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塾対象説明会レポート:国府台女子学院中学部

2018-08-17

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 国府台女子学院中学部は、千葉県市川市にある仏教系(浄土真宗本願寺派)の学校で、千葉県では数少ない女子校の一つです。付属の小学校もあり、また高校からの募集も行っています。校舎は京成本線市川真間駅から徒歩5分のところにあります。大正15年(1926年)創立、今年で93年目になります。


図書館です。

 2017年度より、「情報リテラシー」の授業が新設されました。「情報リテラシー」の授業は、国語科目の1つとして、中1〜中3次に週1時間行っています。検索端末の使い方や本の分類など図書館の利用法を学び、自分の考えをしっかりと書く力を養うことのできるカリキュラムを用意しています。また、「クリティカルシンキング」のテキストを使い、物事を多角的に考える力も伸ばします。「アクティブラーニング」形式を取り入れた双方向型の授業を展開し、グループでの発表やディスカッションを通じて将来に活きる力をつけます。

 国府台女子学院のクラス編成ですが、中3で国公立大や難関私立大を目指す選抜クラスを1クラス編成します。
 高1では、普通科英語科に分かれます。普通科は中3から継続する「選抜Aクラス」と高校から新たに編成する「選抜Bクラス」「普通クラス」、そして「美術・デザインコース」があります。
 高1の1月末に「コース判定テスト」を実施し、学力達成度と希望により、高2からのコースを決定します。
 高2・3では、普通科は、以下の6つのコースに分かれます。
①「選抜理系コース」
②「選抜文系国立コース」
③「選抜文系私立コース」
④「進学理系選択コース」
⑤「進学文系選択コース」
⑥「美術・デザインコース」

 2018年度中学入試結果について、受験者数推薦入試136名(37名減少)第1回入試721名(9名減少)第2回入試91名(10名減少)と全ての回で減少しました。合格者数推薦入試67名(1名減少)第1回入試431名(14名増加)第2回入試18名(8名減少)となりました。実質倍率推薦入試2.0倍(―0.5)第1回入試1.7倍(―0.1)第2回入試5.1倍(+1.2)となりました。
 合格最低点(推薦は300点満点、第1回・第2回は320点満点)は、
 推薦  178点(2017年度 167点)
 第1回 206点(2017年度 196点)
 第2回 226点(2017年度 186点)
となりました。

 2019年度中学入試は特に変更はありません。推薦入試合格者には1月21日の第1回入試を必ず受験していただきます。試験結果は合否には関係ありませんが、受験しないと内定取り消しになりますのでご注意ください。

 2018年度大学入試の合格者数は、国公立大が東京大1名、京都大1名、一橋大2名を含む18名(現役14名)で、昨年度より4名減少となりました。私立大は、早慶上理が合計で59名、GMARCHが合計で121名でした。ここ最近は理系へ進む生徒が増えていて、医学部医学科は8名合格で、4名進学しました。また、高校には「美術・デザインコース」がありますので、美術系の大学に進む生徒も多くいます。尚、四年制大学への現役進学率は、88.3%でした。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の国府台女子学院中学部の累計合格実績は82%(11名受験9名合格)です。


正門です。


2018年度中学入試結果
推薦入試 12/1
志願者数 136名(2017年度 173名)
受験者数 136名(2017年度 173名)
合格者数  67名(2017年度  68名)

第1回入試 1/21
志願者数 756名※1(2017年度 779名※1)
受験者数 721名(2017年度 730名)
合格者数 431名※2(2017年度 417名※2)
※1 第1回入試の応募者数には推薦非内定者が含まれています。(2018年 69名、2017年 105名)
※2 合格者数には推薦内定者は含まれていません。

第2回入試 2/5
志願者数 103名(2017年度 118名)
受験者数  91名(2017年度 101名)
合格者数  18名(2017年度  26名)

合格最低点(推薦は300点満点、第1回・第2回は320点満点)
推薦  12/1 178点(2017年度 167点)
第1回 1/21 206点(2017年度 196点)
第2回 2/5  226点(2017年度 186点)

受験者平均点
推薦(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
国語61.6点、算数51.7点
社会28.5点、理科30.1点
一般(国語100点、算数100点、社会60点、理科60点)
第1回
国語58.4点、算数64.2点
社会42.1点、理科36.8点
第2回
国語66.9点、算数51.3点
社会36.2点、理科35.9点

合格者平均点
推薦(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
国語67.3点、算数67.4点
社会33.8点、理科34.4点
一般(国語100点、算数100点、社会60点、理科60点)
第1回
国語64.6点、算数77.3点
社会46.8点、理科42.7点
第2回
国語77.8点、算数74.4点
社会44.1点、理科47.8点

各科目から
国語 
①推薦入試
 平均点は61.6点。試験内容は、例年と同様、難易取り混ぜた知識問題、ヒントに従って考える問題、短めの文章題(文学的文章)を出題しました。漢字の読み書きなど基礎的な問題はよく出来ていましたが、問2では問題の意味を誤って解釈して解答している答案や、問9では算用数字で答える問題に漢数字で答えるなど、指示通りに解答できていない答案が目立ちました。また、問17や問21のように日常で語感を大切にしていることが求められる問題にも苦戦したようです。基礎的な慣用表現や外来語に関する問題にも誤答が多く見られました。文章題は会話の中で使用された語句についての考察で、語句に関する正しい知識と感覚が身についていなかった受験生には難しく感じられたかもしれません。 

②第1回入試
 平均点は58.4点。問題の構成は、推薦入試と同様の問題(小問集合)を約40点、長文問題(説明的文章)を約60点として出題しました。小問集合では問3や問5のような表現の問題で誤答が目立ちました。長文問題は、「国家」について述べた文章で、小学6年生の受験生にとっては読解が難しい内容でしたが、設問の要点をよく捉え的確に解答できている答案も少なくありませんでした。一方、問題の指示通りに解答できていなかったり、本文中の語を書き抜いて答える問題で表記を誤るなど、不注意による失点も目立ちました。多くの練習を積み、時間配分を考えて、落ち着いて解答する習慣が身につくように努力してほしいと思います。

