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塾対象説明会レポート:江戸川学園取手中学校

2018-07-12

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 江戸川学園取手中学・高等学校は、茨城県取手市にある中高一貫校です。1978年に江戸川学園取手高等学校が創立され、9年後に江戸川学園取手中学校が開設されました。2012年4月には江戸川学園取手小学校も開校し、茨城県初の小・中・高12ヵ年一貫教育校となりました。創立40周年記念事業として、サクラアリーナが建設されます。2020年3月に完成予定となっております。

オーディトリアムです。


 中学入試は2019年度募集より、英語入試を導入し、国算理社の4科または国算英からの選択となり、2022年度からは国算英理社の5科目入試になる予定です。また、高校入試は、2019年度募集より3コース制となります。

 2016年度より、中等部段階から以下の3コース制となりました。
 東大ジュニアコース(定員60名)
 医科ジュニアコース(定員60名)
 難関大ジュニアコース(定員120名)
※ 2019年度より東大ジュニアコースと医科ジュニアコースは各2クラス(60名募集)になります。

コース制による教育の主な特色
①東大ジュニアコースと医科ジュニアコースは、3年後に高等部東大コース、医科コースに直結する6ヵ年一貫の特色あるコースです。ただし、高等部へ進級する際は内部選抜があります。選抜で入れなかった場合は、高ニ、高三でチャレンジすることができます。
②難関大ジュニアコースに在籍していても、本人の希望と学力によって、中ニ、中三の進級時に東大ジュニアコースや医科ジュニアコースへのチャレンジが可能です。
③中等部段階から、将来への夢や目標の実現のために、従来通り道徳を柱とした心の教育を充実させると共に、各コースとも授業を第一に高等部の各コースに接続できるための基礎学力の定着を図ります。(各コースとも教科の指導内容や時間割は変わりません)。
④医科ジュニアコースは総合学習として病院の見学や中等部生向けの医科講和などを行います。
⑤各学年とも体験学習や社会科見学など取り入れ、探究心や研究心を深め思考力や課題解決能力などを磨く取り組みを行います。
⑥各コースとも卒業生による講和(受験体験や実際の大学生活などの)を実施します。

 その他の特長として、「イベント教育」があります。オーディトリアムで行われる「イベント教育」は、世界の第一線で活躍している著名人の講演会や世界的な音楽家の演奏、古典芸能鑑賞などを行っています。今年は5月に、東京大学名誉教授政治学者の姜尚中先生の講演会を行い、6月には外交ジャーナリストの手嶋龍一氏の講演会や神尾真由子氏のヴァイオリンリサイタル、9月にはエストニア国立男声合唱団、10月には舞の海秀平氏による紫峰祭特別講演や観世流能鑑賞会などが予定されています。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の江戸川学園取手中学校の累計合格実績は84%(117名受験98名合格)です。


中学校校舎です。


2019年度中学入試について
・変更点
①英語型(3科目)入試が新設されます。
②帰国生入試の内容が変更になります。
③募集定員の変更
 東大ジュニアコース(60名募集)
 医科ジュニアコース(60名募集)
 難関大ジュニアコース(120名募集)
④第3回入試が2月5日になります。
⑤インターネット出願となります。

・試験日程・募集定員
 第1回 1月17日 定員150名
 第2回 1月25日 定員60名
 第3回 2月5日  定員30名
 東大ジュニアコース(60名募集)
 医科ジュニアコース(60名募集)
 難関大ジュニアコース(120名募集)

・試験科目・時間・配点
①4科目型
 国語・算数 各60分 150点満点
 理科・社会 各40分 100点満点
 合計 500点満点
②英語型
 国語・算数 各60分 150点満点
 英語 60分 200点満点
 合計 500点満点
 英語は、CEFR(国際標準規格)でA1〜A2(「日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる、英検3級程度」から、「日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる、英検準2級程度」)を出題レベルとする。
※①4科目型、②英語型 それぞれで合否判定を行う。

・特待について
 第1回入試、第2回入試、第3回入試それぞれにおいて、入試成績がきわめて優秀であると判断した生徒に対し、特待生として合格発表を行う。特待基準は3コースとも同一です。
 A特待 入学時納入金全額及び、授業料1年間の免除(特待生としての継続は、年度ごとの審査による。)
 B特待 入学時納入金の全額免除

・帰国生入試について
 資格 海外の学校に通算1年以上在籍し、帰国後3年以内の者
 国語・算数 各40分 100点満点
 英語 60分 200点満点
 面接(個別)10分程度 
 合計 400点満点
 国語・算数の問題は、「4科目型」、「英語型」と同一問題ですが、試験時間の40分に合わせて、解くべき問題を指定する。指定された問題のみ解答してください。

・入試において、東大ジュニアコースと医科ジュニアコースの合格点に達しない場合は、難関大ジュニアコースへのスライド合格があります。
・第1回・第2回入試において、目指すコースの合格点に達しなかった場合や特待が合格でない場合は、第2回入試や第3回入試において、再度チャレンジすることができます。

英語について
・江戸取では、グローバル社会を見越して国際社会の礎として活躍できる「心豊かなリーダーの育成」を教育目標に掲げており、高いコミュニケーション能力や多様な文化・価値観を理解する柔軟な知性を備えた「世界型人材」を目指しています。
・入試においては、言語としての英語の知識だけではなく、論理的に物事を考える力や、コミュニケーションツールとして英語を運用できる力を試します。

