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塾対象説明会レポート:本郷中学校

2018-05-15

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 本郷中学校・高等学校は、豊島区駒込にある男子の中高一貫校です。最寄駅はJR山手線の巣鴨駅で、巣鴨駅から徒歩3分と交通の便の良いところにあります。

 2018年度中学入試は、出願方法が変更となり、WEB出願となりました。2015年度から2017年度のまでの3年間は3回合計で2200名を超える応募がありましたが、今年度はWEB出願の影響もあったためか、3回合計で1892名で、昨年度と比べると413名の減少となりました。ただし、受験者数は3回合計で1802名で、昨年度と比べると151名の減少に留まっています。例年第2回の手続者が少ないため、今年度も昨年度、一昨年度に続き、第2回の合格者を大幅に増やした結果、第2回の実質倍率は昨年度と同じ2.0倍でした。繰り上げ合格に関しては、昨年度はありませんでしたが、今年度は3回合計で15名の発表がありました。

 2018年度の大学入試の結果は、国公立大学の合格者が昨年度の107名から92名と減少しました。また、私立大学は定員厳格化により、早慶上理・GMARCHなど多くの大学で合格者数が減少する中、早稲田大の119名(+3名)、中央大の41名(+14名)は合格者数を増やし、上智大は昨年度と同じでした。また医学部の合格者は61名と昨年より増加しました。なお、進路未決定者(浪人)の割合が昨年度34.1%と減少しましたが、今年度は44.9%と大幅に増加しました。

 本郷学園の教育内容としては、「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」を教育方針として、自分の意見をきちんと人に話すことのできる生徒の育成をめざしています。
 中学では学力均等のクラス編成で、学校生活のベースを築くとともに、学力の定着をはかります。高校2年次からは、高入生との混合クラス編成となり、特進コース(文科・理科)・進学文科コース・進学理科コースに分かれます。
 6年間の学習内容を5年間で修了し、高校3年次を丸ごと受験対策演習にあてられるように、先取り授業を実施しています。高校3年生では、学校設定科目としての受験講座が正規の時間割の中に組み込まれています。


本郷中学校の正門です。


2018年度中学入試結果

・応募者数
2/1 第1回 397名(2017年度  455名)
2/2 第2回 988名(2017年度 1085名)
2/5 第3回 507名(2017年度  765名)

・受験者数
2/1 第1回 390名(2017年度  427名)
2/2 第2回 873名(2017年度  902名)
2/5 第3回 388名(2017年度  473名)

・合格者数
2/1 第1回 143名(2017年度  153名)
2/2 第2回 440名(2017年度  448名)
2/5 第3回  64名(2017年度   42名)
第2回入試の合格者を多めに出した。

・合格最低点(350点満点)
2/1 第1回 225点(2017年度 193点)
2/2 第2回 207点(2017年度 206点)
2/5 第3回 226点(2017年度 239点)

・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会75点、理科75点)
2/1 第1回 国語55.8点、算数59.1点、社会50.5点、理科44.7点
2/2 第2回 国語60.5点、算数57.6点、社会40.8点、理科44.3点
2/5 第3回 国語48.3点、算数43.0点、社会51.6点、理科51.1点

・合格者平均点
2/1 第1回 国語61.4点、算数74.8点、社会55.6点、理科51.4点
2/2 第2回 国語68.2点、算数67.1点、社会46.1点、理科51.0点
2/5 第3回 国語58.9点、算数63.2点、社会58.0点、理科59.4点

・繰り上げ合格者数
2/1 第1回 7名(2017年度  0名)
2/2 第2回 6名(2017年度  0名)
2/5 第3回 2名(2017年度  0名)
3回分合計  15名(2017年度  0名)
繰り上げ合格の連絡は、それぞれの回の合格最低点に近い受験生から、電話により連絡をする。その際、複数回実受験者を優遇する。

・入学者数
2/1 第1回 130名(2017年度 136名)
2/2 第2回  87名(2017年度 105名)
2/5 第3回  43名(2017年度  23名)
3回分合計   260名(2017年度 264名)
・不合格者には点数を公表して、再受験する際の目安となるようにしている。