③第2回入試
 平均点は66.9点。問題の構成は第1回と同様です。小問集合は本校独自の出題形式であるためか、準備の不十分な答案が多く見られました。問13「おこがましい」を用いる短文問題は正答率が3割程度と低く、日頃から多様なことばに触れ、実践的に使用することの必要性を感じました。長文問題は受験生と同年代の登場人物の設定で、身近に感じられたためか充分な正答率であったと言えます。

算数
①推薦入試
 出題内容は大問5題の構成で、整数・小数・分数の四則混合計算問題、短い文章形式の計算穴埋め問題、解法の経過を考えさせる問題、図形を利用した計算問題、グラフから数値を読み取る問題に分かれています。最初の四則混合計算問題は正答率が他の問題よりも高く、ほとんどの受験生が得点しています。それ以降の問題では、特殊算を出題していますので、代表的な問題を繰り返し解き、理解度を高めておくことが必要です。
 平均点は51.7点。問1の四則混合計算問題は形式を変えていませんが、(3)の空欄に当てはまる数を求める逆算の問題については、内定者、非内定者の差が大きくなりました。問2の特殊算を使った1行問題は、つるかめ算、年齢算などの代表的なものを出題しましたが、(5)の仕事算の問題においては、内定者、非内定者の差が大きかったです。問題をきちんと読み取ることができなかったことが原因ではないかと思います。また、(6)の速さの問題は、全体的に正答率が低くなりました。問3(1)の計算結果の穴埋め問題は、ニュートン算を出題しました。穴埋めにしたことで、スムーズに解くことができたようですが、(オ)の時間換算に関しては正答率があまりよくありませんでした。(2)の記述問題には平均に関する問題を出題しましたが、全般的によく書けていたと思います。問4の図形問題は、全体的に内定者、非内定者の差が大きくなりました。特に(1)は、差が大きく、図形の基本的な性質の定着ができているか否かがとてもはっきりした問題でした。(3)の立体図形の問題は、工夫をすれば時間をあまりかけずに解ける問題でしたが、時間がかかり、計算に苦戦してしまった受験生もみられました。問5のグラフ問題では、非内定者においては、(1)で誤り、(2)以降手がつけられなかった受験生が多かったようです。各設問の正答率は、大問1 67%、大問2 62%、大問3 71%、大問4 28%、大問5 24%でした。

②第1回入試
 出題形式は推薦入試とほぼ同じです。
 平均点は64.2点。問1の四則混合計算問題は高い正答率でした。問2の特殊算を使った一行問題は、(4)の速さの問題は全体的に正答率があまり良くありませんでした。問題から2人の位置関係を読み取り、立式をするのに苦戦してしまったようです。また、(5)の食塩水の問題では、内定者、非内定者の差が大きくなりました。問3の経過を見る問題については、記述問題を含めてよくできていたと思います。問4では、(3)の問題で、展開図から組み立てた立体がイメージしにくく解きづらかったようです。問5のグラフ問題は、推薦同様、内定者、非内定者の差がとても大きくなりました。各設問の正答率は、大問1 85%、大問2 60%、大問3 78%、大問4 49%、大問5 53%でした。

③第2回入試
 出題形式は推薦入試とほぼ同じです。
 第2回入試は平均点が49.0点。問2のニュートン算の問題は、内定者、非内定者の差が大きかったです。問3に関しては、全体的に出来が良かったのですが、特に(2)の記述問題は、内定者全員が正解し、きちんとした答案が書けていました。問4の(3)は、立体の切断の問題でしたが、正答率が低かったです。問5のグラフ問題は、推薦、第1回同様に差が広がりました。各設問の正答率は、大問1 70%、大問2 48%、大問3 59%、大問4 36%、大問5 39%でした。

理科
①推薦入試
 問題数は大問4問です(50点満点、総問題数は25問)。大問1は物理・化学・生物・地学の4分野の小問集合で8題出題しました。おもに4〜5個の選択肢の中から正答を選ぶ問題でしたが、正答率は「二酸化いおう」を選ぶ問題が一番高く、星の動きの問題が低くなりました。大問2の生物分野は植物の光合成と呼吸に関する問題で、基礎的な内容はよくできていましたが、光合成と呼吸による気体の量の変化の正答率が低くなりました。大問3は地学分野の気象に関する問題で、普段からテレビの天気予報などに興味を持って見ている受験生ほど多くの正解が導けたようです。大問4は物理分野で、ふりこに関する内容でした。物理分野は正答率が低くなる傾向がありますが、今回は問題に与えられた表から答えを導く問題などでも正答率が50%を超えました。また、物理分野は得意不得意が分かれる分野でもあり、合否の正答率の差が大きくなりました。各設問の正答率は、大問1 57%、大問2 62%、大問3 66%、大問4 57%、平均点は30.1点でした。

②第1回入試
 出題分野は昨年と同様で問題数は大問5問です(60点満点、総問題数は30問)。大問1は理科4分野の小問集合で、すべて選択肢から選ぶ問題から出題しました。基本的な内容を多く出題したので、全体的に正答率が高くなりました。(8)の熱伝導率の問題は受験生にとって難しかったようです。大問2の生物分野はじん臓に関する問題で、「イヌリン」という聞き慣れない物質が出てきたこともあり、正答率が低くなりましたが、「肝臓」を答える問題で合否の差が大きくなりました。大問3の化学分野は、銅とマグネシウムの酸化による量的関係を出題しました。与えられた結果から比例関係をきちんと読み取れた受験生が多く、正答率が高くなりました。大問4の地学分野は太陽の動きに関する問題でした。太陽の動きによって変化する棒の影の動きなど、標準的な問題を多く出題しましたが、春分の日に関する出題で合否の差が大きく、正答率は低くなりました。大問5の物理分野は浮力の問題でしたが、得意不得意の差がはっきりと表れる結果となりました。基本的な浮力の考え方が理解できていなかったようです。各設問の正答率は、大問1 66%、大問2 49%、大問3 80%、大問4 57%、大問5 50%、平均点は36.8点でした。

