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塾対象説明会レポート:芝浦工業大学柏中学校

2017-06-23

カテゴリー:塾対象説明会レポート2017,

 芝浦工業大学柏中学高等学校は、千葉県柏市にある男女共学の中高一貫校です。昭和55年に芝浦工業大学柏高等学校が男子校として開校しました。平成2年には男女共学となり、平成11年に中学校が開校しました。アーバンパークラインの新柏駅からと常磐線の柏駅からスクールバスが走っております。千葉の東葛地域のみならず、船橋方面からの多くの受験生が受ける学校の一つです。



芝浦工業大学柏中学高等学校の全景です。


 芝浦工業大学柏高等学校では「グローバルサイエンスクラス」「ジェネラルラーニングクラス」の2つのコースがあります。「グローバルサイエンスクラス」は、東大をはじめとする最難関国公立大を目指すクラスで、そうした大学に合わせて履修科目が決まっています。通常授業では、アクティブラーニングなども実施しながら、自分たちで理解し、表現することを目標としています。「ジェネラルラーニングクラス」は、国公立大、難関私大を目指すクラスです。補習なども適宜実施しながら、5教科7科目を高いレベルで学習していきます。昨年度より中学校でも「グローバルサイエンスクラス」が設置されました。中学校では「グローバル」として、英語のレベル別授業、「サイエンス」として、モーニング・イブニングでの習熟度別授業を行います。

 平成29年度中学入試は、第1回入試志願者数は若干減少しましたが、受験者数は若干増加しました。第2回入試は、志願者数、受験者数とも減少しました。第1回・第2回入試合格者数は例年並みで、倍率も昨年並みでした。第3回入試は、受験者数が減少しましたが、第1回・第2回入試の手続きが悪かったため、合格者数を多めに出しました。そのため一番合格しやすい入試となりました。第1回と第2回入試では、英語入試(英語による口頭試問)も行われ、英検3級相当と判断した場合は10点の加点、それ以上と判断した場合には、英語力に応じてより加点を行いました。英語入試からの入学者数は14名でした。

各科目からの分析・差のつく一問・変更点など
国語
漢字・物語・評論の3題構成
漢字はパズル的出題→書かせる形式
物語は「名作シリーズ」
評論では100字要約・自分の言葉で説明
漢字や接続詞などの基本的な問題で差がつく。
心情の推移や自分の読み取りなどで差がつく。
ふさわしくないもの・自分の言葉で、など
100字要約は自分の言葉でまとめる・わかっているかどうかを問う形式に変更→やや差がつきだした。
漢字は、今年の傾向で出題。

算数
基本的な計算力や解法を身につけることだけにとどまらず、考える力を試す問題を出題。
型にはまらない思考力を試している。
1小問、2中問、3〜5大問、大問は分野の違い、途中式を見る問題は一題。
面倒な計算問題と3〜5の前半を確実に解くこと。
空間図形で差がつくことが例年多い。
記述では採点者に伝わる論理的な書き方が必要。
長い問題文を読み解く力も必要。
なぜその答えになるか解法を考える力がほしい。

社会
1歴史分野、2地理分野、3公民分野
総合問題はないが、同じような力は問題の中で問う。
昨年度は公民分野・地形図で差がつく問題多い。
時事問題やその理解を問う問題など。
表・グラフ・写真などの読み取り。
15〜50字の説明問題あり。
ポイントを押さえて、わかりやすく説明
問題数は少なくない。
解答しやすい分野・問題から解く習慣

理科
1生物分野、2地学分野、3化学分野、4物理分野
まんべんなく出題、総合的問題は各分野の中で問う。
知識問題・実験問題・記述問題・計算問題。
日常の中で考える力。
計算問題 2段階以上のもの
実験観察問題 方法や手順も
理由などを述べる記述問題
グラフや表の読み取り問題

3回目入試
課題作文(文)(理)それぞれ45分+面接
課題作文は簡易な適性検査型論述作文
面接は人物を確認する簡易なものだが、やや重視。
3回目のみ受験も可。1回目、2回目を受験している場合は、加点要素として点をみる。
基本的には課題作文の得点で決まると思ってよい。
1回目・2回目残念に終わった生徒を別の視点から評価してとりたい→以前の結果がよい。
表や文章をよみとりつつ自分の意見を書く
配点、合格最低点を公表している…HP
昨年度の合格最低点は60%