人工芝のグラウンドです。


2019年度中学入試について
・変更点
 出願開始日 1/10(2018年度までは1/20)
・入試日程・募集人員・合否発表・手続締切に変更点はありません。
 第1回 2/1  80名募集 4科目
 第2回 2/2 120名募集 4科目
 第3回 2/5  40名募集 4科目
・繰上合格は、複数回実受験者から選出する。
・帰国子弟の受入優遇(10点加算
《条件》1年を超える期間海外に在留し、帰国後3年以内の日本国籍の者。
 提出書類・海外在住期間と保護者が同伴していることを会社が証明した書類
 (WEB出願後に提出)

2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 92名(2017年度 107名)
 東京大17名、京都大3名、一橋大10名、東京工業大10名、東京農工大4名、電気通信大1名、東京学芸大5名、東京海洋大2名、首都大東京2名、横浜国立大3名、千葉大5名、埼玉大2名、筑波大6名、北海道大3名、東北大1名、大阪大1名 等
・私立大
 早稲田大119名、慶應義塾大74名、上智大37名、東京理科大92名
 早慶上理計 322名(2017年度 362名)
 明治大126名、青山学院大14名、立教大25名、中央大41名、法政大40名、学習院大7名、GMARCH計 253名(2017年度 293名)
・医学部医学科 61名
・卒業生数 303名



説明会会場は2号館地下2階の講堂です。


最後に説明会・学校見学・行事の紹介です。

中学校
・学校説明会  *予約不要
 5月19日(土) 14:00〜  講堂 終了後 校内見学
 9月 2日(日) 10:30〜  講堂 終了後 校内見学
10月13日(土) 14:30〜  講堂 終了後 校内見学

・入試説明会(入試問題傾向解説あり)  ※HPで登録制
11月 1日(木) 10:30〜  講堂 終了後 授業見学
11月24日(土) 14:00〜  講堂 終了後 校内見学

・夏休み見学会  *1ヶ月前からHPにてWEB予約開始
 7月15日(日)   ①9:30〜 ②13:00〜 ③16:00〜 
・親子見学会   *1ヶ月前からHPにてWEB予約開始
12月23日(祝)   ①10:30〜 ②14:00〜 
・オープンキャンパス体験入部  ※9月からHPにてWEB予約開始
10月 6日(土) 14:00〜16:00
※体験授業、クラブ活動体験入部、入試相談コーナー開設

中学・高校
・学校公開行事
体育祭  6月13日(水) グラウンドにて中高合同で実施
本郷祭  9月15日(土)、16日(日) 
中高合同で実施 入試相談コーナー設置

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高1から始める難関大学合格への学習スケジュール2018

2018-05-10

 来る5月27日(日)10:30〜12:00にエクセレントゼミナールにおいて、無料公開セミナー「大学受験の基礎講座 第2回:高1から始める難関大学合格への学習スケジュール」を開催いたします。

興味のある方なら、どなたでもご参加いただけますので、参加ご希望の方は参加申込書をダウンロード(PDF)してからプリントアウトし、申込書を記入後、エクセレントゼミナールにFAX(04―7148―4617)していただければお申し込みが完了いたします。もちろん、お電話(04―7148―4619)でも参加申し込みを受け付けております(電話受付は13:00〜21:00)ので、奮ってご参加ください!

 私自身もそうでしたが・・・・・中高一貫校に通う生徒は、高校受験が無いこともあって、中3〜高1の時期に必ず「中だるみ」を起こします(笑) もちろん学校では、勉強だけではなく部活や学校生活から学ぶことも多いですし、一番感性が磨かれるべき時期に、机上で勉強だけしていれば良いと私は思っているわけではありません。

 しかし、たいていの中高一貫校では・・・・・「大学受験のために、今の時期にどういう勉強をしたら良いのかがわからない」、「きっと高2や高3になったら、学校が受験勉強の面倒を見てくれるだろう」、「とりあえず、今は部活のことしか頭に無い」・・・・・というのが一般的な中3や高1です(笑)

 大学受験は、中学受験と違って親が主導するのではなく本人主導で進まざるを得ません。しかし、大学で何を勉強したいか、とか何の職業に就きたいかとか・・・・・そうしたことには何のイメージも浮かばないのが中3〜高1の時期ですから、ある意味、自分の進路についていろいろと考えるのは後回し(高2や高3)にして、とりあえず大学受験のための基本的な勉強をしておくほうが、実は時間の無駄が少ないのです。

