中学入試に役立つ学習法:社会編その6
2023-02-07
カテゴリー:中学入試に役立つ学習法:社会編
原始時代の話がやっと一息ついたので、今日から古代についての話を始めます。最初は古墳時代についてです。
シュサイ:「前回までで原始時代の話が終わったので、今日から古墳時代の話に入るよ。日本では3世紀後半〜7世紀までを古墳時代(>>詳しくはこちら)と呼ぶわけだが・・・・・弥生時代に稲作が発達して貧富の差がついたのはわかったよね。」
一同:「は〜〜い。」
シュサイ:「人間の欲というものは際限が無いものでね、衣食住が普通にできるようになり、金銭的にも恵まれるようになると、今度は偉くなって周りの人を従えて、自分の言うとおりにさせようと思うんだよ。」
C君:「お金で解決できないこともあるのか。」
A子:「当たり前でしょ。どんなにあんたがお金を持っていても、私はあんたの言うことなんてきかないもん。」
C君:「ひどいなあ。世の中お金で解決できることは多いんだぞ。」
B君:「お前、今いつの時代の話をしてると思ってるんだよ。」
C君:「あ、そうか。」
シュサイ:「あのね・・・・・今の君たちみたいに、当時の豪族たちは争いばかりしていたわけ。そこで、必要になるのは政治の仕組みなわけ。だから、ヤマト政権(大和朝廷:やまとちょうてい)が生まれた。当時の豪族は血縁関係でつながっていて、氏(うじ >>詳しくはこちら)と呼ばれていた。これが、蘇我(そが)氏(>>詳しくはこちら)とか物部(もののべ)氏(>>詳しくはこちら)という集団になるわけだ。そして、その家柄に応じて臣(おみ)とか連(むらじ)などの姓(かばね)を与えて、政治に参加させたわけ。姓(かばね >>詳しくはこちら)というのは役職みたいなもんだね。これを氏姓制度(しせいせいど >>詳しくはこちら)と言うのさ。」
A子:「そうよ。そうよ。」
C君:「ヌヒ?って何。」
B君:「お前、もっと勉強しろよ。」
シュサイ:「まあ、氏姓制度が完成するのは、大化の改新(>>詳しくはこちら)以降で戸籍制(>>詳しくはこちら)ができた後だから・・・・・・かなり先だけどね。で、話を元に戻すけど・・・・・豪族たちをまとめるのに必要なのは何だと思う?」
B君:「権力ですか?」
シュサイ:「うん、そうだね。あともうひとつ必要だね。」
C君:「お金!」
B君:「いいかげん、そこから離れろよ。もうひとつ必要だっていうんだから、必要なのは権威だ、権威!」
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