③第2回入試
 出題形式は第1回(60点満点)と同様で、総問題数は31問でした。大問1は理科4分野の小問集合を選択肢から選ぶ問題を6問、ことばで答える問題を2問出題しましたが、いずれも正答率が高くなりました。大問2の生物分野は、食物連鎖についての内容でした。条件の変化による個体数の変動など、与えられた条件から答えを導く問題もよくできていました。大問3の化学分野は気体に関する問題で、気体の性質などをきちんと覚えている受験生が多く、全体的な正答率が高くなりました。単純な計算問題はよくできていましたが、条件が複数ある計算問題で合否の差が大きくなりました。大問4の地学分野は様々な内容の一問一答の出題形式でした正しいものに○をつけるモンダイの正答率は全体的に高いものの、間違っているものを正しいことばで答える問題で合否の差が出ました。大問5の物理分野は加熱による水の状態変化に関する問題で、熱量の考え方を使って解く内容の出題でしたが、全体的な正答率が低く、また合否の差も大きくなりました。各設問の正答率は、大問1 63%、大問2 68%、大問3 74%、大問4 71%、大問5 33%、平均点は35.9点でした。 

社会
①推薦入試
  社会と理科合わせて50分、配点は各50点満点です。各問のテーマは直前の説明会で伝えました。
【地理】富山県の地理をテーマに出題しました。特に、差がついたのは、東京―富山間の山脈を答える問題、地図中の距離を求める問題、対馬海流を答える問題、でした。
【歴史】日本史の中の天皇をテーマに出題しました。特に合格者の得点率が高かったのは、歴史上の事件が起こった場所を問う問題、平清盛が貿易を行った中国王朝の正誤を問う問題、「尊王攘夷」を言葉の意味から選ばせる問題。天皇の国事行為を問う問題、でした。
【公民】日本国民の権利について出題しました。差がついた問題は、憲法の本文を問う問題でした。とはいっても、丸覚えを要求する問題ではなく、問題をよく読んで、その意味をとらえて答えて欲しいものでした。例えば、「公共の福祉」を答える問題は、その前に、他人の権利とぶつかりあえば個人の権利が制限されることもある、というような文があります。正解者にとっては、その部分から解答を導き出すことは容易だったでしょう。各設問の正答率は、地理59.6%、歴史57.9%、公民49.4%で、平均点は28.5点でした。

②第1回入試
 第1回・第2回入試ともに、30分間で配点は60点満点です。
【地理】第1回入試恒例となっている紀行文を今年も出題しました。今回は千葉から福島への旅行を主題としています。リード文は福島への紀行文としながらも、外国人観光客、資源、歴史など、設問は多岐にわたるようにしました。その分、出題内容は基本的な事柄を多くしましたが、結果的に大問全体で正答率は高くなりました。
【歴史】商業史をテーマに出題しました。大きく差がついた問題は、「風土記」を答えるもの、日本史上の中国・朝鮮半島との関係について、江戸時代の出来事の並べ替え問題、でした。毎回、国際関係と出来事の時代順並び替え問題は特に差が付きやすい問題です。
【公民】日本国憲法改正についてをテーマに出題しました。特に差がついたのは「集団的自衛権」を答える問題、「新しい権利」についての問題、国会の仕組みについての正誤問題、でした。近年の政治的出来事の動向については、積極的に出題していくつもりでいます。また、国会や選挙をはじめ、政治の「仕組み」を理解できているかどうかも毎回、差が付きやすい問題です。各設問の正答率は、地理65.3%、歴史71.0%、公民74.3%で、平均点は42.1点でした。

③第2回入試
 第2回入試は、テーマを事前に公開しません。
【地理】クロスワードパズルを元に問題に答える形式の出題でした。設問内容自体は基本的な事柄を聞いているので、設問全体で得点できている人は高い正答率を出しており、大きく差がついた大問でした。特に、都道府県の形を問う問題は差が顕著でした。
【歴史】日本の医療史をテーマに出題しました。リード文が、現代から古代へさかのぼっていく記述になっており、そこで惑わされなかったどうかもポイントだったかもしれません。中でも差がついたのは、北里柴三郎を答える問題、日本の高齢者人口の割合を問う問題、第二次世界大戦の国際情勢、享保の改革、室町幕府の説明についての正誤問題でした。いずれも、高齢者人口が時事的な要素がある以外は、基本的な事項を問う出題であったと思います。
【公民】衆議院議員選挙を経て発足した、安倍新内閣の閣僚名簿をもとにした出題を行いました。特に差がついたのは、「議院内閣制」を答える問題、内閣総理大臣の就任について、国会と天皇の役割を問う問題、内閣の構成員の条件についての問題、日本の行政組織についての問題、であり、やはり政治の仕組みを理解しているかどうかが分かれ目になりました。各設問の正答率は、地理65.5%、歴史55.8%、公民58.2%で、平均点は36.2点でした。


中庭です。

 学校説明会の詳細は、 こちら まで。

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文化祭・学校説明会活用法

2018-08-09

 夏休みはもうすぐ半ばとなりますが、2学期が始まるとどこの学校でも、運動会や文化祭、そして学校説明会などのイベントが目白押しです。受験学年はもちろん、小4や小5の早い時期から志望校を訪れる良い機会がこれらのイベントです。

 エクセレントゼミナールでは今年も、来る9月9日(日)の10:30〜12:00で、「中学受験の基礎講座 第6回 文化祭・学校説明会活用法」という父母向け公開セミナーを開催いたします。
このセミナーでは、

 ①複数回実施される学校説明会ではどの回に参加すべきか?

 ②校内見学ではどこを見るか?

 ③個別相談会では何を相談するか?

 ④学校説明会で何を聞くべきか?

 ⑤文化祭ではどこを見るのか?