しっかりとした将来の見通し(野望?)を持たない、理系科目も文系科目も両方得意な優秀な生徒ほど、自分の進路は未確定ですから・・・・・学校から理系志望か文系志望かを問われて初めて、進路について悩み始める生徒も多いものです。といっても・・・・・悩んで出た結論が、「数学が得意だから理系志望」とか、「金と地位が約束されるから医学部志望」とか・・・・・基本的に小学生の夢に毛の生えた程度のものに過ぎないのが一般的です(苦笑)

 もちろん自分の経験上、それを一笑に付す気はありませんが・・・・・もっと具体的な将来像や具体的な解決策(志望学部に合格するためには、どの科目をどの時期までにどこまで勉強すればよいか等)を親や教師や先輩が示す必要があります。たいていは高2や高3になると親の言うことほど聞かなくなるので・・・・・素直なうちに、ある程度子どもに情報を与えておくことが非常に重要になるわけです。その意味で、親が大学入試のしくみや受験科目のしくみなどの知識を正確に知っていて・・・・・タイミングを見て子どもにアドバイスできる見識をつけておくことは、親の威厳を保つために大変重要です(笑)具体的な解決策と指示を示さずに、「自分たちの頃は・・・・・」という昔話を説教したら、子どもは二度と親には相談しなくなりますからお気をつけください(笑) この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!


塾対象説明会レポート:鴎友学園女子中学校

2018-05-08

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 鴎友学園女子中学校は、世田谷区宮坂にある女子の完全中高一貫校です。1935年に創設され、今年で83年になります。最寄駅は、小田急線の経堂駅または、世田谷線の宮の坂駅になります。
 鴎友学園では創立以来、キリスト教の精神を基盤に「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造(そうぞう)」を校訓として心の教育を行っています。神から社会の中で生きる私たちに与えられた「慈愛(あい)」で他人を思いやり、自分を大切にする心を育んでいきます。また、神から与えられた可能性を一人ひとりが発見し、その可能性を「誠実(まこと)」に伸ばし、社会の中で発揮して「創造(そうぞう)」的に生きることができるような人物を育てていきます。鴎友学園では学力の充実とともに、社会性の獲得を学校の大切な役割と考えています。


鴎友学園の正門です。

中学入試について
第1回入試
・出願者数、受験者数ともに3年連続増加
・昨年度に比べ、ボーダーライン上に受験生が集中
・合格者数は昨年度より10名減
・入学者数は昨年度並み
第2回入試
・受験者数が初めて300名を超えた
・再チャレンジ率が上昇(83.9%→87.6%)
・再チャレンジ受験生の合格率も上昇(14.8%→16.4%)
・再チャレンジ受験生の入学率も上昇(91.0%→92.8%)
・再チャレンジ合格者27名の4教科の合計点(400点満点)は平均で50点上昇
 最高は85点上昇
 合格者の上位1/3に4名 ※ボーダーの合格だけではない
参考)4教科の合計点を比較すると
・再チャレンジの受験生全体では、平均23.2点上昇
・全受験者の平均点は、7.9点しか上がっていない。

 鴎友学園女子中学校の理科・社会の入試問題は、カラー印刷になっています。また、国語の入試問題は記述式で、字数制限のない問題もありますので、実物の入試問題で練習する必要があります(1行の字数の目安は、25字から30字です)。鴎友学園のホームページに最近3年分の入試問題(入試問題はこちら)がありますので、こちらを利用すると良いでしょう。

 平成30年度大学入試の結果 国公立大学への進学率が30.0%、難関私立大(早慶上理ICU)22.3%と国公立大学と難関私立大を合わせると52%と過半数の生徒が進学しています。また、幅広い進路選択が可能で、芸術系に進学する生徒もいます。


鴎友学園のグラウンドです。説明会当日の天気は雨でした。

2018年度中学入試結果
・応募者数
第1回 486名(H29年度 463名、H28年度 452名)
第2回 509名(H29年度 486名、H28年度 517名)
同時出願者数315名で、過去最高だった。

・受験者数
第1回 469名(H29年度 453名、H28年度 434名)
第2回 312名(H29年度 269名、H28年度 274名)

・合格者数
第1回 231名(H29年度 241名、H28年度 261名)
第2回  98名(H29年度  74名、H28年度  44名)

・入学率(入学者数÷合格者数)
第1回 82.3%(H29年度 80.1%、H28年度 84.7%)
第2回 65.3%(H29年度 67.6%、H28年度 50.0%)

