重大ニュース2021 その4:今から何年前
2021-12-09
カテゴリー:重大ニュース2021
あるできごとが起きてから今年でちょうど何年目、という節目の年のできごとが、入試では出題されることがよくあります。今回は重大ニュース2021のその4として、「今から何年前」を掲載します。それでは、いつものように簡単なテストをしてみましょう。
「重大ニュース2021 その4:今から何年前 問題」
①今から800年前の1221年、後鳥羽上皇は、全国の武士に、鎌倉幕府の執権北条義時を討てと命令しました。この朝廷が起こした戦いを何といいますか。〇〇の乱の〇〇に入る漢字2字を答えなさい。
②今から200年前の1821年、ある人物が、全国の海岸線を歩いて作った正確な日本地図が完成しました。この人物の名前を漢字4字で答えなさい。
③今から150年前の1871年、明治政府は中央集権国家をつくるため、全国の藩を廃止し、府や県をおきました。この政策の名前を漢字4字で答えなさい。
④今から70年前の1951年、アメリカで第2次世界大戦の講和会議が開かれ、日本は連合国48か国と平和条約を結びました。この講和会議が開かれたアメリカの都市の名前をカタカナ8字で答えなさい。
⑤今から10年前の2011年3月11日、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の大地震が起きました。この地震の最大震度は7で、宮城県栗原市で記録しました。この地震による災害を漢字6字で答えなさい。
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「重大ニュース2021 その4:今から何年前 解答と解説」
①承久(じょうきゅう)の乱・・・・・この戦いは鎌倉幕府側が勝利しました。戦いに負けた後鳥羽上皇は、島根県の隠岐(おき)に流されました。また、戦いの後、鎌倉幕府は京都に六波羅探題(ろくはらたんだい)をおき、朝廷の監視や西国の御家人の取り締まりを行いました。
②伊能忠敬(いのうただたか)・・・・・この地図は「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」といいます。伊能忠敬は17年かけて全国の海岸線を歩いて測量しました。残念ながら、完成する前に亡くなってしまいました。
③廃藩置県(はいはんちけん)・・・・・中央集権国家を目指す明治政府は、廃藩置県の2年前に版籍奉還(はんせきほうかん)を行いました。版籍奉還では、土地(版)と人民(籍)を朝廷に返しましたが、それまで藩を治めていた大名がそのまま知藩事となり、藩を治めたのであまり効果がなかったようです。廃藩置県では、全国に約300あった藩を廃止し、3府(東京・京都・大阪)と302県をおきました。当初は、藩をそのまま県としたため、県が300ほどになってしまいました。
④サンフランシスコ・・・・・サンフランシスコ平和条約とは、第二次世界大戦後の平和条約で、日本国と連合国各国の平和条約です。この条約により、連合国による占領は終わり、日本は独立を回復しました。また、平和条約調印の直後、アメリカと日米安全保障条約を結びました。
⑤東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)・・・・・この地震は「東北地方太平洋沖地震(とうほくちほうたいへいようおきじしん)」といいます。この地震によって、巨大な津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしました。また、津波以外にも、地震の揺れや液状化現象、地盤沈下(じばんちんか)、ダムの決壊(けっかい)などによって、北海道から関東南部までの広い範囲で被害が発生しました。