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第一志望合格への学習スケジュール2023

2023-05-12

 エクセレントゼミナールでは、父母向け無料公開セミナー「中学受験の基礎講座 第4回:第一志望合格への学習スケジュール」を6月18日(日)10:30〜12:00で開催いたします。

 何度か「中学受験の基礎講座」にご出席頂いている方はご存知だと思いますが・・・・・今回のテーマは、中学入試で重点的に出題される単元を把握して学習に生かしたい方を対象とした内容となります。

 面談時に父母によく相談される質問は・・・・・

 「前に学習した単元が定着していないようなのですが・・・・・積み残しが心配なんです・・・・・応用よりも基本をやり直させたほうが良いのではないでしょうか?」

 「前の復習をするのに、何からどう手をつけたら良いのでしょう??」

 「過去問にはいつ頃から手をつけたら良いのでしょう? そして、どういう順番で演習したら良いのでしょう?」

 「勉強時間が少ない気がするのですが、このままで大丈夫なのでしょうか?」

 というようなものです。つまり受験勉強が佳境になると、あれもできていない、これも苦手、これからの勉強スケジュールをどう立てたらいいのだろう、というお子さんの学習面に対する父母の不安が増大するわけです。

 じゃあ、どうすれば良いのか?

 ズバリ言えば、「入試に良く出題される重点単元を補強」し、「入試までの学習スケジュールに見通しを立て」て、「志望校の過去問の得点力をつけ」ればいいのです。

 しかし、父母の皆さんのほとんどは、入試のプロではありませんから、「何が入試に良く出題されるのか」や「どの時期に何を目標にして勉強するか」がわかっていないことが多いわけです。
 そして、最悪のパターンだと・・・・・早めに志望校の過去問に取り組んだ結果、合格最低点に届かない子どもを責め、自信を失わせ、しかも親ばかりが焦る結果になります。

 手順を間違えたり、調理時間を間違えたりすると、同じ材料を使ってもとんでもない料理になることがありますよね?

 中学受験の場合は、受験生が小学生ですから、受験勉強で何をどうやれば・・・・・というのは全く想像がついていないといっても過言ではありません。だからこそ、御父母の皆さんが正しい指標を持ち、火加減をうまく見てあげる必要があるのですが・・・・・最初のお子さんの中学受験のときはほとんどの方がうまくサポートできないのが普通です。

 ですから今回は、どのタイミングで志望校の過去問に手をつけるかや、どのような単元に重点をおいて復習をするのか、などの学習に関する悩みに焦点を絞って、プロの技を伝授するセミナーとなります(笑)

 なお今回のセミナーの場を借りて、2023年夏期講習の説明もさせていただきますので、塾生以外の方はあしからずご了承くださいますようお願いいたします。

 中学受験の基礎講座」はどなたでも受講可能な無料公開セミナーです。参加ご希望の方は、参加申込書( PDF )をダウンロードしてからプリントアウトし、申込書に記入後、エクセレントゼミナールへFAX(04―7148―4617)していただければお申し込み受付が完了いたします。もちろん、お電話(04―7148―4619)でも参加申し込みを受け付けております(午後2時〜9時30分)。資料や会場準備の都合がありますので、セミナー前日の6月17日(土)までにお申し込みのほどよろしくお願い申し上げます。

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中学入試に役立つ学習法:社会編その10(経済の話その2)

2023-05-09

カテゴリー:中学入試に役立つ学習法:社会編,

 前回は、自給自足経済商品経済に発達する過程を俯瞰(ふかん)しました。経済が大幅に発展したのは産業革命以降の話になりますので、ここからは少しゆっくりと経済の歴史を書いていきたいと思います。
 
シュサイ:「前回は、農業中心の自給自足経済から少しずつ生産力が向上して、市場経済が発達したという話までしたんだったね。生産力が飛躍的に向上するには、産業革命(>>詳しくはこちら)を待たなければならなかったわけだが・・・・・産業革命期に発明されたものにはどんなものがあるか知っているかい?」
 
B君:「たしか、ジェニー紡績機とか・・・・・」
 
シュサイ:「そうだね。ハーグリーブス(>>詳しくはこちら)がジェニー紡績機を作ったのは、ワット蒸気機関を改良する一年前になるんだけど・・・・・・ワット(>>詳しくはこちら)がそれまでにあった蒸気機関を改良して、ずっと効率の良い蒸気機関(>>詳しくはこちら)を作った。その後フルトン(>>詳しくはこちら)が蒸気船(>>詳しくはこちら)を作ったり、スチーブンソン(>>詳しくはこちら)が蒸気機関車の運転に成功したり、といろいろな発明が行なわれたんだ。蒸気機関の燃料は石炭だったんだが・・・・・当時の煤煙(ばいえん)はすごかったらしいよ。」
 