 などのコツを説明していきます。なぜそんな話を? と思われる方も多いかもしれませんが・・・・・特に文化祭ではその学校が力を入れて取り組んでいるテーマ(たとえば地球環境についてのレポートなど)が発表されており・・・・・当然、それらを指導している先生が入試問題を作る可能性が高いわけですから・・・・・・レポートのテーマが入試問題に反映されることもあるのです。そのため、文化祭は受験生の親にとっては情報収集のための良い機会なので・・・・・せっかく行くからには、アンテナを張り巡らしておく必要があるわけです。

 また資料として、今年の各学校のイベントスケジュール一覧表、男女別イベントカレンダー、学校説明会時記入用フォーマット用紙を配布いたします。今後開催される学校説明会をフル活用するために使える資料となっておりますので、参加ご希望の方は PDF にアクセスして、参加申込書にご記入の上、FAX(04―7148―4617)してください。

 もちろん参加無料の公開講座ですから、エクセレントゼミナール塾生以外の方であっても参加できます。多数の皆様のご参加をお待ちしております!!

塾対象説明会レポート:専修大学松戸中学校

2018-08-02

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 専修大学松戸中学校千葉県松戸市にある男女共学の中高一貫校で、中学校を開校してから19年目になります。JR常磐線北松戸駅からアップダウンのある道を歩くこと10分。東館が中学校教室棟、南館が高校1・2年生教室棟、北館が高校3年生教室棟となります。英語教育の発信基地ともなるアンビションホールは他の校舎とは国が違うような、まるで海外の教室にいる雰囲気を醸しだしています。充実した英語教育を目指している専修大学松戸中学校の気持ちの入れ方が伺えるようです。他にも川崎記念館(図書館)、多目的ホール、第1、2体育館と充実した施設となっております。また、それらの校舎、会館を合わせた面積とほぼ同等のサイズを誇る人工芝のグラウンドは圧巻です。


アンビションホールです。


 専修大学松戸中学校は英語教育に非常に力を入れており、英語の4技能(話す、聞く、読む、書く)を学び、〈使える英語〉を増やすことを目標としています。授業は週7時間+放課後講座1時間(必修or指名制)となっています。
 週5時間は「New Treasure」をメインテキストとして基礎作りを徹底的に行います。
 週2時間はネイティブ教員と日本人教員がチーム・ティーチングで1クラスを2つに分けて英会話の授業を行います。
 「話す・聞く・読む・書く」の4技能をバランスよく学び、将来に続く「芯」を育て、英語によって開かれる「世界」を実感させる英語教育を目指しています。
 中学の修学旅行は、全員で13日間、アメリカのネブラスカ州へ行ってきます。プログラムは、ネイティブ教員が考えた本校独自のオリジナルになっています。サマースクールへの参加やホームスティ(3泊4日)、姉妹校LUX中学校との交流、開拓者村博物館訪問などのプログラムを行います。
 また、近年は理系の教科にも力を入れています。電子黒板をの全教室に導入し、IT化にも考慮しています。


人工芝のグラウンドです。


 中高一貫生は、高校進学後は外進生と別類型、別クラスになっており、効果的な先取り学習を行っています。クラス編成は、以下のようになっています。
中1 全員同一の授業内容
中2 英数の習熟度別授業あり
中3・高1 習熟度別クラス編成XI類(選抜クラス)1クラス、XⅡ類4クラス
高2・高3 理系・文系に分かれる
 中3から1クラス選抜クラスを設けています。また、中3以降の類型は、進級時に転類も可能です。
 大学受験時の指定校推薦はA類およびXⅡ類が対象の為、XⅠ類は利用できません。

 2019年度中学入試では、特待生制度を導入する予定です。第1回入試(1月20日)の合格者のうち、成績優秀者(総合得点上位者)に対し、入学後、入学金(36万円)相当額を支給する予定です。また、発表方法などの詳細は9月上旬にホームページ上に掲載されます。なお、入試日程・募集人員・出題科目及び時間や配点・4科の出題傾向などの変更はありません。
 4科の出題傾向については、2018年度に変更がありました。
 算数では、大問7の記述問題が思考力問題に変更されました。論理パズルのような、思考力、判断力を求める問題の出題もされました。また、文章で答えたり、グラフを読み取ったりする問題の出題されることもあります。
 社会では、大問構成は変えず、問題の構成に総合問題(地理・歴史・公民の複合問題)が出題されました。また、グラフの読み取りなども出題され、記述問題も今まで通り継続して出題されます。
 理科では、大問2〜5の中にそれぞれ1問ずつ文で答える問題やグラフを書く問題が出題され、絵を描く問題等も出題されることがあります。
 国語の変更は特にありませんでした。

 2018年度中学入試結果について、受験者数第1回1367名(3名減少)第2回652名(13名減少)、第3回210名(37名減少)と全ての回で減少しましたが、一昨年と比べると全ての回で増加しています。合格者数第1回579名(25名増加)第2回137名(10名増加)第3回42名(18名増加)と全ての回で増加しました。受験者数が微減、合格者数は多めに出したため、実質倍率第1回2.4倍(―0.1)第2回4.8倍(―0.4)第3回5.0倍(―1.5)と全ての回で減少しました。
合格最低点は、
 第1回 男子182点、女子182点(2017年度 男子197点、女子197点)
 第2回 男子217点、女子217点(2017年度 男子199点、女子199点)
 第3回 男子172点、女子172点(2017年度 男子214点、女子214点)
となりました。
 また、第2回入試合格者137名のうちの27%は、第1回入試で不合格になった受験生で、第3回入試合格者42名のうちの93%は再挑戦をした受験生ですので、第1回、第2回入試で不合格になっても、第2回第3回と伸びていっている受験生は多くいますので、粘り強い受験が必要です。
 入学者数男女合計で154名で、繰り上げ合格者は3名でした。

 2018年度中学入試でも、英検取得者に対する優遇措置を導入しました。英検で3級以上を取得している受験生に対して、取得した級に応じて学科試験の合計点に加点します。加点する点数は、2級以上が10点、準2級が7点、3級が5点となります。
 今年度の優遇対象者数は合計で53名、合格者数は22名、入学者数は4名でした。