一般入試(英語型)
 英語型入試の受験には、出願の際に「英語学習履歴書」の入力が必要です。英検などの検定試験の級やスコアの証明書がある場合は添付してください。「英語学習履歴書」の内容は合否判定上、優遇されます。

①出題レベルは、CEFR(国際標準規格)でA1からA2程度、実用英語検定で3級から準2級程度となります。ただし、マーク形式ではなく、選択式と記述式を併用します。小学6年生という年齢を考えて、極端に抽象度の高い英文や難単語は出題しません
②語彙力を試す問題を出題します。日常生活で使用するような語句を正しい綴りで書けるかどうかを確認する問題です。
③文法知識が身に付いているかを測る問題を出題します。文法問題は、4択式・共通語句選択・並べ替え・正誤指摘等、様々な形式の中から出題します。
④英文読解能力を測る問題を出題します。小説・エッセイ・論説など、幅広い分野からの出題になります。英文の内容が理解できているかを確認します。
⑤思考力や表現力を問う問題を出題します。例えば、英語の説明文を読んで何が説明されているかを答えたり、意味の通る会話になるように質問と応答を組み合わせたり、自分の考えを英語で述べたりするなど、論理的に物事を考えることができるかどうかを確認します。
⑥放送機器を用いた、いわゆる「リスニング」の出題はありません。
 以上、多岐に渡る出題形式により、総合的な英語力を測ります。特に、思考力や表現力を試す問題の配点が高くなっています。そのことを踏まえた上で学習に取り組んでください。

帰国生入試
 帰国生入試の受験資格は、「海外の学校に通算1年以上在籍し、帰国後3年以内であること」です。また、出願の際に「帰国生受験者カード」の入力が必要です。英検などの検定試験の級やスコアの証明書がある場合は添付してください。「帰国生受験者カード」の内容は合否判定上、優遇されます。

①出題レベルは、CEFR(国際標準規格)でA2程度、実用英語検定で準2級程度となります。ただし、マーク形式ではなく、選択式と記述式を併用します。小学6年生という年齢を考えて、極端に抽象度の高い英文や難単語は出題しません
②語彙力を試す問題を出題します。日常生活で使用するような語句を正しい綴りで書けるかどうかを確認する問題です。
③文法知識が身に付いているかを測る問題を出題します。文法問題は、4択式・共通語句選択・並べ替え・正誤指摘等、様々な形式の中から出題します。
④英文読解能力を測る問題を出題します。小説・エッセイ・論説など、幅広い分野からの出題になります。英文の内容が理解できているかを確認します。
⑤語数指定のある自由英作文の問題を出題します。一つのテーマが与えられ、その内容に沿って正しい英文で自分の意見を述べることができるかどうかを測ります。
⑥放送機器を用いた、いわゆる「リスニング」の出題はありません。
⑦個別面接(10分程度)を実施します。個別面接は、外国人教師と日本人教師の2名で行います。英語による質問もあります。
 以上、多岐に渡る出題形式により、総合的な英語力を測ります。特に、自分の考えを英語で述べる「自由英作文」の配点が高くなっています。そのことを踏まえた上で学習に取り組んでください。


3号棟です。


2018年度中学入試結果
第1回 1/17
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 250名、女子 119名、合計 369名
医科ジュニアコース
男子 121名、女子 106名、合計 227名
難関大ジュニアコース
男子 161名、女子 150名、合計 311名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子 238名、女子 110名、合計 348名
医科ジュニアコース
男子 118名、女子 101名、合計 219名
難関大ジュニアコース
男子 155名、女子 143名、合計 298名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子  63名、女子  24名、合計  87名
医科ジュニアコース
男子  35名、女子  18名、合計  53名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子 150名、女子  89名、合計 239名

第2回 1/25
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 209名、女子 102名、合計 311名
医科ジュニアコース
男子 107名、女子  96名、合計 203名
難関大ジュニアコース
男子 142名、女子 130名、合計 272名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子 140名、女子  67名、合計 207名
医科ジュニアコース
男子  74名、女子  74名、合計 148名
難関大ジュニアコース
男子 103名、女子  95名、合計 198名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子  29名、女子  16名、合計  45名
医科ジュニアコース
男子  20名、女子  15名、合計  35名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子 113名、女子  65名、合計 178名

第3回 2/4
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 190名、女子 100名、合計 290名
医科ジュニアコース
男子  99名、女子  89名、合計 188名
難関大ジュニアコース
男子 134名、女子 125名、合計 259名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子  66名、女子  37名、合計 103名
医科ジュニアコース
男子  41名、女子  46名、合計  87名
難関大ジュニアコース
男子  72名、女子  65名、合計 137名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子  14名、女子   5名、合計  19名
医科ジュニアコース
男子   6名、女子   7名、合計  13名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子  87名、女子  71名、合計 158名


コミュニティホール2001です。


2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大123名(2017年度121名)
 東京大7名、東京工業大7名、東京医科歯科大2名、一橋大1名、大阪大1名、九州大1名、お茶の水女子大1名、東京学芸大1名、東京農工大2名、電通大1名、東京外国語大1名、千葉大10名、筑波大14名、横浜国立大3名、北海道大6名、東北大5名、横浜市立大1名 等
・私立大
 早稲田大46名、慶應義塾大37名、上智大17名、東京理科大102名
 明治大71名、青山学院大15名、立教大32名、中央大25名、法政大54名、学習院大16名 等