 平成30年度中学入試は、第1回、第2回入試では、同じ出題傾向、GSの合格ラインは、一般の30点上になります。第3回入試は、課題作文と面接になります。英語入試は、国・算・理・社の4教科に加えて、英語による口頭試問(5分から10分程度)に加え、リスニングテスト(7分程度)も実施します。レベルは英検3級以上で、3級レベル以上と認定した場合、レベルに合わせて加点を行いますが、加点(3級で10点)の幅を増やす予定です。尚、3級未満の場合は加点を行いません。同時出願者には、ボーダーで若干の優遇を行います。

 平成29年度大学入試の合格者数は、国公立大が東京大1名、京都大1名、東工大2名を含む65名(現役48名)で、過去最高だった昨年度よりは若干減少しました。また、GMARCH以上の実合格率52%(昨年度58.5%)で、こちらも過去最高だった昨年度より若干減少しました。また、芝浦工業大学へ内部推薦で進学する生徒は34名で11.8%でした。芝浦工業大学に内部推薦で進学する場合にも、大学に入学してから大学の授業についていけないと困るので、数学や物理ができないと推薦されません。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の芝浦工業大学柏中学校の累計合格実績は70%(60名受験42名合格)です。


正門です。


平成29年度中学入試結果
第1回 1/23
志願者数
 男子 648名、女子 294名、合計 942名
受験者数
 男子 566名、女子 259名、合計 825名
合格者数
 男子 264名、女子 124名、合計 388名※
※GS合格96名を含む
 特別奨学生 54名
第2回 1/27
志願者数
 男子 493名、女子 212名、合計 705名
受験者数
 男子 312名、女子 134名、合計 446名※
※GS再挑戦者含む
合格者数
 男子 79名、女子 25名、合計 104名
※GS合格25名を含む
 特別奨学生 9名
第3回 2/4
志願者数
 男子 261名、女子 139名、合計 400名
受験者数
 男子 51名、女子 27名、合計 78名
合格者数
 男子 20名、女子 15名、合計 35名
合格最低点(350点満点)
 第1回 187点
 第2回 197点
 第3回 120点


平成30年度中学入試について
日程・募集定員・受験科目など
第1回 1/23
グローバルサイエンスクラス 約30名募集
一般クラス 約80名
国・算・理・社または国・算・理・社・英
第2回 1/27
グローバルサイエンスクラス 約10名募集
一般クラス 約45名
国・算・理・社または国・算・理・社・英
第3回 2/4
約15名募集
適性検査型課題作文、面接


平成29年度大学入試結果(合格者数)
国公立大65名(現役48名)
 東京大1名、京都大1名、東工大2名、東京外大1名、東京農工大3名、東京海洋大1名、千葉大15名、筑波大7名、横浜国大2名、埼玉大4名、北海道大1名、信州大2名、埼玉大4名、首都大東京2名、防衛大学校1名、気象大学校2名 等
私立大
 早稲田大31名、慶應義塾大14名、上智大24名、東京理科大65名、
 明治大44名、青山学院大17名、立教大41名、中央大21名、法政大48名、学習院大18名
 芝浦工大(一般)79名、芝浦工大(推薦)34名 等
卒業生数287名

 最後に、学校説明会の詳細は、こちら  まで。

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塾対象説明会レポート:東洋英和女学院中学部

2017-06-17

カテゴリー:塾対象説明会レポート2017,

 東洋英和女学院は、東京都港区六本木にある女子の中高一貫校です。カナダ・メソジスト教会によって創立され、今年で133年を迎えます建学の精神である「敬神奉仕」は、「神を敬い、互いに仕えあいなさい」というキリスト教の教えに基づいています。

 お嬢様学校というイメージが大きいようですが、実際は明るく元気で、教師、職員、生徒の距離がとても近い、ファミリーのような学校です。またすべてを女子でやるしかないので、非常に自立したしっかりした生徒も多いです。しっかりした宗教教育を基に、自分を愛するように他者も愛するという考えから、様々な個性をもった生徒を学校全体として受け入れる包容力もあります。学校側も教師・卒業生よるチューター補習制度、進路指導、生活サポート、心のケアと手厚いきめ細かい指導をしており、保護者様からも好評を得ております。