 中高一貫生150名の2018年度大学合格実績は、国公立大が、一橋大1名、筑波大1名、千葉大3名、埼玉大3名など計11名で、私立大早稲田大7名、慶應義塾大9名、上智大11名、東京理科大10名、GMARCHは合計で59名専修大への内部推薦は10名でした。専修大への内部推薦は例年10%弱で、2017年度は4名でした。また、進学先は、国公立大が8%、早慶上理が15%、専修大推薦が7%となっています。


東館の中学校教室棟の中の様子です。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の専修大学松戸中学校の累計合格実績は64%(36名受験23名合格)です。

2018年度中学入試結果
第1回 1/20
・出願者数
男子 801名、女子 599名、合計 1400名
・受験者数
男子 785名、女子 582名、合計 1367名
・合格者数
男子 335名、女子 244名、合計  579名

第2回 1/26
・出願者数
男子 414名、女子 346名、合計  760名
・受験者数
男子 357名、女子 295名、合計  652名
・合格者数
男子  70名、女子  67名、合計  137名

第3回 2/3
・出願者数
男子 236名、女子 197名、合計  433名
・受験者数
男子 104名、女子 106名、合計  210名
・合格者数
男子  18名、女子  22名、合計   42名
※繰り上げ合格は3名

合格最低点(300点満点)
 第1回 男子182点、女子182点
 第2回 男子217点、女子217点
 第3回 男子172点、女子172点
英検所得者の結果
 2級以上 対象者数 12名 合格者数 3名 入学者数1名
 準2級  対象者数 11名 合格者数 8名 入学者数2名
 3級   対象者数 30名 合格者数11名 入学者数1名


正門です。


 最後に、文化祭、中学校説明会等は、  こちら を参照してください。

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塾対象説明会レポート:麗澤中学校

2018-07-26

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 麗澤中学校は、千葉県柏市にある男女共学の中高一貫校で、1935年(昭和10年)に道徳科学専攻塾(麗澤大学・高校等の前身)が開設されました。JR南柏駅からバスで約5分のところにありますが、徒歩で通っていり生徒も大勢います。また、東武野田線新柏駅からのアクセスも徒歩圏内の学校でもあり、千葉県のみならず、埼玉・茨城・東京からの生徒も多くの生徒が通っています。


麗澤中学校の校舎です。

 6年間のコース制「叡智コース」がスタートして今年で4年目となります。叡智コースには「アドバンスト叡智コース(AEコース)」「エッセンシャル叡智コース(EEコース)」の2コースがあります。AEコースの目標大学は、東京大学。東京大学の入学試験で求められる力を麗澤の強みを活かして育成していきます。EEコースは、ファーストステージ(中1・2)・セカンドステージ(中3・高1)の4年間は3学級編成です。ファイナルステージ(高2・3)では、目標進路別のクラス編成を行い、志望進路の実現を図ります。叡智TKコース目標大学は、難関国立大学・国公立医学部叡智SKコース目標大学は、難関私立大学と国公立大学です。加えて、専属のネイティブ教員による週8時間のEnglish Language Arts で、実践的な英語力を習得し、難関私立大学(文系)や海外大学をめざす叡智ILコース(International Leadership Course)を選ぶこともできます。

 2019年度中学入試の変更点は、入試の回数が4回になることです。1/21、1/24、1/27、2/4になります。第3回入試と第4回入試は、EEコースの募集(AEコースも若干名募集)となりますが、入試科目が、基礎力テスト(国語・算数)(各100点満点)、「叡智」表現力テスト(100点満点)となり、昨年度まで行われていた「グループワーク」は行われなくなります。

・日程、募集定員
 第1回 1/21午前 60名(AE15名、EE45名)
 第2回 1/24午前 50名(AE15名、EE35名)
 第3回 1/27午後 15名(AE若干名、EE15名)
 第4回 2/4午後  15名(AE若干名、EE15名)
・受験科目
第1回、第2回
AEコース
 国語・算数(各120点満点)、理科・社会(各50点満点)
EEコース
 国語・算数(各100点満点)、理科・社会(各50点満点)または、
 国語・算数(各100点満点)、英語(50点満点)
 理科・社会選択者と英語選択者は別基準で合格を判定する。
第3回、第4回
EEコース(AEコースも若干名募集)
 基礎力テスト(国語・算数)(各100点満点)、
 「叡智」表現力テスト(100点満点)
・複数回の受験生に対する優遇
 複数回受験者で、第1回を受験した者については、第2回〜第4回入試のEEコースの合否判定で優遇(総合点に5点加点)
・各回の成績上位合格者に、特別奨学生合格があります。
第1種奨学生(給付生): 70万円支給(50万円3年間、20万円初年度のみ)または50万円支給(3年間)
第2種奨学生(給付生): 30万円支給(3年間)
第3種奨学生(給付生): 20万円支給(初年度のみ)
第1種、第2種は、原則として3年間(毎年資格審査を行う)。第3種は初年度のみ。
・第1回〜第3回入試では、本校会場に加えて、船橋会場の入試を行います。
・AEコースは、国・算を1.2倍とする傾斜配点です。

 大学入試結果は、国公立大の現役合格者数が、2017年度40名、2016年度48名、2015年度43名、2014年度50名と、昨年度までの4年間は毎年40名を超えていましたが、2018年度は40名に少し届かず、38名という結果になりました。また、早慶上理ICUの現役合格者数は31名、GMARCHの現役合格者数は138名でした。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の麗澤中学校の累計合格実績は84%(25名受験21名合格)です。


新しくできた食堂です。

2018年度中学入試結果
第1回 1/21
アドバンスト叡智コース
・志願者数 男女合計247名
・受験者数 男女合計242名
・合格者数 男女合計 60名
エッセンシャル叡智コース
・志願者数
 第1志望(4科) 男女合計206名
 第1志望(英語) 男女合計  2名
 第2志望(4科) 男女合計241名
・受験者数
 第1志望(4科) 男女合計192名
 第1志望(英語) 男女合計  2名
 第2志望(4科) 男女合計178名
・合格者数 男女合計143名