 最後に学校説明会等の詳細は、 こちら まで。

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塾対象説明会レポート:海城中学校

2018-07-05

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 海城中学校は、新宿区大久保にある男子の中高一貫校で、2011年度より、高校募集がなくなり、完全中高一貫校となりました。2018年で創立127周年を迎えます。海城学園では、「国家・社会に有為な人材を育成する」という建学の精神に基づき、真のリーダーの育成の為に、「新しい人間力」と「新しい学力」をバランスよく養う教育を実践しています。


海城中学校の校舎です。


 海城中学校の塾対象説明会は、毎年行われていましたが、昨年度より学校から伝えたいことがあるときに随時行うことになりました。今回は、「帰国生入試説明会」ということで、2019年度帰国生入試の変更を中心に説明がありました。

 海城中学校では、2012年4月にグローバル教育部が設置され、国際性豊かな人材育成にも、さらに力をいれています。帰国生入試は2014年度よりA、B、Cと3パターンの入試となっていました。A方式は算数(120点)・国語(120点)・社会(80点)・理科(80点)・面接(40点)の440点満点、B方式は算数(120点)・総合(120点)・面接(24点)の264点満点、C方式は、算数(120点)・総合(60点)・英語(60点)・面接(24点)の264点満点となっていました。今回の変更の大きな点は、「総合」を廃止したことです。小学生の帰国生にとっては、取り組みにくく、入試問題としてあまり機能していなかったようです。

 2019年度の帰国生入試は、1月7日に行われ、A方式、B方式の2種類からいずれかを選択することになります。A方式は算数(120点)・国語(120点)・面接(24点)の264点満点、B方式は算数(120点)国語(60点)・英語(60点)・面接(24点)の264点満点となります。算数・国語は、一般入試の過去問を利用できます。一般入試よりは若干易しめの問題になります。ただし、算数は思考過程を書かせる問題になります(部分点あり)。英語は自由記述の作文問題になります。面接は、試験官2名で10分程度、日本語で、受験生のみとなります。「生活していた国や地域と日本との違い」について2分程度のスピーチ(日本語)があります。なお、出願はインターネット出願となり、発表もインターネットで行われます。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の海城中学校の累計合格実績は62%(13名受験8名合格)です。


人口芝のグラウンドです。


2018年度中学入試結果
・出願者数
一般入試① 2月1日  463名
一般入試② 2月3日 1094名
帰国生入試 1月7日 A105名、B 13名、C 42名

・受験者数
一般入試① 2月1日 437名
一般入試② 2月3日 769名
帰国生入試 1月7日 A105名、B 12名、C 40名

・合格者数
一般入試① 2月1日 164名
一般入試② 2月3日 292名
帰国生入試 1月7日 A42名、B 5名、C 15名

・受験者平均点
一般入試
 国語120点、算数120点
 社会80点、理科80点

一般入試①
 国語66.3点、算数68.4点
 社会44.6点、理科43.5点
一般入試②
 国語70.3点、算数70.0点
 社会38.0点、理科42.7点

帰国生入試
 国語120点、算数120点
 社会80点、理科80点
 総合B120点、総合C60点
 英語60点
 面接A40点、面接B24点、面接C24点

帰国生入試
 国語72.5点、算数77.0点
 社会39.6点、理科52.5点
 総合B59.2点、総合C30.4点
 英語33.2点

・合格者平均点
一般入試①
 国語75.4点、算数83.2点
 社会50.2点、理科49.9点
一般入試②
 国語80.7点、算数85.1点
 社会44.2点、理科49.3点
帰国生入試
 国語83.9点、算数89.6点
 社会46.2点、理科57.7点
 総合B65.6点、総合C36.0点
 英語37.4点

・合格最低点(一般入試400点満点)
一般入試①235点
一般入試②234点
(帰国生入試Aコース440点満点、Bコース264点満点、Cコース264点満点)
帰国生入試
 A292点、B156点、C155点

海城のシンボルのクスノキです。


2019年度中学入試について
・試験日・募者人員・受験科目
一般入試① 2/1 145名募集 国語・算数・社会・理科
一般入試② 2/3 145名募集 国語・算数・社会・理科
帰国生入試 1/7  30名募集
 A方式 算数・国語、面接
 B方式 算数・国語・英語、面接
※算数・国語はA、B両方式共通問題
※面接時に「生活していた国や地域と日本との違い」について日本語による2分程度のスピーチあり。

2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大188名
 東京大48名、京都大11名、一橋大16名、東工大10名、東京医科歯科大6名、東京農工大2名、電通大2名、東京学芸大1名、首都大学東京1名、横浜国大4名、千葉大15名、筑波大8名、北海道大9名、東北大16名、防衛医科大学校6名、防衛大学校4名 他
・私立大
 早稲田大161名、慶應義塾大129名、上智大21名、東京理科大115名
 明治大50名、青山学院大6名、立教大8名、中央大30名、法政大12名 等
 国公立大医学部42名、私立大学医学部97名 