 133年の伝統を生かしつつも「教育は継続」を合言葉に、目先のものだけにとらわれない、生徒・保護者のニーズにしっかり応える教育を今後も続けたいと思っています。

 平成29年度中学入試結果は、平成28年度と比べて、受験者数A日程33名減(―12%)B日程24名減(―8%)となりました。合格者数については、A日程95名B日程54名でほぼ例年通りでした。実質倍率は、A日程2.6倍(昨年度3.0倍)B日程4.9倍(昨年度5.7倍)例年と比べ合格しやすい入試となりました。
 平成30年度中学入試では、面接開始時間を早め、系列も増やし迅速化を図ります

 進学状況については、難関大学を目指す生徒が多い中で、東京藝術大学をはじめ、芸術系の大学を志し、毎年合格する生徒が見られます。今年度も東京藝術大学は現役1名、既卒者1名、合わせて2名合格しています。また数年に一人は宝塚音楽学校への合格も見られます。医学部を目指す生徒が例年多く、近年はそれ以外の理系学部への志望者も増加傾向にあり、「リケジョ」の世相が反映されていると感じます。ここ数年の傾向として、初めから日本の大学には目を向けず、海外の大学進学に絞って挑戦し進学を切り開いていく生徒も増えています。現役進学率は約82%でした。尚、今年度の東洋英和女学院大学合格者数28名進学者11名でした。東洋英和女学院大学への院内推薦があります

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の東洋英和女学院中学部の累計合格実績は67%(3名受験2名合格)です。



東洋英和女学院の正門です。


平成29年度中学入試結果
応募者数
A 2/1 261名(H28年度 306名、H27年度 372名)
B 2/3 518名(H28年度 549名、H27年度 530名)

受験者数
A 2/1 245名(H28年度 278名、H27年度 307名)
B 2/3 265名(H28年度 289名、H27年度 267名)

受験率(実受験者数÷応募者数)
A 2/1 93.9% (H28年度 90.8%、H27年度 82.5%)
B 2/3 51.2% (H28年度 52.6%、H27年度 50.4%)

合格者数
A 2/1  95名(H28年度 94名、H27年度 98名)
B 2/3  54名(H28年度 51名、H27年度 36名)

A日程 H29年度 2/1、H28年度 2/1、H27年度 2/2
B日程 H29年度 2/3、H28年度 2/3、H27年度 2/3

合格最低点(320点満点)
A 2/1 211点(H28年度 203点、H27年度 213点)
B 2/3 228点(H28年度 213点、H27年度 231点)

合格者平均点(国語100点、算数100点、社会60点、理科60点)
A 2/1 国語76.0点、算数77.0点、社会37.8点、理科37.5点
B 2/3 国語72.0点、算数73.0点、社会45.5点、理科50.8点

平成28年度
A 2/1 国語66.9点、算数68.4点、社会46.1点、理科38.9点
B 2/3 国語67.1点、算数72.0点、社会48.0点、理科41.8点

平成27年度
A 2/2 国語71.5点、算数72.0点、社会39.7点、理科40.1点
B 2/3 国語82.9点、算数74.7点、社会42.8点、理科43.3点

4教科合計得点率
A日程
合格者平均71.3%(H28年度 68.9%、H27年度 69.8%)
B日程
合格者平均75.4%(H28年度 71.5%、H27年度 76.2%)


<国語>
A日程
正答率の高かった問題
問八 問十三
正答率の低かった問題
問十四 問十五

B日程
正答率の高かった問題
二 問十
正答率の低かった問題
一 問一(漢字書き取り)家屋、火事場
  問十一 アイエの誤答多い
二 問六 エの誤答多い 問七 問八

<算数>
A日程
正答率の高かった問題
1 2 4 6(1)(2) 8(1)
正答率の低かった問題
6(4) 7 8(2) 9

B日程
正答率の高かった問題
1 2(1)〜(3) 5 7(1) 8(1)
正答率の低かった問題
3 4 6 7(3) 8(2)

<社会>
A日程
正答率の高かった問題
1(歴史)問2 問3 問9 問11BC
2(公民)問7
3(地理)問2(1)a(2)b 問3 問5(1)(2) 問7
正答率の低かった問題
1(歴史)問7
2(公民)問3 問5 問6
3(地理)問2(1)b(2)a 問6

B日程
正答率の高かった問題
1(歴史)問5 問8 問9 問10 問11 問12 問15(2)
1(地理)問1 問2(1)(2) 問3(1) 問4 問15(3) 問19 
2(公民)問4 問6 問7
正答率の低かった問題
1(歴史)問7 問13 問15(1)
1(地理)問17(1)
2(公民)問1(2)