第2回 1/25
アドバンスト叡智コース
・志願者数 男女合計217名
・受験者数 男女合計146名
・合格者数 男女合計 46名
エッセンシャル叡智コース
・志願者数
 第1志望(4科) 男女合計208名
 第1志望(英語) 男女合計  1名
 第2志望(4科) 男女合計207名
・受験者数
 第1志望(4科) 男女合計143名
 第1志望(英語) 男女合計  1名
 第2志望(4科) 男女合計 95名
・合格者数 男女合計104名

第3回 2/3
エッセンシャル叡智コース
・志願者数
 第1志望(4科) 男女合計219名
・受験者数
 第1志望(4科) 男女合計 91名
・合格者数 男女合計 45名

・合格最低点
第1回 1/21
 アドバンスト叡智コース 203点(340点満点)
 エッセンシャル叡智コース(4科) 159点(300点満点)
第2回 1/25
 アドバンスト叡智コース 216点(340点満点)
 エッセンシャル叡智コース(4科) 164点(300点満点)
第3回 2/3
 エッセンシャル叡智コース(4科) 183点(300点満点)


南柏駅からバスで来るときは、「廣池学園」で降りて、こちらの東門(通用門)から入ります。

 最後に、入試説明会等の詳細は、  こちら まで。

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塾対象説明会レポート:東邦大学付属東邦中学校

2018-07-19

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 東邦大学付属東邦中学校は、千葉県習志野市にある男女共学の中高一貫校で、額田豊・晋兄弟博士が創立した医学専門学校を前身とする東邦大学の付属中学校です。「自然・生命・人間」に関する世界観と提唱し「生命の尊さ」「宇宙を支配する無形の力を尊ぶこと」など、科学的人生観を説き「かけがえのない自然と人間を守る」ための豊な人間性と均衡のとれた知識の育成の理念を追求しています。


正門です。


 学校は総武線津田沼駅から京成バスで行けるほか、京成本線京成大久保駅からは徒歩で10分ほどの場所にあり、近隣には東邦大学薬学部・理学部、日本大学の生産工学部などの大学があります。正門は至って普通の入口となりますが、足を進めるごとに緑を感じることができ、中学高等学校の敷地に入るというよりも、大学のキャンパスに足を踏み入れたような趣きがあります。校舎の先には緑鮮やかな全面人工芝のグラウンドがあり、ハンドボールコート3面、テニスコート5面、サッカーコート1面、野球場という設備と大きさを誇っています


高校の校舎です。


 2019年度入試では、帰国生入学試験が新設されます12/1の推薦入試の日に行われます。受験科目は、国語・算数・英語(各100点・各45分)となります。国語・算数の問題は、推薦入試の問題と同じ問題になります。英語の入試問題のレベルは英検準2級〜2級レベルとなり、本文の内容についての自分の考えを80〜100語の英語で説明する問題が出題されます。
 追加で合格を出すときは、推薦入試を受験していると優遇されます。

 2018年度中学入試結果について、受験者数推薦入試589名(46名減)前期入試2296名(36名減)後期入試452名(15名増)となり、合格者数推薦入試30名(±0名)前期入試1078名(34名減)後期入試22名(3名減)となりました。実質倍率推薦入試19.6倍(―1.6)前期入試2.1倍(±0)後期入試20.5倍(+3.0)となりました。

合格最低点は、
 推薦入試 230点(76.7%)(300点満点)
 前期入試 259点(64.8%)(400点満点)
 後期入試 241点(80.3%)(300点満点)
となっております。募集定員が少ない推薦入試後期入試 は、実質倍率20倍前後もあり、合格最低点の得点率も70%を超え、かなりの狭き門となりました。

 018年度大学合格実績は、国公立大が、東京大6名、京都大2名、東工大9名、一橋大6名、お茶の水女子大4名、東京外国語大2名、東京農工大1名、千葉大18名、筑波大8名、横浜国大3名、東北大4名、北海道大3名、大阪大1名、首都大東京4名、防衛医大1名など計119名で、私立大は早稲田大64名、慶應義塾大35名、上智大26名、東京理科大134名、明治大70名、青山学院大17名、立教大33名、中央大30名、法政大52名、学習院大9名などとなっています。東邦大へは特別推薦で16名が進学しています。

 東邦大学付属東邦中学高等学校の特長の一つとして、「自分探し学習」があります。「自分探し学習」では様々なステージとプログラムにも取り組んでいます。中学では、「読書マラソン」・「数学トレーニングマラソン」・「実験重視の理科教育」・「社会科博士号」・「校外学習、体験学習、修学旅行」など、各分野への偏りのない取り組みで生徒の可能性を拡げます。さらに希望者を対象に「学問体験講座」が開かれています。医療系希望者も多いことから、東邦大学医療センター佐倉病院の協力をあおぎ、外科の実験体験「ブラックジャックセミナー」を開催するなど、今学んでいることが、どのように学問として発展していくのかを実感することができます。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の東邦大学付属東邦中学校の累計合格実績は70%(73名受験51名合格)です。


東邦大学付属東邦中学校のシンボルの大銀杏です。


2018年度中学入試結果
推薦 12/1
志願者数
 男子347名、女子244名、合計591名
受験者数
 男子345名、女子244名、合計589名
合格者数
 男子 18名、女子 12名、合計 30名
入学者数
 男子 18名、女子 12名、合計 30名
合格最低点(300点満点)
 230点
受験者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 国語63.3点、算数52.8点
 理科29.0点、社会27.0点、合計172.点
・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 国語79.3点、算数82.8点
 理科43.7点、社会34.7点、合計240.8点

前期 1/21
志願者数
 男子1488名、女子890名、合計2378名
受験者数
 男子1447名、女子849名、合計2296名
合格者数
 男子 662名、女子416名、合計1078名
入学者数
 男子 159名、女子138名、合計 297名
合格最低点(400点満点)
 259点
・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会100点、理科100点)
 国語64.2点、算数47.3点
 理科68.0点、社会70.4点、合計250.0点
・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会100点、理科100点)
 国語70.1点、算数58.8点
 理科76.7点、社会76.3点、合計282.2点

