専修大学松戸中学校は千葉県松戸市にある男女共学の中高一貫校で、2000年に中学校を開校してから25年目になります。JR常磐線北松戸駅からアップダウンのある道を歩くこと10分。東館が中学校教室棟、南館が高校1・2年生教室棟、北館が高校3年生教室棟となります。英語教育の発信基地ともなるアンビションホールは他の校舎とは国が違うような、まるで海外の教室にいる雰囲気を醸しだしています。充実した英語教育を目指している専修大学松戸中学校の気持ちの入れ方が伺えるようです。
アンビションホールです。
他にも川崎記念館(図書館)、多目的ホール、第1、2体育館と充実した施設となっております。また、それらの校舎、会館を合わせた面積とほぼ同等のサイズを誇る人工芝のグラウンドは圧巻です。
専修大松戸中学校の敷地には、緑が多くあります。
専修大学松戸中学校は英語教育に非常に力を入れており、英語の4技能(話す、聞く、読む、書く)を学び、〈使える英語〉を増やすことを目標としています。授業は週7時間+放課後講座1時間(全員必修or指名制)となっています。
週5時間は「New Treasure」をメインテキストとして基礎作りを徹底的に行います。
週2時間はネイティブ教員と日本人教員がチーム・ティーチングで1クラスを2つに分けて英会話の授業を行います。
中学の修学旅行は、全員で13日間、アメリカのネブラスカ州へ行ってきます。プログラムは、ネイティブ教員が考えた本校独自のオリジナルになっています。サマースクールへの参加やメンター(大学生)との交流、姉妹校LUX中学校との交流、開拓者村博物館訪問などのプログラムを行います。
中高一貫生は、高校進学後は外進生と別類型、別クラスになっており、効果的な先取り学習を行っています。クラス編成は、以下のようになっています。
中1 全員同一の授業内容
中2 英数の習熟度別授業あり
中3・高1 習熟度別クラス編成XI類(選抜クラス)1クラス、XⅡ類4クラス
高2・高3 理系・文系に分かれる
中3から1クラス選抜クラスを設けています。また、中3以降の類型は、進級時に転類も可能です。
大学受験時の指定校推薦はA類およびXⅡ類が対象の為、XⅠ類は利用できません。
東館の中学校教室棟です。
2024年度中学入試結果について
受験者数は第1回が1413名(107名減少)、第2回が604名(68名減少)、第3回が173名(17名減少)で、全体では192名の減少となりました。また、第1回入試では、東京からの受験生が5割を占めています。
合格者数は第1回が616名(7名増加)、第2回が130名(4名増加)、第3回が41名(7名減少)となりました。第1回入試の合格者のうち、79名が特待生合格でした。
実質倍率は第1回が2.3倍(―0.2)、第2回が4.6倍(―0.7)、第3回が4.2倍(+0.3)でした。
合格最低点は、
第1回 201点、特待230点
第2回 193点
第3回 190点
となりました。すべての回で190点以上となっています。
また、第2回入試の合格者130名のうちの32%は、第1回入試で不合格になった受験生で、第3回入試の合格者41名のうちの83%は再挑戦をした受験生ですので、第1回、第2回入試で不合格になっても、第2回、第3回と伸びていっている受験生は多くいますので、粘り強い受験が必要です。
入学者数は男女合計で151名です。
2024年度中学入試でも、英検取得者に対する優遇措置を導入しました。英検で3級以上を取得している受験生に対して、取得した級に応じて学科試験の合計点に加点します。加点する点数は、2級以上が10点、準2級が7点、3級が5点となります。
今年度の優遇対象者数は合計で96名、合格者数は50名、入学者数は13名で、昨年度よりは減少しましたが、一昨年度よりは増えています。
2025年度中学入試では、第3回入試(2/3)が変更になります。第3回入試は、入試Aと入試Bの2つの入試形態での実施となります。
入試A
第1回、第2回入試と同様の4教科入試
入試B
国語・算数の入試に加えて、10分間程度の自己アピールやプレゼンテーションを行い、その後、面接試験を実施。
・期待する受験生像
①学習と並行して、頑張って取り組んできたことがある。
②その取り組んできたことが、本校での6年間の生活にどう活かせるのか、中学・高校で6年間の学校生活をどのように送りたいかの考えがあり、それをアピールする力がある
・入試B出願の際には、「エントリーシート」の提出が必要。
・入試Bは、出願やエントリーシートの締め切りが入試Aより早い。
・第1回、第2回入試は大きな変更はない予定です。
※詳細は9月に公表される募集要項をご確認ください。
中高一貫生(19期生)134名の2024年度大学合格実績は、国公立大が、京都大1名、東京外大1名、千葉大3名、北海道大1名、帯広畜産大1名の計7名でした。私立大は早稲田大8名、慶應義塾大2名、上智大12名、東京理科大13名、ICU1名、GMARCHは合計で70名、専修大への内部推薦は17名でした。また、進学先は国公立大が5%、早慶上理が12%、専修大推薦が13%(例年10%弱)となっています。
専修大学松戸中学学校の正門です。
ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の専修大学松戸中学校の累計合格実績は66%(38名受験25名合格)です。
最後に、
中学校説明会等は、
こちら を参照してください。
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