・合格最低点(400点満点)
第1回 236点(H29年度 214点、H28年度 223点)
第2回 267点(H29年度 254点、H28年度 255点)

・入学者数
254名(H29年度 243名、H28年度 243名)

各科目より
国語
・入試の特徴
文章量は、文学的文章と説明的文章を併せて8000字前後。
すべて記述式の解答
・入試問題の構成
1.文学的文章
・物語の設定を確認する問題
・表現や心情を読み取る問題
・物語のテーマに関する問題
2.説明的文章
・話題に関連した問題
・テーマに関わる問題
・筆者の考えや問題提起を問う問題
3.漢字の書き取り
・教育漢字より5題
・入試で見たい力
 受信する力
 まとまった文章を読み、情報の整理をしたり、相手のメッセージを読み取ったりする力
 発信する力
 理解したものを再構成し、自分で表現する力
 文章読解力
 記述力、語彙力
・採点方法
「要素」「加点」方式
要素としている事柄が入っていれば加点していく。
部分点あり。
・設問作成で意識していること
場面展開を意識した問いになっている。
問いは、後の問いのヒントになっている。
設問は、展開・変化をつかむヒントになる。
・記述問題の学習法①
 =国語の基本的な勉強法
色々なジャンルの本を読む。
※時代・空間・世代が違う作品
その内容を誰かに説明する。
場面ごとの「構成」を図式化する。
「図式化」したものを文章化する。
全体の「あらすじ」「要点」を五十字〜百字程度でまとめる。
・記述問題の学習法②
 =「練習」が必要
 解くときは
  解答は本文の中の表現から根拠を探しながら作る。
  自分の解答を声に出して読む。
  (一回で読める文章にすることをめざす。)
 解き終えたら
  過去問を解き、事例集を見ながら要素ごとの採点をする。
  正解の文章と照らし合わせる。解答例を書き写す。

・国語力とは「論理的読解力」
 基礎 文章を正しく読み取ることが学習の基礎になる。(=受信・情報の整理)
 まとめ 幅広い分野の知識があって、はじめて文章が読み取れる。
 基本は国語力(論理力)

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第1回 三 (5) 差 19.4% 漢字の書き取り「品行方正」
第2回 三 (3) 差 18.6% 漢字の書き取り「貸借」

算数
・8題程度
全問記述式
・問題の構成
 計算問題(2018年度から)
代数の定番(人数、お金、個数など)
速さと時間
図形 平面図形(角度、線分の長さ、面積)、立体図形(表面積、体積)、点の移動
場合の数、演算記号、数の規則性
グラフの読み取り、グラフの利用

2019年度について
・出題形式(途中の記述)は例年通り
・鴎友の定番 特に比と割合 平行四辺形 速さ
・読解力と分析力
・最後まであきらめない

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第2回 3 差 35.2% 売買損益
第1回 8(1) 差 32.1% 速さ(グラフ)
第1回 8(2) 差 31.4% 速さ(グラフ)
第2回 7(1) 差 30.1% 速さ(グラフ)

社会
出題コンセプトと求める解答
・基礎知識を問う問題
 これまでの学習量を測る
・与えられた情報に自分の知識を組み合わせて答える問題
 学習の深まりを測る
  ↓
・要素が不足することなく入った解答
・題意に沿った解答

社会学習におけるポイント
①基礎・基本を大切にする
 ・作図・読図 手を動かす作業に慣れる
 ・歴史事項の把握 いつ、どこで、誰が、何を? 出来事の順番・因果関係
 ・日本国憲法 基本的な条文をおさえる
 ・基本用語 自分の言葉で説明できるか?

②問題文を正確に読み取り、的確に答える
 写真、グラフ・史料など資料に触れる
 → 初見の資料でもあわてずに対応

2019年度に向けて
 「基礎を確実に固める」
<記述問題に答えるときの注意事項>
・問われていることに対応しているか?
・主語と述語が結びついているか?
・誤字や文法的におかしな表現はないか?

