶應義塾大3名、上智大4名、東京理科大3名などで、立教大学推薦内定者は80名でした。四年制大学進学率は、94.6%でした。今年度の特徴は、特に医学、看護、薬学などの医療系に進学する理系の生徒が多くみられたことです。
香蘭女学校の校舎です。
2018年度中学入試結果
・応募者数
2科 82名、4科 340名
・受験者数
2科 78名、4科 326名
・合格者数
2科 25名、4科 165名
・合格者最低点(2科200点満点、4科300点満点)
2科 122点、4科 168点
2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 8名
東京学芸大1名、東京海洋大1名、東京農工大1名、首都大学東京2名、東京藝術大1名、千葉県立保健医療大1名、島根大1名
・私立大
早稲田大11名、慶應義塾大3名、上智大4名、東京理科大3名
明治大8名、青山学院大4名、立教大88名、中央大2名、法政大4名、学習院大5名 等
立教大学推薦80名
・卒業生数168名
最後に、イベント一覧の詳細は、 こちら まで。
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