B君:「公害だなあ。喘息(ぜんそく)になりそうですね。」
 
C君:「人権侵害で訴えてやる。」
 
A子:「はいはい、わかった、わかった。ちょっと黙っててくれる?」
 
シュサイ:「アークライト(>>詳しくはこちら)は水力紡績機を発明しているけど・・・・・当時は公害エコロジーの概念は無いから、まあ仕方ないな。ちなみに、産業革命といっても数年の間に起こったわけではなく、およそ100年間ぐらいかけて発展したんだ。」
 
C君:「遅っ!!」
 
A子:「あんただったら1000年かけても無理よ!」
 
シュサイ:「遅いように感じるかもしれないけど、自給自足経済時代15世紀ごろまで続いていて、その後の商品経済時代15〜18世紀の400年だとすると、たった100年で飛躍的に進歩したんだよ。蒸気機関車ができるまでは、移動手段はせいぜいなんだから。」
 
B君:「それはそうだなあ。」
 
シュサイ:「ところで・・・・・蒸気機関がはじめて利用されたのが紡績機だといえるわけだが・・・・・そのころの紡績機何の糸をつむいでいたのかな?
 
C君:「知ってる! カイコ!
 
A子:「あんた、バカぁ?
 
C君:「え、何で? 違うの?」
 
A子:「・・・・・ほんとに、バカね。」
 
B君:「へ〜〜、イギリス人って着物を着てたんだ?」
 
C君:「あっ、そうか。 ということは・・・・・」
 
シュサイ:「ヒツジの毛、つまり羊毛だね。その後は綿花になるけどね。」
 
C君:「いやあ、当然じゃないですか。わざと間違えただけですよ・・・・・皆わかってないなあ。」
 
B君:「ウソをいうな、ウソを。」
 
シュサイ:「・・・・・ハァ・・・・・・当時は毛織物工業すごく儲かったんだ。なぜ儲かったかという話は・・・・・時間がきたから、次回にするか。」
 
 というわけで、産業革命はジョン・ケイ(>>詳しくはこちら)が飛び杼(とびひ)を発明してから、ニューコメン(>>詳しくはこちら)やワット蒸気機関の改良を経て、蒸気船蒸気機関車(>>詳しくはこちら)が実用化されるまでのおよそ100年間を指します。この時期の生産技術の進歩当時の社会のしくどのように関わっていたか、という話も大事な話ですので、次回に少し詳しく書いていくことにします。それでは、また。

中学入試に役立つ学習法:理科編その10

2023-05-02

カテゴリー:中学入試に役立つ学習法:理科編,

 前回は「人体」の感覚器のつくりについて書きました。今回は、循環器(心臓・血管・血液)の構造について書いてみたいと思います。
 
 心臓(>>詳しくはこちら)は臓器の中で最も重要なはたらきをするところです。生まれてから死ぬときまで、途切れることなく動き続ける臓器ですが、では、いったい、人の一生の中でどれだけの血液を体に送り続けるのでしょうか
 ヒトの心臓心拍数(つまり脈拍です >>詳しくはこちら)は、平均すると1分間に70回程度(安静時)と考えると、1回の拍動で押し出される血液量は60〜90mlですから、ここでは80ml(0.08リットル)とすると・・・・・0.08(リットル)×70(回)×60(分)×24(時間)=8064リットルですから、一日に心臓が送り出す血液量は、一般的なお風呂(200リットルとします)でおよそ40杯にも達します。たった一日でお風呂40杯分の血液を循環させるわけですから・・・・・一生かかったらとてつもない量の血液を送り出すことになります。だから、高等動物ほど心臓のつくりが高等になっているのは当たり前ですね。
 
 さて、心臓から全身に血液を送るには、かなり勢い良く血液を送り出さないと全身に行き渡りませんよね。ですから、心臓から全身に血液を送り出す左心室の壁がもっとも厚くなっています。そしてこれを大動脈と呼びます。また、心臓から肺へ血液を送り出すときにも、強い圧力で押し出します。これを肺動脈と呼びます。ですから、心臓から血液を送り出す血管(大動脈肺動脈)には弁が無く、血管も厚く丈夫に作られています。しかも、心臓が血液を送り出すたびに、ピクピクと動くわけです。ですからこれを動脈と呼びます。
 逆に、全身から二酸化炭素などの不要物を運ぶ血管には、血液が逆流しないように弁がついています。この血管が大静脈で、動脈のように太い血管ではなく、細くて壁の薄い血管になっています。病院で注射などをするときには、この静脈に針を刺すわけです。また、肺から心臓に入る血管を肺静脈と呼びます。
 