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第2回 2問7 差 32.9% 神奈川県にある関所の名前
第2回 2問8 差 26.4% 酒田が東西航路の拠点として発展した理由
第2回 2問9 差 24.6% 藩から県になる過程の藩・県の名前
第2回 2問4 差 24.3% 律令政治における地方を統治するしくみ

理科
鴎友学園の理科が受験生に求めるもの
・基本的な知識を使う力
・情報を整理する力
・考えたことを表現する力
学習する際に心がけて欲しいこと
・基本的な知識をしっかり身につける。
・問題文を丁寧に読む習慣をつける。
・自分が何をしようとしているのか分かるように、整理して書く。
・グラフは意味を考えながらかく。

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第1回 4問6 差 40.3% 地震の発生時刻
第2回 4問6 差 36.9% グラフが示す南中高度の値
第1回 4問5_S波 差 36.5% S波の速さ
第1回 4問7 差 33.2% 緊急地震速報からS波が到達するまでの時間


説明会会場の様子です。

2018年度大学受験結果(合格者数)
・国公立大…92名(H29年度94名)
東京大6名、一橋大4名、東工大6名、東京医科歯科大1名、東京外語大7名、お茶ノ水女子大10名、東京藝術大2名、東京農工大6名、東京学芸大3名、東京海洋大2名、電通大2名、首都大東京7名、横浜国立大6名、千葉大4名、筑波大4名、横浜市立大2名、北海道大2名、東北大3名、大阪大1名 等 
・私立大
早稲田大59名、慶應義塾大58名、上智大48名、東京理科大62名、ICU10名、明治大101名、青山学院大33名、立教大84名、中央大36名、法政大32名、学習院大6名 等
卒業生数 220名(H29年度259名)


 最後に、学校説明会詳細はこちら)は第1回が5月19日(土)10:00〜11:3014:00〜15:30にあります。学校説明会は予約制(第1回は予約受付中)になります。また、オープンキャンパス7月7日(土)9:30〜15:30に行われます。

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塾対象説明会レポート:青山学院中等部

2018-05-01

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 青山学院中等部は、渋谷区渋谷にある男女共学の中学校です。青山学院は、幼稚園から大学、大学院まで一貫して、キリスト教信仰に基づく「青山学院教育方針」のもとで教育研究を行っている学校です。青山学院中等部は、1947年に開設され、2017年に創立70周年を迎えました。最寄駅は、東京メトロの表参道駅または、JR、東京メトロの渋谷駅になります。


青山学院中等部の新校舎です。

 青山学院中等部は、現在校舎の建て替え工事を行っています。2015年6月から2019年9月までの間、Ⅲ期に分けて工事を行っています。今後の予定として、2018年秋に、中等部専用のチャペルと図書館、2019年夏には、テニスコートが完成します。
 本校舎の完成によって、2017年4月から「教科センター方式」になりました。「教科センター方式」とは、従来の教室で先生を待って授業を受ける方式ではなく、ICT完備した各教科の専用教室に、生徒たちが移動して授業を受ける方式です。授業ごとに移動するこの方式は欧米の学校や大学のスタイルです。


青山学院中等部のエントランスホールです。


 クラス編成は、1クラス32名(男子16名、女子16名)、1学年8クラス構成となっています。また、初等部からの内部進学者と中学受験からの入学者が半数ずつとなっており、毎年クラス替えを行っています。

 青山学院では、同じキャンパス内に大学があることを生かして、以下のことを行っています。
①チャットルーム
 青山学院大学に在籍する留学生と外国語によるコミュニケーションを通じて、国際交流ができる場です。中等部では週に1回、昼休みに留学生が英語のMS(メディアスペース)に来てくれ、ランチトークを行っています。
②スタディールーム
 教職を目指す大学生が毎日放課後に学年ラウンジで学習指導を行っています。
③学問入門講座
 高等部では土曜日の午前中に青山学院大学・専門職大学院・女子短期大学の教員がそれぞれの分野について高校生にわかりやすく講義しています。生徒は自分の関心のある講座を自由に選び、卒業後の進路選択にも役立っています。
④大学授業の履修
 高等部3年生の希望者が青山キャンパスの授業を履修し、内進後にその単位が認められるというシステムがあります。


2018年度中学入試結果
・志願者数
男子 404名(2017年度 360名)
女子 529名(2017年度 497名)
合計 933名(2017年度 857名)

・受験者数
男子 361名(2017年度 320名)
女子 467名(2017年度 444名)
合計 828名(2017年度 764名)

・合格者数
男子 116名(2017年度 114名)
女子  99名(2017年度  87名)
合計 215名(2017年度 201名)

・合格最低点(300点満点)
男子 142点(2017年度 172点)
女子 167点(2017年度 195点)