後期 2/3
志願者数
 男子 288名、女子197名、合計485名
受験者数
 男子 266名、女子186名、合計452名
合格者数
 男子  13名、女子  9名、合計 22名
入学者数
 男子   9名、女子  7名、合計 16名
合格最低点(300点満点)
 241点
・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 国語67.4点、算数68.4点
 理科32.2点、社会28.4点、合計196.6点
・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 国語79.8点、算数88.1点
 理科44.5点、社会34.2点、合計246.7点

2019年度中学入試について
・日程・募集定員・受験科目など
推薦入試(第一志望入試)
12/1  30名募集
 国語・算数(各100点・各45分)
 社会・理科(各 50点・各30分)
帰国生入試
12/1  若干名募集
 国語・算数・英語(各100点・各45分)
前期入試
1/21 250名募集
 国語・算数・社会・理科(各100点・各45分)
後期入試
 2/3  20名募集
 国語・算数(各100点・各45分)
 社会・理科(各 50点・各30分)
※各入試とも帰国生を含む。人数は特に定めない。
※インターネット出願となります。ただし、推薦入試は提出書類の郵送が必要となります。
※入試成績の特に優秀な者については入学年度における年間授業料を免除する。


説明会会場のセミナー館、視聴覚大ホールです。


 最後に、学校説明会の詳細は、 こちら まで。

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塾対象説明会レポート:江戸川学園取手中学校

2018-07-12

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 江戸川学園取手中学・高等学校は、茨城県取手市にある中高一貫校です。1978年に江戸川学園取手高等学校が創立され、9年後に江戸川学園取手中学校が開設されました。2012年4月には江戸川学園取手小学校も開校し、茨城県初の小・中・高12ヵ年一貫教育校となりました。創立40周年記念事業として、サクラアリーナが建設されます。2020年3月に完成予定となっております。

オーディトリアムです。


 中学入試は2019年度募集より、英語入試を導入し、国算理社の4科または国算英からの選択となり、2022年度からは国算英理社の5科目入試になる予定です。また、高校入試は、2019年度募集より3コース制となります。

 2016年度より、中等部段階から以下の3コース制となりました。
 東大ジュニアコース(定員60名)
 医科ジュニアコース(定員60名)
 難関大ジュニアコース(定員120名)
※ 2019年度より東大ジュニアコースと医科ジュニアコースは各2クラス(60名募集)になります。

コース制による教育の主な特色
①東大ジュニアコースと医科ジュニアコースは、3年後に高等部東大コース、医科コースに直結する6ヵ年一貫の特色あるコースです。ただし、高等部へ進級する際は内部選抜があります。選抜で入れなかった場合は、高ニ、高三でチャレンジすることができます。
②難関大ジュニアコースに在籍していても、本人の希望と学力によって、中ニ、中三の進級時に東大ジュニアコースや医科ジュニアコースへのチャレンジが可能です。
③中等部段階から、将来への夢や目標の実現のために、従来通り道徳を柱とした心の教育を充実させると共に、各コースとも授業を第一に高等部の各コースに接続できるための基礎学力の定着を図ります。(各コースとも教科の指導内容や時間割は変わりません)。
④医科ジュニアコースは総合学習として病院の見学や中等部生向けの医科講和などを行います。
⑤各学年とも体験学習や社会科見学など取り入れ、探究心や研究心を深め思考力や課題解決能力などを磨く取り組みを行います。
⑥各コースとも卒業生による講和(受験体験や実際の大学生活などの)を実施します。

 その他の特長として、「イベント教育」があります。オーディトリアムで行われる「イベント教育」は、世界の第一線で活躍している著名人の講演会や世界的な音楽家の演奏、古典芸能鑑賞などを行っています。今年は5月に、東京大学名誉教授政治学者の姜尚中先生の講演会を行い、6月には外交ジャーナリストの手嶋龍一氏の講演会や神尾真由子氏のヴァイオリンリサイタル、9月にはエストニア国立男声合唱団、10月には舞の海秀平氏による紫峰祭特別講演や観世流能鑑賞会などが予定されています。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の江戸川学園取手中学校の累計合格実績は84%(117名受験98名合格)です。


中学校校舎です。


2019年度中学入試について
・変更点
①英語型(3科目)入試が新設されます。
②帰国生入試の内容が変更になります。
③募集定員の変更
 東大ジュニアコース(60名募集)
 医科ジュニアコース(60名募集)
 難関大ジュニアコース(120名募集)
④第3回入試が2月5日になります。
⑤インターネット出願となります。

・試験日程・募集定員
 第1回 1月17日 定員150名
 第2回 1月25日 定員60名
 第3回 2月5日  定員30名
 東大ジュニアコース(60名募集)
 医科ジュニアコース(60名募集)
 難関大ジュニアコース(120名募集)

・試験科目・時間・配点
①4科目型
 国語・算数 各60分 150点満点
 理科・社会 各40分 100点満点
 合計 500点満点
②英語型
 国語・算数 各60分 150点満点
 英語 60分 200点満点
 合計 500点満点
 英語は、CEFR(国際標準規格)でA1〜A2(「日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる、英検3級程度」から、「日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる、英検準2級程度」)を出題レベルとする。
※①4科目型、②英語型 それぞれで合否判定を行う。

・特待について
 第1回入試、第2回入試、第3回入試それぞれにおいて、入試成績がきわめて優秀であると判断した生徒に対し、特待生として合格発表を行う。特待基準は3コースとも同一です。
 A特待 入学時納入金全額及び、授業料1年間の免除(特待生としての継続は、年度ごとの審査による。)
 B特待 入学時納入金の全額免除

・帰国生入試について
 資格 海外の学校に通算1年以上在籍し、帰国後3年以内の者
 国語・算数 各40分 100点満点
 英語 60分 200点満点
 面接(個別)10分程度 
 合計 400点満点
 国語・算数の問題は、「4科目型」、「英語型」と同一問題ですが、試験時間の40分に合わせて、解くべき問題を指定する。指定された問題のみ解答してください。