<理科>
A日程
正答率の高かった問題
1(4)(5) 4(1)(2)
正答率の低かった問題
1(1)(6) 2(3) 3(3)②

B日程
正答率の高かった問題
1(4) 2(3)(5) 4(3)
正答率の低かった問題
1(3) 4(7)

平成29年度入試結果に対する各科目からのコメント
<国語>
出題方針
・文章題によって、
 ①豊かな言語生活を送れているか、
 ②読解力の背後にある「他者理解への深まり」がどれほどか、などを見る。
出題内容(100点満点 45分)
・文章題が中心(7,000字程度)
・ジャンルは特に決めていない
・自分の言葉で説明する記述問題
採点のポイント
・漢字の問題は、毎年5〜7題程度出題。
 ○楷書を基本とし、とめ・はね・はらい も見ている(不正確なものは減点の対象になる)
・記述問題は、自分の言葉で適切に表現できているかを問う。
 ○採点は、ポイントとなる要素に分けて、その内容が満たされているかを見る。
 ○記述解答の中の誤字・脱字等は、既習の漢字の場合は減点対象となります。

<算数>
出題方針 
・基本的な計算力
・問題を理解する力、論理的思考力
・問題文を式や図に正確に表す力
出題内容(100点満点 45分)
①計算問題
②簡単な文章題(穴埋め問題)
③面積
④文章題(4題程度)
⑤体積
⑥グラフ
出題傾向と対策
①基本的な計算問題
 計算問題が3問出題される。
②□の穴埋め問題(小問集合)
 速さ・平均・割合・場合の数など基本的な問題が5問出題される。
③面積問題
 マス目の中に図がある問題が出題される。
 図形を計算しやすい形に分けたり、図形を移動したり、上手に工夫する必要がある。
④以降の問題
 体積問題
高さ、体積、容積に関するさまざまなタイプの問題が出題される。特にどのような立体か正しく把握することを苦手とする受験生が多く、得点が伸び悩むことが多くある。定期的に体積や立体に関する問題に触れ、苦手意識をなくしていくことが必要である。
 グラフの問題
グラフの問題では問題設定を正確に読み解くことと、それぞれの事柄とグラフの形の結びつきをきちんととらえることが必要になる。頻出問題なので、過去の問題を確認し傾向をとらえておく必要がある。類似問題も演習し、慣れておくとよいでしょう。
 その他の問題
それ以外にも比や約束記号、条件整理、基本的な公式等を応用した問題など様々な問題を出題する。普段の演習から幅広い分野に触れておく一方で、1枚目の問題を速く正確に解き、2枚目に時間をとれるようにしておくことも必要である。


<社会>
出題方針
①基礎知識の確認
②本文や設問の文章を読み解く力
③資料を理解し、筋道立てて考える力
④社会に対する興味・関心
 ⇒知識の深い理解+思考力
出題内容(60点満点 30分)
 60点満点のうち 歴史 22〜23点、地理 22〜23点、公民 15点となる。
出題内容と傾向
 歴史分野 歴史の流れ、各時代の特徴、出来事のつながり
 地理分野 日本の地形・気候・産業のつながり、日本と世界の関わり
 公民分野 日本国憲法、日本の政治・国際政治の基礎知識、時事問題
出題の傾向と対策
①基本的な用語を正確に理解する。
②社会の出来事に関心を持つ。
③文章を読み解く。
④資料を読み取り、筋道を立てて考える。
⑤漢字の使用と減点について
教科書等で漢字表記されている用語は漢字で解答することを原則としている。用語の漢字の書き間違いは減点している。論述問題の答案に中にある用語も、同様の基準で減点する。ただし、漢字の難易度や問題の内容によっては、この通りにしないこともある。また論述問題の答の中で使う一般的な語については、必ずしも全てを漢字で答える必要はないが、小学生で学習する漢字を基準として採点している。
⑥論述問題の練習をする。


<理科>
出題方針・・・4つの力を確認する出題
①基礎知識の力
②問題文の読解力
③筋道を立てて考える力
④データを読み取る力
出題内容(構成)(60点満点 30分)
①大問4つ(物理・化学・生物・地学)
②地学の配点が少なめ
③基本問題と実験考察問題
採点のポイント
①問題の性質や難易度で傾斜配点
②部分点がある問題
 ●説明する記述問題
 ●グラフや図の作図問題
③小学校6年生まででならっている漢字は使用して答えること。
④解答欄には単位が入っている。
出題傾向と対策
①基礎力の定着
②実験や観察をし、自分の言葉で説明できること
③問題文を読み込む読解力、イメージ力