 心臓⇒大動脈⇒全身⇒大静脈⇒心臓という血液の流れるルートを体循環(たいじゅんかん、大循環ではないことに注意!)、心臓⇒肺動脈⇒肺⇒肺静脈⇒心というルートを肺循環(はいじゅんかん)と呼び、肺静脈大動脈に流れている血液は酸素を多く含んでいるので赤く(朱色)なります。これを動脈血(どうみゃくけつ)と呼びます。また、肺動脈大静脈に流れている血液は酸素があまり含まれていないので赤黒い色をしていて、これを静脈血(じょうみゃくけつ)と呼びます。動脈血は鼻血の色静脈血はかさぶたの色だと思ってください。ちなみに血液の成分である赤血球の中にヘモグロビンという色素が含まれていて、酸素が赤血球と結びつくと赤くなります。
 
 ヒトの血液(>>詳しくはこちら)は、赤血球(せっけっきゅう)・白血球(はっけっきゅう)・血小板(けっしょうばん)・血漿(けっしょう)の4つの成分からできています。赤血球(>>詳しくはこちら)は円盤状の形をしていて、酸素を運ぶはたらきをしています。白血球(>>詳しくはこちら)は、体内に入ってきたバイキンなどを排除するはたらきをしています。バイキンを退治した白血球の死骸が膿(うみ)なわけです。そして、血小板(>>詳しくはこちら)は血液を固める(つまりかさぶたを作る)はたらきをします。血漿(けっしょう >>詳しくはこちら)は血液の液体成分で、血液の55%を占めます。また、血漿の成分のうち91%が水分であり、二酸化炭素や不要物をこれに溶かして運ぶわけです。このように血液は、体全体に酸素や栄養分を運び、二酸化炭素や不要物を回収する役割をしていて、ヒトの体重のうち8%が血液の重さです。
 
 さて、それでは今日の内容は、「りかちゃんのサブノート」(参照は循環系のページ >>こちら)の「循環系のまとめ」>>こちら)でしっかりと覚えておいてください。それでは、今日はここまでにします。

塾対象説明会レポート:青山学院中等部

2023-04-28

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 青山学院中等部は、渋谷区渋谷にある男女共学の中学校です青山学院は、幼稚園から大学、大学院まで一貫して、キリスト教信仰に基づく「青山学院教育方針」のもとで教育研究を行っている学校です青山学院中等部は、1947年に開設され、2017年創立70周年を迎えました。最寄駅は、東京メトロの表参道駅または、JR、東京メトロの渋谷駅になります。


青山学院中等部の門です。

 青山学院中等部は、2015年から校舎の建て替え工事が始まり、2019年夏にテニスコートとグラウンド(人工芝)が完成したことによって、建て替え工事は終了しました。

 本校舎の完成によって、2017年4月から「教科センター方式」になりました。「教科センター方式」とは、従来の教室で先生を待って授業を受ける方式ではなく、ICT完備した各教科の専用教室に、生徒たちが移動して授業を受ける方式です。授業ごとに移動するこの方式は欧米の学校や大学のスタイルです。
 クラス編成は、1クラス32名(男子16名、女子16名)、1学年8クラス構成となっています。また、初等部からの内部進学者と中学受験からの入学者が半数ずつとなっており、毎年クラス替えを行っています。生徒全員がタブレットPCを持っています。

 青山学院では、同じキャンパス内に大学があることを生かして、以下のことを行っています。
①チャットルーム(中大連携)
 青山学院大学に在籍する学生と留学生が外国語によるコミュニケーションを通じて、国際交流ができる場です。中等部では週に1回、昼休みに留学生が英語のMS(メディアスペース)に来てくれ、ランチトークを行っています。
②スタディールーム(中大連携)
 教職を目指す大学生が毎日放課後に学年ラウンジで学習指導を行っています。生徒は教科を問わず年齢の近い先輩に相談することができます。
③学問入門講座(高大連携)
 高等部では青山学院大学・専門職大学院の教員がそれぞれの専門分野について高校生にわかりやすく講義しています。生徒は関心のある講座を自由に選ぶことができ、卒業後の進路選択にも役立ちます。
④大学授業の履修(高大連携)
 高等部3年生の希望者が青山キャンパスの授業を履修し、進学後にその単位が認められるというシステムがあります。


