塾対象説明会レポート:東洋大学京北中学校
2022-06-28
カテゴリー:塾対象説明会レポート2022
東洋大学京北中学校は、文京区白山にある男女共学の中高一貫校です。東洋大学の設立者である井上円了によって設立された京北中学校が、2015年から新校舎移転と共に東洋大学附属の共学校となりました。
東洋大学京北中学校の正門です。
東洋大学京北中学校は、哲学者である井上円了の「哲学の基にその他がある」という考えから哲学教育を掲げており、「本当の教養を身に付けた国際人」を育てることを目標にしています。その例としては、中学生の必修科目として”哲学”が設置されていることや、哲学エッセーコンテストの実施、希望者による哲学ゼミの実施などが挙げられます。
2023年度中学入試は第1回、第3回、第4回入試の入試科目が国・算・理・社の4教科のみに変更になります。
また、加点制度というものがあります。
①2回以上受験した受験生に、2回目以降の受験において加点
②保護者、きょうだいが卒業生または在校生の場合に加点
2023年度中学入試 日程、募集定員、入試科目
2/1 午前
・第1回入試 60名募集 4科
2/1 午後
・第2回入試 25名募集 2科
2/2
・第3回入試 15名募集 4科
2/4
・第4回入試 ※20名募集 4科
・「哲学教育」思考・表現力入試 ※20名募集
哲学的思考力問題、算数(第4回の算数と同一問題)
※第4回入試と「哲学教育」思考・表現力入試で合わせて20名募集
2022年度中学入試の出願者数に関して、2021年度は減少となりましたが、2022年度は増加となり、2020年度を少し超える数となりました。
実倍率は、第1回(2/1午前)が4.9倍(前前年度4.5倍)、第2回(2/1午後)が3.9倍(前前年度4.0倍)、第3回が6.6倍(前前年度9.2倍)、第4回が15.1倍(前前年度16.8倍)、「哲学教育」思考・表現力入試が7.3倍(前前年度5.2倍)です。特に、第1回、第2回、第4回入試の実倍率は、2020年度入試の実倍率に近い値になりました。
人工芝のグラウンドです。
東洋大京北中学校は東洋大学の附属校ですので、東洋大学へ進学する生徒が多いのが事実です。しかし学校側としては、東洋大学へ内部進学は選択肢の一つであって、それのみを目標とした指導は行わないと強調しています。むしろ高い目標をもって学習することを生徒に勧めています。実際に東洋大学へ内部進学する生徒の割合は、中入生の約30%、高入生の約50%程です。2022年度の大学受験は、新体制となった東洋大京北中学校・高校の2期生による大学受験となりました。なお、東洋大学への附属校推薦の定員は、171名です。
・国立大学
筑波大2名、埼玉大2名、群馬大3名、茨城大1名、岩手大1名、防衛大学校1名
・私立大学
早稲田大13名、慶應大5名、上智大10名、東京理科大9名、明治大29名、青山学院大11名、立教大12名、中央大16名、法政大26名、学習院大11名 など
東洋大182名(附属校推薦146名)
説明会会場です。
最後に、学校説明会・イベント等の詳細については、 こちら まで。
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