東洋英和女学院の校舎です。


平成30年度中学入試について
・大きな変更点はありません。
・両日程共に面接開始時間を早め、系列も増やして迅速化を図ります。

平成29年度大学入試結果(合格者数)
国公立大…19名(H28年度15名)
 東工大2名、東京農工大1名、一橋大1名、東京医科歯科大1名、東京外大1名、東京藝術大2名、千葉大2名、北海道大1名、首都大東京1名、横浜国立大1名 等
私立大
 早稲田大20名、慶應義塾大29名、上智大33名、東京理科大5名
 明治大16名、青山学院大21名、立教大27名、中央大9名、法政大11名、学習院大8名 等
 東洋英和女学院大28名(進学者数11名)
卒業生数182名

 最後に、オープンスクール7月1日(土)にあります。オープンスクールの詳細は こちら を、学校説明会等の詳細は こちら を御覧ください。

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夏期講習120%活用法

2017-06-15

 来る7月2日(日)10:30〜12:00で、父母向け無料公開セミナー「中学受験の基礎講座 第5回 夏期講習120%活用法」( PDF  をエクセレントゼミナール  にて開催いたします。

 小6はもちろん、他学年にとっても夏期講習は通常授業の3〜4か月分の学習量を確保できる重要な学習機会です。今回のセミナーの主要テーマは、4つです。

 

脳科学からみた効果的な勉強法」をご紹介し、夏期講習での学習内容の定着と効果的な反復練習のノウハウの確立に役立てていただく。

 

中学受験および私立中高生の学習に役立つ市販参考書(小学生〜高3)を一覧資料にしてご紹介する。

 

小学生の夏の自由研究に役立つ理科観察実験マニュアル集を配布する。

 

エクセレントゼミナールの夏期講習の詳細カリキュラムを配布し、各学年ごとに簡便にスケジュールをご説明する。

 

「中学受験の基礎講座」はどなたでも受講可能な無料公開セミナーです。参加ご希望の方は、参加申込書をダウンロード( PDF )してからプリントアウトし、申込書に記入後、エクセレントゼミナールへFAX(04―7148―4617)していただければお申し込み受付が完了いたします。もちろん、お電話(04―7148―4619)でも参加申し込みを受け付けております(午後2時〜9時30分)。飛び込み参加も大歓迎ですので、奮ってご参加ください!

 

夏休みを有益な時間に変えるためにも、多くの方のご参加をお待ちしております!! このセミナーに参加してみたいと思った方はぜひ応援クリックをお願いいたします!!

 

塾対象説明会:三輪田学園中学校

2017-06-09

カテゴリー:塾対象説明会レポート2017,

 三輪田学園中学校は、千代田区九段北にある女子の完全中高一貫校です。1887年に開校し、今年130周年を迎えました。これを大きなターニングポイントにしたいと考え、新しいロゴをデザインしました。

 また、キーワードは「つながる」とし、「誠実でだれとでも『つながる』ことができ、自らの人生を切り拓いて生きる、「徳才兼備」の女性」を育てるという「ディプロマポリシー」を掲げ、このディプロマポリシーを達成するため、カリキュラムには以下のような特徴があります。

 1.5つのチカラをしっかり育てる

「つながる」チカラを育てる

(1)世界に興味関心を持ち、学び続けるチカラ

(2)問題を解決する論理的思考力

(3)リーダーシップとフォロワーシップ

(4)対話するチカラと共感するチカラ

(5)確かな職業観に基づく人生設計力

2.行事や道徳教育を通して、「つながる」チカラを育てる。

3.中学段階で基礎基本を徹底的に身につけ、それを高校段階でさらに発展させる、中高一貫校ならではの学力形成をおこなう。

4.知的好奇心を刺激する授業や本物に触れる行事を、発達段階や学習段階に最適な時期に実施する。

5.「つながる」ためのツールとしての英語力、発信力、協働性などを養う。

 このカリキュラム・ポリシーのもとに、こんなお子さんに入学してほしいと考えています。

1.さまざまな経験を通して、他の人と「つながりたい」と思う人。

2.「なぜだろう?」「もっと知りたい!」という気持ちを持ち、Sense of Wonder を抱く経験がしたいと思う人。

3.三輪田の校訓「誠のほかに道なし」をしっかり理解し、何事にも誠実に向き合おうとする人。

 平成29年度中学入試の結果は、応募者数、受験者数は昨年並みでした。繰り上げ合格については、昨年度はなかったのですが、今年度は各回から出しました。第3回入試を2月4日から2月3日へ1日早めました。