2019年度中学入試について
変更点
・願書受付 1/10〜1/29(予定)
・インターネット出願のみ
出題について
・全般的な出題の方針
 「小学校の指導要領の範囲・単元を大きく逸脱しない。」
 「過去の問題と大きな変更点はない。」

参考として2018年度の各科目の出題について
国語
50分、100点満点
・解答用紙は横書きである。
・韻文、説明文、文学的文章などまんべんなく出題
・漢字は昨年並み
・決められた字数でまとめる問

算数
 50分、100点満点
・冊子の左側が問題、右側が計算用紙。
・計算→数式→図形→大問
・問題を解くときに惑わせる数値はない。
・答えのみ記入、途中式は見ない。

社会
 25分、50点満点
・地理20点、歴史20点、政治経済10点
・記号選択と語句を答える
 記述を出題する可能性あり
・地理 日本が中心。
 日本と関係のある外国は出題
・歴史 時代をまたがる問題。図や年表を読む。
・時事 年末までのニュース。

理科
 25分、50点満点
・大問1は5問の小問集
 (物化生地および科学の一般常識)
・大問2〜5は4分野(物化生地)から同じ配点
・文章で答えるものや、途中式なし。


青山学院大学のキャンパスです。


 最後に、学校説明会詳細はこちら第1回が6月16日(土)午前、第2回が9月15日(土)午前、第3回が9月15日(土)午後、第4回が10月20日(土)午前、第5回が10月20日(土)午後となっています。また、公開行事として中等部祭11月10日(土)11(日)に行われます。

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しっかり選ぼう私立中2018

2018-04-24

 来る5月13日(日)の10:30〜12:00で、無料公開セミナー「中学受験の基礎講座 第3回:しっかり選ぼう私立中」をエクセレントゼミナールにて開催いたします。

 各校の最新大学合格実績とそれをどう読むか、中高6年間の費用はどのくらいかかるのか、どんな部活があるのか、プールや食堂などの設備などはどうなっているか等を一覧できる資料を用意し、いろいろな視点で各私立中学校を比較検討できるようにしてあります。また、ブログには書けない各校の長所と短所などについてのご質問にもお答えします(笑)

 エクセレントゼミナールには、中学受験で合格した後も引き続き通う私立中高生が多くいます。そして、私立中高に通ってから英語や数学の教材(ニュートレジャーや体系数学・フォーカスゴールドなど)の勉強に困ってお問い合わせいただく生徒はかなりいます。

 私立中高一貫校では、公立の学校とは異なるカリキュラムや教材を使用することが当たり前で・・・その中でも英語や数学でかなり特殊な教材を使う例があります。一例を挙げれば・・・都内有数のある私立中学校では、中1の段階から英語の教科書が会話学校等でよく使用されるオックスフォード出版のテキストなので、日本語がまったく出てきません。つまり、昔ながらの英文法的な学習を全く行わず、フォニックス的学習だけを行うわけです。また、開成や麻布の数学などはプリント授業ですから・・・教科書すらありません(中学校で使う検定済み教科書は無償なので渡されますが、一度も使うことなくお蔵入りになります)

 こうした特殊な指導をしている難関私立中学校は多く・・・しかも、難関中高になればなるほど、補習などの学習指導や大学受験指導は減る傾向にあると思ってください(どの大学を受けるのかすら聞かれません・・・笑)

 そういう意味では、合格した後は自分で工夫して頑張れる子どもなのか、しばらくは手をかける必要があるのか等を親が見極めたうえで学校選びをする必要があるわけです。エクセレントゼミナールに多くの中高生が通っているため、それらの特色を我々は詳しく知っていますが・・・受験生の父母の皆さんは、学校パンフレットプラスアルファの情報しか持っていません。だからより詳しく、6年間どのような学校生活を送ることになるのか、といった情報をお伝えする機会として、この「しっかり選ぼう私立中」のイベントがあるわけです!!


 このイベントは、どなたでも無料でご参加いただけますので、参加ご希望の方は参加申込書(PDF)をダウンロードしてからプリントアウトし、申込書に記入後、エクセレントゼミナールへFAX(04―7148―4617)してください。

 もちろん、お電話(04―7148―4619)でも参加申し込みを受け付けております(電話受付は13:00〜21:00となります。また、5月3日〜5月6日の期間はお休みとなりますのでご注意ください) 資料や会場準備の都合がありますので、セミナー前日の5月12日(土)までにお申し込みいただけると助かりますが・・・当日の飛び込み参加も大歓迎です!!