 最後に、学校説明会が、8月25日(土)、8月26日(日)にそれぞれ4回ずつあります。予約は7月9日(月)からになります。内容は全体会とテーマ別学校紹介の組み合わせになります。また、11月4日(日)の学校説明会は全体会のみになります。詳細は、 こちら   まで。

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塾対象説明会レポート:香蘭女学校

2018-06-28

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 香蘭女学校品川区旗の台にある女子の完全中高一貫校です。1888年に開校し、今年130年目を迎えました。

 キリスト教に基づく教育を行うという建学の精神を有する香蘭女学校と立教大学は、一人ひとりの生徒・学生の人間としての成長と目的として、推薦制度を通じた連携を行っています。

 立教大学へは1学年約170名の卒業生の内80名が進学しています。例年、学年順位で2/3位までの生徒が進学しています。

 香蘭女学校の特徴として、「SE学習」があります。「SE学習」とは、Self Enrichment、自己啓発のための学習のことです。生徒が自分自身で学習設計ができるようにするために設けられています。生徒は自分で考えて講座を選択し、できる限り少人数で、普通の授業ではできないこと学びます。数々のユニークな講座に先生たちも各自の特性を生かして取り組み、生徒たちも自分自身の学ぶ力の発見に喜びを感じています。


香蘭女学校の正門です。

 2019年度中学入試の変更点は、2/2午後入試を新たに設けます。国語算数の2教科で、面接は行いません。60名の募集となります。2/1入試は100名の募集になります。また、出願はすべてWEB出願となり、合格発表もWEB発表(マイページで確認)となります。

各科目から
国語
・例年、大問2題で構成→物語的な文章と論理的な文章
・長い文章を速く読み解く力が必要
・問題を読み解く=設問の流れにそって思考を進める
・文章の読み方
 ①文と文の関係、段落と段落の関係を丁寧に読み進める
 ②イメージ(推理、連想)しながら読み進める
算数
・大問数を変更する可能性あり→問いたい力に変更はない
 全体を通して、例年と問題の量、質ともに大きな変化なし
・大問1→基本的な算数の学習項目の習得を問う問題
・大問2、3→丁寧に思考を進めることで答えを導く問題
 ①誘導の示唆がある問題
 ②情報量が多い問題
社会
・大問3題で構成→3分野融合の大問2題に変更
・小学生が漢字で習う用語→漢字で解答する
・資料(地図、グラフ、表など)の読み取り問題(3分野)
・時事問題(地理・公民)→事前に要チェック
・文化の問題(歴史)
理科
・全体的にオーソドックスな問題を出題
・大問構成に変更なし
・出題の観点
 ①小学生レベルの基本的な知識、用語
 ②身の回りの科学的な現象への興味、関心
 ③教科書レベルの実験の理解(目的、方法、結果)
 ④基本的な計算力(特に比の計算)

 2019年度の大学入試結果は、東京学芸大1名、東京海洋大1名、東京農工大1名、首都大学東京2名、東京藝術大1名など国公立大に8名合格、私立大学の合格者数は、早稲田大11名、慶應義塾大3名、上智大4名、東京理科大3名などで、立教大学推薦内定者は80名でした四年制大学進学率は、94.6%でした。今年度の特徴は、特に医学、看護、薬学などの医療系に進学する理系の生徒が多くみられたことです。


香蘭女学校の校舎です。

2018年度中学入試結果
・応募者数
2科 82名、4科 340名
・受験者数
2科 78名、4科 326名
・合格者数
2科 25名、4科 165名
・合格者最低点(2科200点満点、4科300点満点)
2科 122点、4科 168点

2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 8名
 東京学芸大1名、東京海洋大1名、東京農工大1名、首都大学東京2名、東京藝術大1名、千葉県立保健医療大1名、島根大1名
・私立大
 早稲田大11名、慶應義塾大3名、上智大4名、東京理科大3名
 明治大8名、青山学院大4名、立教大88名、中央大2名、法政大4名、学習院大5名 等
 立教大学推薦80名
・卒業生数168名

 最後に、イベント一覧の詳細は、 こちら まで。

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塾対象説明会レポート:常総学院中学校

2018-06-21

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 常総学院中学校は、茨城県土浦市にある男女共学の中高一貫校です。JR常磐線荒川沖駅または、つくばエクスプレスのつくば駅からともに、スクールバスで約15分のところにあります。
 常総学院中学校はメディカルコース(医学系)とリベラルアーツコース(文理系)の2コース制になっていましたが、2018年度よりコース制からフィールド制へ変わりました。グローバルリーダーの育成を加速させるために、医学探究フィールド・科学探究フィールド・人文探究フィールドの3つに分けて、より効果的に探究活動ができるようになりました。
医学探究フィールド
・医療を取り巻くさまざまな事象から、疑問を見つけ、課題を設定し、情報を集め、整理分析し、まとめたものをプレゼンする。
科学探究フィールド
・自然界を取り巻くさまざまな事象から、疑問を見つけ、課題を設定し、情報を集め、整理分析し、まとめたものをプレゼンする。
人文探究フィールド
・人間や社会を取り巻くさまざまな事象から、疑問を見つけ、課題を設定し、情報を集め、整理分析し、まとめたものをプレゼンする。