 平成30年度中学入試は、第1回入試(2月1日)に午後入試が新設されます。国語・算数の2教科で20名の募集となります。午前入試は72名の募集となります。また、帰国生の応募資格が1年以上海外に在住し、帰国後3年以内の者に変更になります

 平成29年度大学入試の結果は、国公立大学が東京農工大、東京医科歯科大など15名合格、早稲田大14名、慶應義塾大5名など早慶上理+MARCHが177名の合格でした。また、医・歯・薬・看護医療系が83名合格(国立・大学校3名)で、そのうち33名が薬学部、看護が37名です。医・歯・薬・看護医療系へは21名が進学しています。医学部医学科1名、国立薬学部を含んでいます。理工系は63名、農・生物系は70名合格しています。


三輪田学園の校舎です。

 

平成29年度中学入試結果

応募者数

第1回 2/1

2科生 33名、4科生 171名(H28年度 2科生 29名、4科生 158名)

第2回 2/2

2科生 45名、4科生 223名(H28年度 2科生 36名、4科生 228名)

第3回 2/3(H28年度までは2/4に実施)

4科生 215名(H28年度 4科生 233名)

帰国生の応募はなかった。

受験者数

第1回 2/1

2科生 32名、4科生 153名(H28年度 2科生 27名、4科生 149名)

第2回 2/2

2科生 22名、4科生 106名(H28年度 2科生 19名、4科生 103名)

第3回 2/3

4科生  63名(H28年度 4科生  71名)

合格者数

第1回 2/1

2科生 23名、4科生 114名(H28年度 2科生 21名、4科生 113名)

第2回 2/2

2科生 11名、4科生  82名(H28年度 2科生 12名、4科生  75名)

第3回 2/3

4科生 25名(H28年度 4科生 38名)

繰り上げ合格者数

非公表

・合格者最低点(第1回、第2回入試は200点満点、第3回は300点満点)

第1回、第2回入試の合格者の決定方法は、2科生は国・算の合計点を得点とし、4科生は4科合計点を1.5で割った得点と国・算合計点の高い方の得点を採用し、得点順に合格者を決める。

第1回 127.0点(H28年度 115点)

第2回 115.0点(H28年度 118点)

第3回 213点(H28年度 170点)

合格者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)

第1回 国語72.8点、算数78.8点、社会30.5点、理科26.8点

2科157.8点(2科生)、150.3点(4科生)、

4科150.5点(2科換算の得点)

第2回 国語77.0点、算数62.4点、社会26.6点、理科25.7点

2科147.5点(2科生)、138.3点(4科生)、

4科138.6点(2科換算の得点)

第3回 国語85.6点、算数82.8点、社会36.8点、理科29.8点

2科168.5点、4科235.1点

受験者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)

第1回 国語69.1点、算数72.1点、社会29.6点、理科25.4点

2科141.1点、4科140.9点(2科換算の得点)

第2回 国語72.0点、算数56.5点、社会26.0点、理科24.9点

2科128.5点、4科130.0点(2科換算の得点)

第3回 国語78.3点、算数66.1点、社会30.5点、理科24.8点

2科144.4点、4科199.6点

 

第1回入試 国語

1.分野別得点率

 漢字の読み書き    80.1%

 副詞の空所補充    91.4%

 語彙・表現の記号選択 79.1%

 事実関係の記述    62.2%,80.5%

 心情の記述問題    40.9%,41.8%

 比喩表現の抜き出し  38.8%

・漢字の出来はよかった。

・記述問題は出題意図によって差が付いた。

・頻出の空所補充問題は十分な対策ができていた。

・ポイントとなった問題は 3

2.記述問題の難易度

 30字記述    62.2%,40.9%

 20字記述    68.2%

 15字記述    42.2%

 10字記述    80.5%

・字数と得点率に有意な関連は見られなかった。

・似たような字数でも大きな差が出るのは

・単なる事実関係でなく、人物の心情を場面に沿って考えられるかどうか。

3.ポイントとなった分野は

 国語で得点を伸ばせなかった層の分野別得点率。

(65〜72点の層と全体平均との比較)