・入試において、東大ジュニアコースと医科ジュニアコースの合格点に達しない場合は、難関大ジュニアコースへのスライド合格があります。
・第1回・第2回入試において、目指すコースの合格点に達しなかった場合や特待が合格でない場合は、第2回入試や第3回入試において、再度チャレンジすることができます。

英語について
・江戸取では、グローバル社会を見越して国際社会の礎として活躍できる「心豊かなリーダーの育成」を教育目標に掲げており、高いコミュニケーション能力や多様な文化・価値観を理解する柔軟な知性を備えた「世界型人材」を目指しています。
・入試においては、言語としての英語の知識だけではなく、論理的に物事を考える力や、コミュニケーションツールとして英語を運用できる力を試します。

一般入試(英語型)
 英語型入試の受験には、出願の際に「英語学習履歴書」の入力が必要です。英検などの検定試験の級やスコアの証明書がある場合は添付してください。「英語学習履歴書」の内容は合否判定上、優遇されます。

①出題レベルは、CEFR(国際標準規格)でA1からA2程度、実用英語検定で3級から準2級程度となります。ただし、マーク形式ではなく、選択式と記述式を併用します。小学6年生という年齢を考えて、極端に抽象度の高い英文や難単語は出題しません
②語彙力を試す問題を出題します。日常生活で使用するような語句を正しい綴りで書けるかどうかを確認する問題です。
③文法知識が身に付いているかを測る問題を出題します。文法問題は、4択式・共通語句選択・並べ替え・正誤指摘等、様々な形式の中から出題します。
④英文読解能力を測る問題を出題します。小説・エッセイ・論説など、幅広い分野からの出題になります。英文の内容が理解できているかを確認します。
⑤思考力や表現力を問う問題を出題します。例えば、英語の説明文を読んで何が説明されているかを答えたり、意味の通る会話になるように質問と応答を組み合わせたり、自分の考えを英語で述べたりするなど、論理的に物事を考えることができるかどうかを確認します。
⑥放送機器を用いた、いわゆる「リスニング」の出題はありません。
 以上、多岐に渡る出題形式により、総合的な英語力を測ります。特に、思考力や表現力を試す問題の配点が高くなっています。そのことを踏まえた上で学習に取り組んでください。

帰国生入試
 帰国生入試の受験資格は、「海外の学校に通算1年以上在籍し、帰国後3年以内であること」です。また、出願の際に「帰国生受験者カード」の入力が必要です。英検などの検定試験の級やスコアの証明書がある場合は添付してください。「帰国生受験者カード」の内容は合否判定上、優遇されます。

①出題レベルは、CEFR(国際標準規格)でA2程度、実用英語検定で準2級程度となります。ただし、マーク形式ではなく、選択式と記述式を併用します。小学6年生という年齢を考えて、極端に抽象度の高い英文や難単語は出題しません
②語彙力を試す問題を出題します。日常生活で使用するような語句を正しい綴りで書けるかどうかを確認する問題です。
③文法知識が身に付いているかを測る問題を出題します。文法問題は、4択式・共通語句選択・並べ替え・正誤指摘等、様々な形式の中から出題します。
④英文読解能力を測る問題を出題します。小説・エッセイ・論説など、幅広い分野からの出題になります。英文の内容が理解できているかを確認します。
⑤語数指定のある自由英作文の問題を出題します。一つのテーマが与えられ、その内容に沿って正しい英文で自分の意見を述べることができるかどうかを測ります。
⑥放送機器を用いた、いわゆる「リスニング」の出題はありません。
⑦個別面接(10分程度)を実施します。個別面接は、外国人教師と日本人教師の2名で行います。英語による質問もあります。
 以上、多岐に渡る出題形式により、総合的な英語力を測ります。特に、自分の考えを英語で述べる「自由英作文」の配点が高くなっています。そのことを踏まえた上で学習に取り組んでください。


3号棟です。


2018年度中学入試結果
第1回 1/17
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 250名、女子 119名、合計 369名
医科ジュニアコース
男子 121名、女子 106名、合計 227名
難関大ジュニアコース
男子 161名、女子 150名、合計 311名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子 238名、女子 110名、合計 348名
医科ジュニアコース
男子 118名、女子 101名、合計 219名
難関大ジュニアコース
男子 155名、女子 143名、合計 298名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子  63名、女子  24名、合計  87名
医科ジュニアコース
男子  35名、女子  18名、合計  53名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子 150名、女子  89名、合計 239名

第2回 1/25
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 209名、女子 102名、合計 311名
医科ジュニアコース
男子 107名、女子  96名、合計 203名
難関大ジュニアコース
男子 142名、女子 130名、合計 272名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子 140名、女子  67名、合計 207名
医科ジュニアコース
男子  74名、女子  74名、合計 148名
難関大ジュニアコース
男子 103名、女子  95名、合計 198名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子  29名、女子  16名、合計  45名
医科ジュニアコース
男子  20名、女子  15名、合計  35名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子 113名、女子  65名、合計 178名

第3回 2/4
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 190名、女子 100名、合計 290名
医科ジュニアコース
男子  99名、女子  89名、合計 188名
難関大ジュニアコース
男子 134名、女子 125名、合計 259名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子  66名、女子  37名、合計 103名
医科ジュニアコース
男子  41名、女子  46名、合計  87名
難関大ジュニアコース
男子  72名、女子  65名、合計 137名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子  14名、女子   5名、合計  19名
医科ジュニアコース
男子   6名、女子   7名、合計  13名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子  87名、女子  71名、合計 158名


コミュニティホール2001です。


2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大123名(2017年度121名)
 東京大7名、東京工業大7名、東京医科歯科大2名、一橋大1名、大阪大1名、九州大1名、お茶の水女子大1名、東京学芸大1名、東京農工大2名、電通大1名、東京外国語大1名、千葉大10名、筑波大14名、横浜国立大3名、北海道大6名、東北大5名、横浜市立大1名 等
・私立大
 早稲田大46名、慶應義塾大37名、上智大17名、東京理科大102名
 明治大71名、青山学院大15名、立教大32名、中央大25名、法政大54名、学習院大16名 等

 最後に学校説明会等の詳細は、 こちら まで。

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