 常総学院中学校では、論理的思考力とプレゼン能力の育成として、「1分間スピーチ」「クラスディスカッション」に取り組んでいます。
①「1分間スピーチ」
 興味・関心のあるニュースや話題からテーマを決め、1分間でプレゼンテーションをします。月1回実施される全校集会では、クラスの代表が全校生徒に向けて発表します。
 テーマ例は、「平昌オリンピック・パラリンピックでの選手の活躍を見て感じたこと(英語によるスピーチ」「私の好きな故事成語・四字熟語」「ペットの殺処分はなくすべきである」など。
②「クラスディスカッション」(年3回実施)
 世間で起きた事件事故・問題となっている事柄の中から事前にテーマを決め、調べながら自分の意見を準備します。
 テーマ例は、「学校の図書館にマンガを置くべきか」「遺伝子組み換え作物を全面禁止にすべきであるか」「メディアは真実をそのまま伝えるできか」など。

 2020年大学入試から英語の4技能「話す・聞く・読む・書く」が求められることになります。大学入試改革について話し合われる以前より常総学院中では、英語教育に力を入れてきましたが、新しい大学入試制度に対応できる英語教育システムを確立し、より成果をあげやすい英語教育環境を準備しています。
 今年度日本人の英語科のスタッフは5名ですが、ネイティブスピーカーは10名おり、生きている英語の環境をより良くしています。ネイティブスピーカーによるCE(Communicative English)の授業では、1クラスを3分割(1グループ約10人)したグループにネイティブスピーカーが1名つき、誰もが生きた英語に触れられるようにしています。授業の他の取り組みとして、JOSO TIMES(英字新聞)を生徒主体で作成することで学校生活の様子を紹介したり、英語版なぞなぞを出題して、その解答を各フロアに用意したBOXで募ったり、なじみのある話題から気軽に英語に親しんでもらおうとしています。


説明会会場の様子です。

 2019年度中学入試の変更点が3点あります。
①「※スーパーAD合格」区分を新設
②推薦・専願入試出願者で「英検4級以上」取得者は算数・面接のみで受験可能
③第1回入試の取手会場が取手ウェルネスプラザ(取手駅から徒歩3分)に変更
※「スーパーAD合格」区分とは、これまでのADクラス特待合格の上位者に出すものです。そのため、この教育プログラムを受ける「スーパーAD」の対象者は少人数で構成されることとなり、日本の最高学府である東大合格を目標にしていきます。

 平成30年度大学入試の結果は、大阪大1名、北海道大1名、東京医科歯科大1名、横浜国立大1名、筑波大4名、茨城大31名、埼玉大2名、首都大東京1名、信州大1名、防衛大10名など、国公立大95名合格、筑波大、山梨大、宮崎大の国立大医学部3名を含む、医学部医学科6名合格、私立大は、早稲田大5名、慶應義塾大4名、東京理科大20名などでした。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の常総学院中学校の累計合格実績は98%(156名受験153名合格)です。


2018年度中学入試結果
推薦・専願(12/3)
・志願者数
ADクラス27名、STクラス18名
・受験者数
ADクラス27名、STクラス18名
・合格者数
ADクラス10名、STクラス17名

適性検査型(12/9)
・志願者数
ADクラス166名、STクラス64名
・受験者数
ADクラス166名、STクラス64名
・合格者数
ADクラス 87名、STクラス52名

第1回(1/8)
・志願者数
ADクラス169名、STクラス51名
・受験者数
ADクラス167名、STクラス51名
・合格者数
ADクラス 98名、STクラス33名

第2回(1/30)
・志願者数
ADクラス33名、STクラス9名
・受験者数
ADクラス31名、STクラス8名
・合格者数
ADクラス15名、STクラス7名

・合格者最低点
推薦・専願(12/3)2科200点満点
・特待合格点     160点
・ADクラス合格点  130点
・STクラス合格点   71点
適性検査型(12/9)200点満点
・特待合格点     130点
・ADクラス合格点  107点
・STクラス合格点   60点

第1回(1/8)4科300点満点
・特待合格点     227点
・ADクラス合格点  203点
・STクラス合格点  150点
第2回(1/30)4科300点満点、2科200点満点
・特待合格点     240点(4科)、170点(2科)
・ADクラス合格点  215点(4科)、145点(2科)
・STクラス合格点  150点(4科)、110点(2科)

・受験者平均点(国語100点、算数100点、理科50点、社会50点)
推薦・専願(12/3)
国語55.2点、算数45.8点、2科合計101.0点
適性検査型(12/9)
適性Ⅰ34.7点、適性Ⅱ67.5点、2科合計102.2点
第1回(1/8)
国語79.5点、算数64.3点、理科31.6点、社会27.4点
4科合計202.7点
第2回(1/30)
国語69.8点、算数66.5点、理科23.5点、社会28.6点
4科合計189.5点


2019年度中学入試について
※2019年度より「スーパーAD合格」区分を新設し、独自の教育プログラムを提供します。「スーパーAD合格」区分とは、これまでのADクラス特待合格の上位者に出すものです。そのため、この教育プログラムを受けるスーパーADの対象者は少人数で構成「されることとなり、日本の最高学府である東大合格を目標にしていきます。

