中学入試に役立つ学習法:社会編その5
2023-01-17
カテゴリー:中学入試に役立つ学習法:社会編
前回は世界四大文明についての話でした。今回は日本歴史に戻って原始時代の話の続きです。
シュサイ:「前回は世界四大文明について話をしたんだったね。さて、日本歴史の時代区分として一番一般的なのが、旧石器時代・縄文時代・弥生時代を原始時代とする分け方だけど、縄文時代と弥生時代(>>詳しくはこちら)の大きな違いは何だったっけ?」
B君:「稲作の発達です。」
シュサイ:「そうだね。縄文時代は旧石器時代に比べて暖かくなったけれど、狩猟生活が主だったため、食物の保存がきかなかった。ところが稲作が普及したことで、食物の保存がきくようになった。湿気やネズミから米を守るために高床式倉庫(たかゆかしきそうこ >>詳しくはこちら)が作られたのはよく知られるところだね。ところが、蓄財ができるということは必ずしも良いことばかりじゃないんだ。なぜなら貧富の差と身分の差が広がることで、戦争が起きるからね。ちょうど稲作の伝来と同時期に金属器も伝えられたことが、これに拍車をかけることになったわけだ。」
A子:「なるほどね。」
シュサイ:「稲作っていうのはとても大変な共同作業だし、天候の影響も大きいから、占い師などが力を持つようになり、銅鐸(どうたく >>詳しくはこちら )や銅鏡(>>詳しくはこちら)などの祭器が生まれたわけだ。そして村同士の争いの果てに国が生まれた。これらの村には、外敵が侵入しないように濠(ほり)がめぐらされていたため、環濠集落(かんごうしゅうらく >>詳しくはこちら )と呼ぶわけだね。そして、邪馬台国(>>詳しくはこちら)がこの時代の国の代表例なわけだ。 」
B君:「それはお前の字が汚いからだろう。オレも人のこと言えないけど。」
シュサイ:「三人とも字が汚いからなあ。」
一同:「・・・・・。」
シュサイ:「とにかく、旧石器時代の遺跡は岩宿遺跡(いわじゅくいせき >>詳しくはこちら)、縄文時代の遺跡としては大森貝塚(おおもりかいづか >>詳しくはこちら)と三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき >>詳しくはこちら)、弥生時代の遺跡としては吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき >>詳しくはこちら)と板付遺跡(いたづけいせき >>詳しくはこちら)と登呂遺跡(とろいせき >>詳しくはこちら)を覚えておけば大丈夫だろう。人名としては、岩宿遺跡を発見した相沢忠洋(あいざわただひろ >>詳しくはこちら)とエドワード・モースと卑弥呼ぐらいしか出てこないんだから、きちんと漢字で書けるようにしておくこと。もちろん、遺跡が何県にあるかもきちんと覚えるんだよ。」
一同:「は〜〜い。」
シュサイ:「じゃあ、原始時代の遺跡(中学入試に出題される最大限の項目)を表にまとめておいたから、ちゃんと覚えるように。野尻湖(のじりこ >>詳しくはこちら)のナウマンゾウ(>>詳しくはこちら)やオオツノジカ(>>詳しくはこちら)、亀ヶ岡遺跡(かめがおかいせき >>詳しくはこちら)の遮光器土偶(>>詳しくはこちら)や鳥浜貝塚(とりはまかいづか >>詳しくはこちら)も有名だからついでに覚えておくといいよ。じゃあ、今日はここまでにしよう。」
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