 副詞の空所補充や抜き出しでは差がない。

 漢字も平均とほぼ同レベルの得点率。

 語句の知識では若干上回っていた。

 心情記述で有意な差がついていた。

 漢字・語句の知識は前提。長文を読みこなし、文脈に沿った心情理解をする力が必要。

国語で見たい力

 まとまった分量の本文を読みこなす力

 漢字の力+語句の知識=語彙力

 「論理的」に文章を読み解く力

 「世界」と「人間」への感受性


 第3回入試 算数

正答率(全受験生)

1.計算

(1)95.2%

(2)92.1%

(3)82.5%

2.小問

(1)50.8%

(2)73.0%

(3)81.0%

   42.9%

(4)71.4%

(5)30.2%

(6)61.9%

   33.3%

3.立体

(1)82.5%

(2)81.0%

(3)71.4%

(4)63.5%

4.グラフ

(1)81.0%

(2)60.3%

(3)47.6%

(4)36.5%

5.点の移動

(1)50.8%

(2)36.5%

 受験生に期待する力

1.正確な計算力

  小数・分数を含む四則計算

  計算順序をきちんと把握

  円周率は3.14で計算(円周率は必ず出題)

2.正確に読み取り、理解する力

  公式に頼らないで考える、解答する習慣

3.考え方を表現する力

  途中の計算を必ず書く(走り書きで済まさない)

  後で見直したときに、解答の流れが読み取れるように記述

4.全体像を視覚的にとらえる力

  グラフ・表からの読み取り

グラウンドです。

 

平成30年度中学入試について

募集定員

第1回 2/1 72名募集 2科・4科選択 帰国生入試も実施

第1回 2/1午後 20名募集 2科

第2回 2/2 55名募集 2科・4科選択 帰国生入試も実施

第3回 2/3 25名募集 4科

帰国生は2科+保護者同伴面接

・複数回繰り上げ合格となった場合は、正規合格とする。

・複数回受験者は繰り上げ候補の上位になる。

 

変更点

2/1午後入試を新設

 国語・算数の2教科で20名募集とする。

 2/1午前入試は72名募集となる。

帰国生の応募資格を1年以上海外に在住し、帰国後3年以内の者

 

国語

7000字以上の長文1題、もしくは中位の長さの文章を2題出題する。

漢字の読み書きを、15〜20題程度出題する。

内容の読み取りについては、部分的な読み取りの他に、全体の内容を問う問題もある。

30〜50字程度の記述問題も出題する。

接続詞(「しかし」「そして」など)や副詞(「まったく」「かなり」など)の空所補充問題は頻出。

慣用句の類は、本文に即した形で出題する。単独で出題することはない。

算数

出題傾向は変わらない。

1枚目は、計算問題と標準的な知識を問う文章題を5〜6題ほど出題する。公式を理解し、使いこなせるようにした上で、類題を何度も繰り返し解いて練習してください。その際、計算間違いもしないように気をつけて取り組んでください。

2枚目は、応用問題を3題出題する。例年、グラフや表を使った問題、立体、平面図形の問題などを出題している。ここでは途中式を書くので、普段から答えを導くまでの考え方(式や図)を書く習慣をつけてください。

グラフを利用する問題と円周率(3.14)を使う問題は、すべての回に出題します。周の長さや面積を求める計算が、確実にできるようにしておきましょう。

社会

出題範囲・傾向は変わらない。地理・歴史・公民の各分野からまんべんなく出題する。

今年も「これだけは覚えておこう!」というプリントを配布するので、ぜひ活用してください。

都道府県名や庁所在地を問う問題は、今後も必ず出題する予定なので、正しい漢字と地図上の位置がわかるようにしておいてください。地理だけで出題されるとは限らない。

グラフや資料の読み取り、論述問題も出題する。これらの問題に対応するためにも、過去問をしっかり解いておいてください。

時事問題も出題する。日頃から社会の動きにも気を配っておいてください。

理科

物理・化学・生物・地学の各分野から出題する。小学校の教科書に載っている内容を、実験や観察も含めてよく理解しておくことが大切である。

実験や観察の目的、それに用いる器具や薬品、生物の例なども含めてしっかりと理解しておこう。

昨年度は、実験や観察の結果がどうなるか、また、そこから何が分かるかを記述する問題も出題した。

身のまわりに見られる自然現象、新聞やニュースで報道されるような科学的な話題にも目を向けてください。

表やグラフを正しく読み取った上で考えるタイプの問題や基本的な計算問題も出題するので、暗記に偏ることなく、考えながら学んでいく学習を心がけてください。

 

