中学受験の歩き方:テスト直しのポイント
2023-07-11
カテゴリー:中学受験の歩き方
今回から、プロから見た「中学受験の歩き方」を書いてみたいと思います。エクセレントゼミナールの小6は、7月に入ってから、日能研の「志望校判定テスト」、四谷大塚の「合不合判定テスト」と2回の模試を受験したところです。そこで、今回のテーマは「テスト直しのポイント」としました。
受験生にかかわらず、勉強する成果を試すのにテストは必須ですが・・・・・どうしても得点や偏差値にこだわってしまうのもテストです。
テスト直しをしないとテストの学習効果は半減してしまいますから、御父母の皆さんはお子さんたちにテスト直しをきちんとやらせる必要があります。では、テスト直しはどこに重点を置くべきなのか?それを箇条書きで書いてみたいと思います。
①まずやり直すべきはカンで合っていた設問
②次にやり直すべきはちょっとしたところで間違えた設問
③その次にやり直すべきは正答率の高い設問
④やり直すべきでないのは正答率の低い設問
①は解答を記入した本人以外わからないため、テスト結果表面に現れないのですが・・・・・実は一番大切です。なぜならば、カンで合っていた設問というのは、ある意味いいところまでは論理的に導けた設問であり、理屈で正答できるところまでは行っていない問題なわけです。
つまり、「なんとなく・・・・・」とか「たしか・・・・・」とかで正答を導けた設問をきちんと復習して、次は「カン」ではなく「確かに」正答できるようにすることが大切なのです。「カン」で正答できるまでには「経験値で正答を導きだせる設問」だからこそ、やり直しがもっとも効果的なのです。ところが、間違いなおしというと、どうしても間違えた設問ばかりに目が行き、合っていた設問はやり直しをしないのが普通です。そして、親や教師がうるさく言えば、②や③に関しては間違え直しはするものの・・・・・①に関しては絶対に間違えなおしをしないのが子どもです(笑)
そして、それを放っておくと・・・・・「この間はできてたのに、何で今回は間違えたの!!」というハメになります。
したがって、絶対にやり直すべきなのはカンで合っていた問題で、やり直すことが時間のムダになるのは、明らかに受験者の能力を超えているためできない設問です(苦笑)
「間違えたところは全部やり直しなさい」という指示をする親御さんも多いと思いますが・・・・・もしも全体の正答率が10%を切っている設問で、かつ、その科目でのお子さんの偏差値が60に満たないならば・・・・・おそらくその設問の間違い直しは時間のムダになります(苦笑)
ですから、時間が足りなくてぜんぜん解いていない問題ならば解き直しをする必要がありますが・・・・・そうでない場合は、他のことに時間を割いたほうが有効なわけです。というわけで、この記事が参考になった方は応援クリックお願いいたします!!
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