麗澤中学校は、千葉県柏市にある男女共学の中高一貫校で、1935年(昭和10年)に道徳科学専攻塾(麗澤大学・高校等の前身)が開設されました。JR南柏駅からバスで約5分のところにあります。今年度より南柏駅からの直行便が朝9本、夕方10本運行されています。また、南柏駅や東武野田線新柏駅から徒歩で通っている生徒もおり、千葉県のみならず、埼玉・茨城・東京からの生徒も多くの生徒が通っています。
6年間のコース制「叡智コース」がスタートして今年で8年目となります。叡智コースには「アドバンスト叡智コース(AEコース)」と「エッセンシャル叡智コース(EEコース)」の2コースがあります。AEコースは、東京大学をはじめとする最難関国立、国立医学部への進学を目指します。高度な教科学習を基盤としながら、より洗練された広い深い学びを培います。EEコースは、高1までは共通カリキュラムで学んだ上で、高2から目標進路別のクラス編成を行い、志望進路の実現を図ります。叡智TKコースの目標大学は、難関国立大学・国公立医学部。叡智SKコースの目標大学は、難関私立大学と国公立大学です。
麗澤中学・高等学校の正門です。
2022年度中学入試では、第1回・第2回入試で、英語の変更がありました。英検3級以上という受験資格がなくなったため、志願者数が21名から45名に増加し、合格者数も5名から13名に増加しました。
受験者数は、全ての入試回で2021年度より増加しました。受験者数が増加したことにより、実質倍率も全ての入試回で上昇しました。2022年度入試は厳しい入試となったようです。
2023年度中学入試の変更点は、3点あります。
①募集定員の変更
140名から10名増えて150名の募集となります。
AE55名(+5名)、EE95名(+5名)
②学外会場が変更
第1回・第2回 市川会場→船橋会場(ホテルフローラ船橋)
第3回・第4回 市川会場(市川グランドホテル→山崎製パン企業年金基金会館)
③特別奨学生の募集内訳の変更
第1回(第1種・第2種のAEコース募集人数):10名→8名
第2回(第1種・第2種のAEコース募集人数):5名→7名
麗澤中学・高等学校の校舎です。
2023年度中学入試
・日程、募集定員
第1回 1/21午前 60名(AE25名、EE35名)
第2回 1/25午前 55名(AE20名、EE35名)
第3回 1/28午後 20名(AE 5名、EE15名)
第4回 2/1午後 15名(AE 5名、EE10名)
・受験科目
第1回、第2回
AEコース
国語・算数(各120点満点)、理科・社会(各50点満点)
EEコース
国語・算数(各100点満点)、理科・社会(各50点満点)または、
国語・算数(各100点満点)、英語(50点満点)
理科・社会選択者と英語選択者は別基準で合格を判定する。
第3回、第4回
AEコース・EEコース共通
国語・算数(各100点満点)
・複数回の受験生に対する優遇
複数回受験者で、第1回を受験した者については、第2回〜第4回入試のEEコースの合否判定に際し、優遇(総合点に5点加点)
・各回の成績上位合格者に、特別奨学生合格があります。
第1種奨学生:初年度80万円支給(50万円+入学金相当額)2、3年度50万円支給
第2種奨学生:初年度60万円支給(30万円+入学金相当額)2、3年度30万円支給
第3種奨学生:初年度30万円支給(入学金相当額)
第1種、第2種は、原則として3年間(毎年資格審査を行う)。第3種は初年度のみ。
・第1回・第2回入試では、本校会場に加えて、船橋会場の入試を行います。
・第3回・第4回入試では、本校会場に加えて、市川会場の入試を行います。
大学入試結果は、国公立大の現役合格者数は29名で、2021年度の33名から4名減少しました。また、早慶上理ICUの現役合格者数は42名、GMARCHの現役合格者数は138名でした。
食堂「けやき」です。
ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の麗澤中学校の累計合格実績は79%(29名受験23名合格)です。
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