講堂です。

 

平成29年度大学入試結果(合格者数)

国公立大 15名(H28年度10名)

 北海道大1名、東京農工大3名、首都大学東京2名、東京医科歯科大1名、東京海洋大1名、東京学芸大1名、千葉大1名、筑波大1名、横浜国立大1名 等

私立大

 早稲田大14名、慶應義塾大5名、上智大15名、東京理科大9名

 明治大27名、青山学院大8名、立教大46名、中央大7名、法政大37名、学習院大9名 等

卒業生数162名  

 最後に、OPEN SCHOOL6月24日(土)14:00〜16:00で行われます。OPEN SCHOOLでは、授業体験やクラブ体験などができます。予約は こちら まで。説明会等の詳細は、こちら  まで。

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失敗しない学部・学科選び2017

2017-06-06

 来る6月25日(日)10:30〜12:00にエクセレントゼミナールにおいて、無料公開セミナー「大学受験の基礎講座 第3回:失敗しない学部・学科選び」(PDF を開催いたします。

 

 大学受験では、志望の学部や学科を絞り込んでおくことが必須です。なぜならば、特に理系志望者においては、選んだ学部や学科で受験科目が変わってくるからです。ところが近年、私大では新しい学部や学科の新設が相次ぎ、学部や学科の名称からだけでは、入学してからどのような研究をするのか、どのような職業につくことが多いのかなどについて受験生がイメージできない学部・学科が増えたといえます。

 

 ちなみに、50代ぐらいの保護者世代にあまりなじみの無い学部を抜粋して挙げてみると・・・・・

 

慶應義塾大学 総合政策学部

慶應義塾大学 環境情報学部

早稲田大学文化構想学部

早稲田大学基幹理工学部

早稲田大学創造理工学部

早稲田大学先進理工学部

早稲田大学人間科学部

早稲田大学国際教養学部

早稲田大学スポーツ科学部

・明治大学 国際日本学部

・明治大学 情報コミュニケーション学部

・明治大学 総合数理学部

青山大学教育人間科学部

青山大学総合文化政策学部

青山大学社会情報学部

立教大学コミュニティ福祉学部

立教大学異文化コミュニケーション学部

立教大学現代心理学部

・中央大学 総合政策学部

法政大学キャリアデザイン学部

法政大学人間環境学部

法政大学情報科学部

法政大学現代福祉学部

法政大学グローバル教養学部(GIS)

法政大学国際文化学部

 

 のように、履修内容がわかるようなわからないような学部がかなり多いことにビックリします(笑) ある意味、昔ながらの古典的な学部構成では対応できない研究領域が増えたことが理由なので、時代の要請ともいえるのですが・・・・・受験を専門にしている私はある程度のイメージは湧きますが、会社の人事担当者で無い限りはその学部で何の勉強をしているのかわからないのではないでしょうか(笑)

 

 しかし、大学受験生にとってはそんなことは言っていられません。といっても、自分が何をやりたいか、将来どのような道に就きたいか、がイメージできている高3はおどろくほど少ないのが実情です。そして、リベラルアーツ教育をしている大学が数少ないのも事実です。ちなみに・・・・・・「リベラルアーツ」という言葉の意味がピンとこなかったあなたは、古き良き時代の大学の学部イメージしか持っていない私のお友達です(爆笑)

 

 今回の大学受験の基礎講座は、「失敗しない学部・学科選び」と題して、学部系統別に昨今の学部・学科の改変トレンドをまとめてみました。大学に入学してから、「こんなはずじゃなかったのに・・・」というミスマッチを起こさないためにも、自分が将来どのようなことをやりたいかを掘り下げるためにも、学部・学科をきちんと把握して、大学入試へのモチベーションを高めてもらいたいと考えています。エクセレントゼミナールの「大学受験の基礎講座」は、大学受験を真剣に考える生徒本人と保護者を対象にした無料公開セミナーで、塾の売り込みや勧誘などは行っていませんので、興味のある方の参加をお待ちしております(笑)なお、事前申し込みをしていない方の飛び込み参加も大歓迎です!!

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