・日程・募集人員・試験科目など
推薦・専願入試 12/2
70名(ADクラス15名含む)募集
国語・算数・面接
適性検査型 12/8
40名(ADクラス10名含む)募集
適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ
第1回入試 1/7
40名(ADクラス10名含む)募集
国語・算数・理科・社会
第2回入試 1/29
10名(ADクラス若干名含む)募集
国語・算数・理科・社会または国語・算数
※ADクラスは、東大をはじめとする旧帝大レベルおよび医学部医学科の合格をめざすクラスです。スタンダードクラスよりも進度・深度ともにハイグレードな授業を展開します。


柏の葉カンファレンスセンターがある三井ガーデンホテルです。


2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 95名
 大阪大1名、北海道大1名、東京医科歯科大1名、横浜国立大1名、筑波大4名、茨城大31名、埼玉大2名、首都大東京1名、信州大1名、防衛大10名 他
・私立大
 早稲田大5名、慶應義塾大4名、東京理科大20名
 明治大11名、青山学院大4名、立教大3名、中央大14名、法政大17名、学習院大10名 等

 最後にオープンスクールや入試説明会などの詳細は、 こちら まで。

 以上です。この塾対象説明会レポートが参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!

塾対象説明会レポート:普連土学園中学校

2018-06-14

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 普連土学園中学校は、港区三田にあり、1887年にキリスト教フレンド派(クエーカー)の教えに基づいて創立された女子の完全中高一貫校です。各学年3学級の少人数教育を行っています。


中学校舎です。

 
 普連土学園中学校の特長の一つとして、「「論文科」があります。「論文科」では、大学入試小論文対策としてはもちろんのこと、その先にまで生きる力を養うべく、論理的思考力、そして自らの思考過程を的確に表現する文章力の向上を目指しています。
 高校3年生の希望者を対象に、小論文の個人指導をおこなっています。志望大学・志望学部に応じて担当教員が割り振られ、マンツーマンで小論文の学習をしていきます。一人ひとりの志望や実力に合わせてきめ細やかな指導が受けられるので、大学入試に対応できるだけの実戦的な小論文の力を身につけることが可能となっています。
 高校1〜3年生の希望者を対象に、要約の添削をおこなっています。課題はレベル分けされ常時用意しており、自主課題であるため自分のペースで進めることができます。文章の骨格となる部分を適切にまとめ表現する文章力の向上に役立っています。

 2018年度中学入試結果は、2017年度と比べて、受験者数一次28名減二次12名減三次1名減となり、合計で41名減となりました。合格者数については、一次8名減二次19名増三次3名減となりました。また、繰上げ合格一次から2名三次 から8名、合計10名でした。

 2019年度中学入試は、2月1日の午後に算数1教科の入試が新設されます。1問2点で50問の出題となります。内容は計算問題に加えて、標準的な難易度の一行文章題を幅広く出題します。解答用紙は答えのみを記述する形式で、途中過程に配点はありません。2月1日の午後入試は、20名募集となり、2月1日の午前入試が20名減り、50名募集となります。
 
 2018年度大学入試の合格者数は、国公立大16名早稲田大9名慶應義塾大11名上智大5名東京理科大14名ICU1名GMARCH74名でした。また、2018年3月に卒業した生徒131名の進学先は、国公立大10名早稲田大5名慶應義塾大11名上智大4名東京理科大4名ICU1名GMARCH15名でした。尚、今年度の四年生大学への役進学率81.7%で、理系進学率43%でした。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の普連土学園中学校の累計合格実績は75%(8名受験6名合格)です。


グラウンドです。


2018年度中学入試結果
・志願者数
一次 2/1
125名(2017年度155名、2016年度162名)
二次 2/2
423名(2017年度461名、2016年度594名)
三次 2/4
247名(2017年度284名、2016年度363名)
・受験者数
一次 2/1
119名(2017年度147名、2016年度148名)
二次 2/2
251名(2017年度263名、2016年度336名)
三次 2/4
125名(2017年度126名、2016年度172名)
・合格者数
一次 2/1
 76名(2017年度 84名、2016年度 86名)
二次 2/2
149名(2017年度130名、2016年度130名)
三次 2/4
 45名(2017年度 48名、2016年度 53名)
・入学者数
一次 2/1
 65名(2017年度 73名、2016年度 76名)
二次 2/2
 37名(2017年度 32名、2016年度 29名)
三次 2/4
 29名(2017年度 32名、2016年度 29名)
・合格最低点(一次、三次 350点満点、二次 200点満点)
一次 2/1
179点(2017年度 188点、2016年度204点)
二次 2/2
110点(2017年度 113点、2016年度137点)
三次 2/4
224点(2017年度 196点、2016年度242点)
・受験者平均点(国語100点、算数100点、理科75点、社会75点)
一次 2/1
 国語55.7点、算数53.6点
 理科42.7点、社会37.6点
二次 2/2
 国語60.0点、算数53.3点
三次 2/4
 国語60.6点、算数61.9点
 理科45.4点、社会41.9点
・合格者平均点(国語100点、算数100点、理科75点、社会75点)
一次 2/1
 国語59.0点、算数61.5点
 理科47.3点、社会41.6点
二次 2/2
 国語65.1点、算数65.2点
三次 2/4
 国語67.0点、算数76.3点
 理科51.2点、社会51.0点
・繰り上げ合格者
 一次から2名
 三次から8名


