塾対象説明会レポート:常総学院中学校
2018-06-21
カテゴリー:塾対象説明会レポート2018
常総学院中学校は、茨城県土浦市にある男女共学の中高一貫校です。JR常磐線荒川沖駅または、つくばエクスプレスのつくば駅からともに、スクールバスで約15分のところにあります。
常総学院中学校はメディカルコース(医学系)とリベラルアーツコース(文理系)の2コース制になっていましたが、2018年度よりコース制からフィールド制へ変わりました。グローバルリーダーの育成を加速させるために、医学探究フィールド・科学探究フィールド・人文探究フィールドの3つに分けて、より効果的に探究活動ができるようになりました。
医学探究フィールド
・医療を取り巻くさまざまな事象から、疑問を見つけ、課題を設定し、情報を集め、整理分析し、まとめたものをプレゼンする。
科学探究フィールド
・自然界を取り巻くさまざまな事象から、疑問を見つけ、課題を設定し、情報を集め、整理分析し、まとめたものをプレゼンする。
人文探究フィールド
・人間や社会を取り巻くさまざまな事象から、疑問を見つけ、課題を設定し、情報を集め、整理分析し、まとめたものをプレゼンする。
常総学院中学校では、論理的思考力とプレゼン能力の育成として、「1分間スピーチ」、「クラスディスカッション」に取り組んでいます。
①「1分間スピーチ」
興味・関心のあるニュースや話題からテーマを決め、1分間でプレゼンテーションをします。月1回実施される全校集会では、クラスの代表が全校生徒に向けて発表します。
テーマ例は、「平昌オリンピック・パラリンピックでの選手の活躍を見て感じたこと(英語によるスピーチ」「私の好きな故事成語・四字熟語」「ペットの殺処分はなくすべきである」など。
②「クラスディスカッション」(年3回実施)
世間で起きた事件事故・問題となっている事柄の中から事前にテーマを決め、調べながら自分の意見を準備します。
テーマ例は、「学校の図書館にマンガを置くべきか」「遺伝子組み換え作物を全面禁止にすべきであるか」「メディアは真実をそのまま伝えるできか」など。
2020年大学入試から英語の4技能「話す・聞く・読む・書く」が求められることになります。大学入試改革について話し合われる以前より常総学院中では、英語教育に力を入れてきましたが、新しい大学入試制度に対応できる英語教育システムを確立し、より成果をあげやすい英語教育環境を準備しています。
今年度日本人の英語科のスタッフは5名ですが、ネイティブスピーカーは10名おり、生きている英語の環境をより良くしています。ネイティブスピーカーによるCE(Communicative English)の授業では、1クラスを3分割(1グループ約10人)したグループにネイティブスピーカーが1名つき、誰もが生きた英語に触れられるようにしています。授業の他の取り組みとして、JOSO TIMES(英字新聞)を生徒主体で作成することで学校生活の様子を紹介したり、英語版なぞなぞを出題して、その解答を各フロアに用意したBOXで募ったり、なじみのある話題から気軽に英語に親しんでもらおうとしています。
説明会会場の様子です。
2019年度中学入試の変更点が3点あります。
①「※スーパーAD合格」区分を新設
②推薦・専願入試出願者で「英検4級以上」取得者は算数・面接のみで受験可能
③第1回入試の取手会場が取手ウェルネスプラザ(取手駅から徒歩3分)に変更
※「スーパーAD合格」区分とは、これまでのADクラス特待合格の上位者に出すものです。そのため、この教育プログラムを受ける「スーパーAD」の対象者は少人数で構成されることとなり、日本の最高学府である東大合格を目標にしていきます。
平成30年度大学入試の結果は、大阪大1名、北海道大1名、東京医科歯科大1名、横浜国立大1名、筑波大4名、茨城大31名、埼玉大2名、首都大東京1名、信州大1名、防衛大10名など、国公立大95名合格、筑波大、山梨大、宮崎大の国立大医学部3名を含む、医学部医学科6名合格、私立大は、早稲田大5名、慶應義塾大4名、東京理科大20名などでした。
ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の常総学院中学校の累計合格実績は98%(156名受験153名合格)です。
2018年度中学入試結果
推薦・専願(12/3)
・志願者数
ADクラス27名、STクラス18名
・受験者数
ADクラス27名、STクラス18名
・合格者数
ADクラス10名、STクラス17名
適性検査型(12/9)
・志願者数
ADクラス166名、STクラス64名
・受験者数
ADクラス166名、STクラス64名
・合格者数
ADクラス 87名、STクラス52名
第1回(1/8)
・志願者数
ADクラス169名、STクラス51名
・受験者数
ADクラス167名、STクラス51名
・合格者数
ADクラス 98名、STクラス33名
第2回(1/30)
・志願者数
ADクラス33名、STクラス9名
・受験者数
ADクラス31名、STクラス8名
・合格者数
ADクラス15名、STクラス7名
・合格者最低点
推薦・専願(12/3)2科200点満点
・特待合格点 160点
・ADクラス合格点 130点
・STクラス合格点 71点
適性検査型(12/9)200点満点
・特待合格点 130点
・ADクラス合格点 107点
・STクラス合格点 60点
第1回(1/8)4科300点満点
・特待合格点 227点
・ADクラス合格点 203点
・STクラス合格点 150点
第2回(1/30)4科300点満点、2科200点満点
・特待合格点 240点(4科)、170点(2科)
・ADクラス合格点 215点(4科)、145点(2科)
・STクラス合格点 150点(4科)、110点(2科)
・受験者平均点(国語100点、算数100点、理科50点、社会50点)
推薦・専願(12/3)
国語55.2点、算数45.8点、2科合計101.0点
適性検査型(12/9)
適性Ⅰ34.7点、適性Ⅱ67.5点、2科合計102.2点
第1回(1/8)
国語79.5点、算数64.3点、理科31.6点、社会27.4点
4科合計202.7点
第2回(1/30)
国語69.8点、算数66.5点、理科23.5点、社会28.6点
4科合計189.5点
2019年度中学入試について
※2019年度より「スーパーAD合格」区分を新設し、独自の教育プログラムを提供します。「スーパーAD合格」区分とは、これまでのADクラス特待合格の上位者に出すものです。そのため、この教育プログラムを受けるスーパーADの対象者は少人数で構成「されることとなり、日本の最高学府である東大合格を目標にしていきます。
・日程・募集人員・試験科目など
推薦・専願入試 12/2
70名(ADクラス15名含む)募集
国語・算数・面接
適性検査型 12/8
40名(ADクラス10名含む)募集
適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ
第1回入試 1/7
40名(ADクラス10名含む)募集
国語・算数・理科・社会
第2回入試 1/29
10名(ADクラス若干名含む)募集
国語・算数・理科・社会または国語・算数
※ADクラスは、東大をはじめとする旧帝大レベルおよび医学部医学科の合格をめざすクラスです。スタンダードクラスよりも進度・深度ともにハイグレードな授業を展開します。
柏の葉カンファレンスセンターがある三井ガーデンホテルです。
2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 95名
大阪大1名、北海道大1名、東京医科歯科大1名、横浜国立大1名、筑波大4名、茨城大31名、埼玉大2名、首都大東京1名、信州大1名、防衛大10名 他
・私立大
早稲田大5名、慶應義塾大4名、東京理科大20名
明治大11名、青山学院大4名、立教大3名、中央大14名、法政大17名、学習院大10名 等
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