塾対象説明会レポート:駒込中学校

2018-04-17

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 2018年度の入試報告会は、上野東天紅で行われ、約400人の塾の先生方がいらしていました。
 駒込中学校は、文京区千駄木にある男女共学の中高一貫校で、柏方面からは都内の男女共学校の中では最も通いやすく、常に新しい取り組みにチャレンジしている学校でもあります。

説明会会場となった東天紅です。

説明会会場の様子です。

 
 2018年度の中学の新入生は、男女合計109名で、国際先進コース1クラス、本科コース2クラスの計3クラス体制でスタートしています。
 
 中学は、国際先進コース本科コース(AGSコース)の2コース制になります。
 国際先進コースは、「数理探究」「英語4技能指導」をベースとした「グローバル教育」を一本化した「文理融合型コース」として設定しています。中学段階では、新しい大学入試改革に基づいて、理系文系に分けず、リベラルな基礎学力を身につけ、高校段階から各自の進路を支える「国際教養コース」または「理系先進コース」でさらに高レベルな指導を行っていきます。
 本科コース(AGSコース)は、生徒に「自立のためのアカデミック深い教養」をじっくりと身につけてもらうと共に、問題発見、解決学習、体験学習、グループワーク等を幅広く導入した「アクティブラーニング」を行います。GMARCHや難関国公立私立大、そして芸術系難関大合格を狙います。

 2019年度入試では、第4回の2/2午後に「STEM入試」「課題自己表現入試」を導入します。

STEM入試について
 基礎的な算数のテスト(30点)、プログラミングテスト(35点)、STEM思考(アルゴリズム)テスト(35点)の計100点満点のテストです。「プログラミングテスト」では、たとえば、タブレットを用いて、指示通りに効率よく実際に画面上で動かせているかを判定します。また、「STEMアルゴリズムテスト」では、考えさせることを目的としますから、どのように支払うとおつりの小銭がもっとも少なくなるかを答えさせたりするような問題を出題します。
課題自己表現入試について
 「複数ある出題テーマ」から「好きなテーマ」をひとつ選んで、作文でも、絵でも、イラストでも、自由に自分の思ったことを表現してもらうテストです。また、「iPadの使用も可」ですので、調べたい内容を検索しても構いません。

上野公園の様子です。


最後に説明会・学校見学・行事の紹介です。
・説明会(1か月前からホームページにて申し込み)
 6月 2日(土) 14:30〜16:00
  英語体験教室

 6月23日(土) 10:00〜12:30
  給食試食会、高1内進生体験談

 7月15日(日) 10:00〜12:00
  在校生主体による説明会、さわやか親子座禅体験会

 7月29日(日) 9:30〜/13:30〜
  おもしろ理科教室(午前・午後)

 8月26日(日) 10:00〜12:00
  英語体験&ペッパーを動かそう(プログラミング体験)

 9月 9日(日) 10:00〜12:00
  クラブ体験会:サッカー、野球…人気のクラブ集合!

 9月14日(金) 18:30〜19:30
  駒込Cafe―夜の説明会ー

10月27日(土) 10:00〜12:30
  秋の給食試食会

11月17日(土) 14:30〜16:30
  過去問解説(STEM試験、課題自己表現入試例題配布)

12月16日(日) 10:00〜/14:00〜
  入試問題の傾向と対策 過去問体験と解説
 (午前:A1私立型 午後:A2適性検査型)

1月13日(日) 10:00〜12:30
  合格力UP入試トライアル

・個別相談期間(クラブ見学可)
夏休み個別相談期間
(7/20〜8/31 9:00〜16:00)
2学期個別相談期間
(10/1〜12/22 平日・土曜9:00〜18:00)
冬休み個別相談期間
(12/23〜28・1/5〜1/7 9:00〜16:00)
3学期個別相談期間
(1/8〜入試日前日 平日・土曜9:00〜18:00)
全ての期間で、日曜・祝日は9:00〜16:00まで

・行事
玉蘭祭(文化祭)
 9月29日(土)、30日(日)駒込学園(個別相談会あり)
中学 体育祭 
 6月 5日(火) 東京武道館(個別相談会あり)
中学合唱コンクール
11月21日(水) 川口リリアホール(個別相談会あり)

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