屋上庭園です。


2019年度中学入試について
・日程・募集定員・試験科目等(予定)
 1日午前4科 50名募集 国語・算数・理科・社会
 1日午前帰国生 若干名募集 国語・算数・作文
 1日午後算数 20名募集 算数(新設)
 2日午後2科 30名募集 国語・算数
 4日午前4科 20名募集 国語・算数・理科・社会
 4日午前帰国生 若干名募集 国語・算数・作文
・複数回受験のメリット
 複数回受験した生徒を点数面で優遇することはしないが、合否のボーダーにいる場合は、優遇している。また、繰り上げ合格の際は複数回受験した方を優先的に合格としている。

・国語
1日午前4科・4日午前4科
小説と説明文などの読解を通して基礎的な国語の力をみる。小説は登場人物の心情と主題、説明文は筆者の主張が読み取れるよう出題する。また、漢字は教育漢字を中心に、ことわざ・慣用句・文法などのことばの問題も出題する。出題形式は記述問題が中心となる。
2日午後2科
出題内容は1日午前4科・4日午前4科と同様だが、出題形式は記述問題が減り、選択問題等が中心となる。
・算数
1日午前4科・4日午前4科
・国語定型的なパターン問題だけでなく、基本からきちんと考える力があるかを試す問題を出題する。計算問題、定型問題に続き、会話形式の問題を1題出題する。会話形式の問題とは、途中にヒントとなるいくつかの小問をおき、それを利用して次の問題を考えていくストーリー性のある問題。途中過程にも配点しているので、途中式など解答にいたるまでの考え方を解答用紙に記すと良い。
1日午後算数(新設)
出題は2点×50問で、内容は計算問題に加えて、標準的な難易度の一行問題を幅広く出題します。解答用紙は答えのみ記述する形式で、途中過程に配点はありません。
2日午後2科
計算問題の後、1日午前4科・4日午前4科よりやや難易度の高い定型問題を複数出題する。採点方法は1日午前4科・4日午前4科と同様なので、2日午後2科も途中式など考え方を解答用紙に記すようにしよう。
・理科
小学校の教科書を中心にさらに発展した問題について、物理・化学・生物・地学の各分野からほぼ均等に出題する。グラフや表の読み取りが出題されることが多く、文章での解答を求める問題も必ず出題する。
・社会
小学校で学習する内容をもとに、さらに発展した事項も含まれる。地理・歴史・公民の各分野からほぼ均等に出題し、時事問題や資料の読み取りが出題されることもある。また、文章で解答を求める問題も出題するので、語句の意味や歴史的事件の意義を理解することも大切である。

2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 16名
 東京農工大2名、東京海洋大1名、首都大東京1名、東京芸術大1名、横浜国立大1名、筑波大1名、茨城大1名、金沢大1名、九州大1名、奈良女子大1名 等
・私立大
 早稲田大9名、慶應義塾大11名、上智大5名、東京理科大14名、ICU1名、
 明治大11名、青山学院大10名、立教大16名、中央大19名、法政大7名、学習院大11名 等
・現役進学率81.7%
・卒業生数131名


正門です。


 最後に学校説明会等の詳細は、 こちら まで。

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塾対象説明会レポート:芝浦工業大学柏中学校

2018-06-07

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 芝浦工業大学柏中学高等学校は、千葉県柏市にある男女共学の中高一貫校です。昭和55年に芝浦工業大学柏高等学校が男子校として開校しました。平成2年には男女共学となり、平成11年に中学校が開校しました。アーバンパークラインの新柏駅からと常磐線の柏駅からスクールバスが走っております。千葉の東葛地域のみならず、船橋方面からの多くの受験生が受ける学校の一つです。

 芝浦工業大学柏中学高等学校の最近の話題として、「スーパーサイエンスハイスクール」に再指定されました。前回、2004年〜2008年までの5年間指定を受け、終了後もプログラムを継続しています。また、現中1が中3になったとき、全員参加のニュージーランドホームステイ(10泊12日)を実施することが決まったようです。

 芝浦工業大学柏高等学校では「グローバルサイエンスクラス」「ジェネラルラーニングクラス」の2つのコースがあります。「グローバルサイエンスクラス」は、東大をはじめとする最難関国公立大を目指すクラスで、そうした大学に合わせて履修科目が決まっています。通常授業では、アクティブラーニングなども実施しながら、自分たちで理解し、表現することを目標としています。「ジェネラルラーニングクラス」は、国公立大、難関私大を目指すクラスです。補習なども適宜実施しながら、5教科7科目を高いレベルで学習していきます。2016年度より中学校でも「グローバルサイエンスクラス」が設置されました。入試結果をもとに成績上位者40名で1クラス編成となります。英語入試で合格した者も含みます。モーニングレッスンなどを中心に習熟度別授業も行います。

 2018年度中学入試は、全ての回志願者数受験者数とも増加しました。合格者数第1回・第2回入試で若干増加したため、実質倍率第1回2.1倍(昨年度2.1倍)、第2回4.6倍(昨年度4.3倍)となりました。第3回入試は、受験者数が昨年度の1.7倍となり、さらに合格者数を20名と絞ったため、実質倍率6.7倍(昨年度2.2倍)に上昇しました。第1回第2回入試では、英語入試(英語による口頭試問)も行われ、英検3級相当と判断した場合は10点の加点、それ以上と判断した場合には、英語力に応じてより加点を行いました。英語入試からの入学者数は7名でした。また、女子の受験生が増加し、入学者の男女比が約2:1になりました。

