重大ニュース2020 その5:理科関連の時事問題その1
2020-12-21
カテゴリー:重大ニュース2020
今回は理科関連の時事問題のうち、宇宙関連などを中心に掲載します。理科関連の時事問題を出題する学校は年々増えていますから、東邦大学付属東邦中のように毎年出題する学校以外にも出題されることもあると思います。受験生の皆さんは特に注意をしておきましょう。それでは、いつものように簡単なテストで確認してみましょう!!
「重大ニュース2020 その5:理科関連の時事問題その1 問題」
①2020年1月17日、地質時代のうち約77万4000年前から約12万9000年前までの時代を「チバニアン」と命名されました。日本の地名にちなんでつけられたのは初めてです。時代を分ける境界がよくわかる地層がある千葉県の都市の名前を次のア〜エから選びなさい。
ア:千葉市
イ:市川市
ウ:市原市
エ:船橋市
②2020年5月21日、種子島宇宙センターから、H―ⅡBロケットにより宇宙ステーション補給機(HTV)が打ち上げられました。今回が9号機となり、9回連続で成功しました。この宇宙ステーション補給機の愛称を次のア〜エから選びなさい。
ア:きぼう
イ:こうのとり
ウ:かぐや
エ:あかつき
③2020年6月21日の夏至の日に、日本の各地で日食が観測されました。日食は昨年も2度見ることができました。次に日本で日食が見られるのは、3年後の2023年4月20日です。今回観測された日食の種類を次のア〜エから選びなさい。
ア:部分日食
イ:金環日食
ウ:皆既日食
エ:金環皆既日食
④2020年7月2日未明、関東地方などで火球がみられ、その破片とみられる隕石(いんせき)が千葉県に落下しました。この隕石の名前には、初めに発見された都市名がつけられました。この隕石が初めに発見された都市の名前を次のア〜エから選びなさい。
ア:千葉市
イ:柏市
ウ:松戸市
エ:習志野市
⑤2020年10月6日、太陽系のある惑星が地球に最接近しました。この惑星とは約780日(2年2か月)ごとに最接近します。この惑星の名前を次のア〜エから選びなさい。
ア:水星
イ:金星
ウ:火星
エ:木星
成績はいかがでしたか? 2020年12月には「はやぶさ2」がミッションを終えて、地球に帰還しました。小惑星「リュウグウ」から砂を持ち帰ることに成功しましたので、「はやぶさ2」関連の内容も確認しておくと良いでしょう。
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「重大ニュース2020 その5:理科関連の時事問題その1 解答と解説」
①ウ・・・・・「チバニアン」は新生代第四期更新世の中期を表し、「ホモ・サピエンス」が生まれた時代です。千葉県市原市にある「千葉セクション」という地層に、一番新しい「地磁気逆転」の記録が世界で最もよく残っていたことにより、「チバニアン」と命名されることになりました。
②イ・・・・・「こうのとり」は国際宇宙ステーションに、食糧や衣類、実験装置などを運ぶ宇宙船です。「きぼう」は国際宇宙ステーションの日本実験棟、「かぐや」は月周回衛星(運用終了)、「あかつき」は金星探査機です。
③ア・・・・・今回の部分日食は、天候がよくなく、観測できなかった地域が多かったようです。日本では部分日食でしたが、アフリカ・インド・中国などでは、金環日食が観測されました。「金環皆既日食」とは、地域によって「金環日食」が観測できたり、「皆既日食」が観測できたりする日食のことをいいます。
④エ・・・・・この隕石は「習志野隕石」と名付けられました。習志野市の他、船橋市でも落下が確認されました。国内で53例目、千葉県内では2例目です。この隕石は、現在千葉県立中央博物館にて展示されています。
⑤ウ・・・・・今回の最接近では、地球と火星との距離は6207万km、明るさは―2.6等級です。約2年2か月前の2018年7月18日は、大接近となり、地球と火星との距離は5759万kmでした。