 2019年度中学入試は、大きな変更点はありませんが、現在思考力と問う問題の比重を増やすことを検討しています。

 2018年度大学入試合格者数は、国公立大京都大3名東工大1名、一橋大1名を含む47名(現役37名)で、昨年度より18名減少(現役11名減少)となりました。高校で「グローバルサイエンスクラス」が設置されてから、初の卒業生となりました。「グローバルサイエンスクラス」から、京都大の理学部数学科に、特色入試で合格した1名を含め合計3名の合格や、東北大のAO入試で1名合格、ロンドン大UCLへ1名合格と成果は出ているようです。
 私立大学の定員厳格化の中、早慶・GMARCHなどの合格者は増加しています。GMARCH以上の実合格率も48%(昨年度52%)で、昨年度より若干減少しましたが、約半分の生徒は、GMARCH以上の大学の合格を勝ち取っています。また、芝浦工業大学内部推薦で進学する生徒は27名で9.5%でした芝浦工業大学に内部推薦で進学する場合にも、大学に入学してから大学の授業についていけないと困るので、数学や物理ができないと推薦されません。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の芝浦工業大学柏中学校の累計合格実績は70%(61名受験43名合格)です。


芝浦工業大学柏中学高等学校の校舎です。


2018年度中学入試結果
第1回 1/23
・志願者数
 男子 672名、女子 310名、合計 982名
・受験者数
 男子 574名、女子 258名、合計 832名
・合格者数
 男子 265名、女子 134名、合計 399名※
※GS合格87名を含む
 特別奨学生 54名
・合格最低点(350点満点) 177点

第2回 1/27
・志願者数
 男子 511名、女子 232名、合計 743名
・受験者数
 男子 357名、女子 138名、合計 495名※
※GS再挑戦者含む
・合格者数
 男子 80名、女子 28名、合計 108名
※GS合格19名を含む
 特別奨学生 9名
・合格最低点(350点満点) 206点

第3回 2/4
・志願者数
 男子 319名、女子 164名、合計 483名
・受験者数
 男子 88名、女子 46名、合計 134名
・合格者数
 男子 14名、女子  6名、合計  20名
・合格最低点(200点満点) 122点


各科目からの分析・差のつく一問・2019年度入試の変更点など

国語
漢字・物語・評論の3題構成
漢字は記述型、成分や成り立ちを意識
物語は「名作シリーズ」
評論では100字程度の記述・自分の言葉で説明する
漢字や接続詞などの基本的な問題で差がつく
心情の推移や自分の読み取りなどで差がつく
ふさわしくないもの・自分の言葉で、など
100字記述は自分の言葉でまとめる・わかっているかどうかを問う形式に変更→やや差がつきだした
漢字は、同傾向で出題

算数
基本的な計算力や解法を身につけることだけにとどまらず、考える力を試す問題を出題
型にはまらない思考力を試している
1小問、2中問、3〜5大問、大問は分野の違い、途中式は一題
面倒な計算問題と3〜5の前半を確実に解くこと
空間図形で差がつくことが例年多い
記述では採点者に伝わる論理的な書き方
長い問題文を読み解く力も大切
なぜその答えになるか解法を考える力がほしい
※大問の一部について出題形式について検討中

社会
1歴史分野、2地理分野(日本地理・地形図)、3公民分野
昨年度は公民分野・地形図で差がつく問題多い
時事問題やその理解を問う問題など
表・グラフ・写真などの読み取り
15〜50字の説明問題あり
ポイントを押さえて、わかりやすく説明
問題数は少なくない。
解答しやすい分野・問題から解く習慣

理科
1生物分野、2地学分野、3化学分野、4物理分野
まんべんなく出題、総合的問題は各分野の中で問う
知識問題・実験問題・記述問題・計算問題
日常の中で、考える力
計算問題 2段階以上のもの
実験観察問題 方法や手順も
理由などを述べる記述問題
グラフや表の読み取り問題

3回目入試
課題作文(文)(理)それぞれ45分+面接
課題作文は簡易な適性検査型論述作文
面接は人物を確認する簡易なものだが、やや重視
3回目のみ受験も可。1回目、2回目を受験している場合は、加点要素として点をみる
基本的には課題作文の得点で決まると思ってよい
1回目・2回目残念に終わった生徒を別の視点から評価してとりたい→以前の結果がよい
表や文章をよみとりつつ自分の意見を書く
配点、合格最低点を公表している…HP
昨年度の合格最低点は60%


説明会会場のホール棟です。


2018年度大学入試結果(合格者数)
国公立大47名(現役37名)
 京都大3名、東工大1名、一橋大1名、東北大1名、名古屋大1名、大阪大1名、東京学芸大1名、千葉大10名、筑波大8名、横浜国大5名、埼玉大1名、首都大東京4名 等
私立大
 早稲田大43名、慶應義塾大15名、上智大25名、東京理科大53名、
 明治大57名、青山学院大16名、立教大46名、中央大40名、法政大40名、学習院大14名
 芝浦工大(一般)98名、芝浦工大(推薦)27名 等
卒業生数284名


 最後に、学校説明会の詳細は、 こちら まで。

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