青山学院中等部の校舎です。

2023年度中等部入試結果
・志願者数
男子 410名(2022年度 408名)
女子 563名(2022年度 546名)
合計 973名(2022年度 954名)
・受験者数
男子 362名(2022年度 360名)
女子 481名(2022年度 464名)
合計 843名(2022年度 824名)
・合格者数
男子 111名(2022年度 112名)
女子  86名(2022年度  93名)
合計 197名(2022年度 205名)
・合格最低点(300点満点)
男子 169点(2022年度 178点)
女子 186点(2022年度 193点)

・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 男子 国語52.8点、算数39.4点、
    社会29.5点、理科27.9点、合計149.5点
 女子 国語61.0点、算数40.8点、
    社会28.9点、理科28.3点、合計158.9点
・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 男子 国語63.0点、算数54.6点、
    社会33.9点、理科34.1点、合計185.6点
 女子 国語73.2点、算数57.3点、
    社会33.3点、理科35.2点、合計199.0点


説明会が行われたチャペルです。

・入試の注意点
①受験会場 高等部校舎
②合格発表はHPの他、掲示も行う
③300点満点の合計点で判定(足切りなし)

・各教科のデータ
国語の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも15ポイント以上の差がある問)
 1(5)漢字「帰属」
 3(2)(6)選択問題
  (5)言いかえを文中から探す
 3(2)(6)選択問題
 4(6)①②④本文から探す
     ③30字以上40字以内
 5(1)ことわざ
  (5)選択問題
算数の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも20ポイント以上の差がある問)
 4(単位)、5(比)、6(つるかめ算)、7(濃度)、10(規則)(1)(2)、11(面積)
・合格者の正解率が低い問題
 9(流水算)14(体積)(1)(2)
社会の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも15ポイント以上の差がある問)
 1問6〈Ⅰ〉〈Ⅱ〉「千駄ヶ谷付近」の今と昔、緑地
 2問2 ウクライナ侵攻の影響、問3資源の輸入
 4問2 1858年の条約、問3 五街道
 5問4(3)(4)人権と差別撤廃
理科の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも15ポイント以上の差がある問)
 1(1)月の動き、(3)シリカゲル、(5)大きな数のあらわし方
 3(4)②暑さ指数の計算
 4(1)(2)(3)(5)力のつりあい
 5(1)(2)(3)(4)(5)空気の成分、温度変化


グラウンドです。

 最後に、学校説明会詳細はこちら )は第1回6月17日(土)第2回9月16日(土)第3回10月14日(土) となっています。

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中学入試に役立つ学習法:算数編その10

2023-04-25

カテゴリー:中学入試に役立つ学習法:算数編,

 今日は「分数の計算」の中でも、3種類の難問のうちの1つにあたる、「循環小数と分数」の関係について書いてみたいと思います。これは、本来は高1で学習する数Ⅰで習う内容なのですが、難関中学や難関高校の入試問題では、問題の最初に誘導部分をつけて出題される分野であり、難関中学を目指す小学生は理解しておくべき単元です。

 さて、算数編その9で書いたように、小数はすべて分数で表すことが可能です。小数の中でも、0.1111・・・・・や0.3333・・・・や0.123123123・・・・のように同じ数字が繰り返しあらわれる数循環小数と呼ぶのですが、これらの小数を分数に表すにはどうすれば良いのでしょう。

 まず、循環小数の基本について学びましょう。
 0.1111・・・・・という数は、 のように書き表し、9分の1になります。つまり、1を9で割っていくと0.1111・・・・・となりますよね。同様に、0.010101・・・・・という数は のように書き表し、99分の1になります。1を99で割ると0.0101・・・・・になるでしょ。これらをまとめると、


となります。そこで、これらの基本となる数をもとにして考えると、







のようになります。したがって、


 
のようにちょっと複雑な循環小数であっても分数に直すことができます。では、0.0111・・・・・はどうすれば良いのでしょう。
 


 とやはり分数にすることができます。というわけで、「循環小数と分数」の関係について理解できたでしょうか。それでは、今日はここまでにしましょう。

塾対象説明会レポート:武蔵中学校

2023-04-21

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 武蔵中学校は、東京都練馬区豊玉上にある学校で、高校からの募集を行わない男子の完全中高一貫校です。西武池袋線江古田駅から徒歩7分のところにあり、武蔵大学と同じキャンパスにあります。1922年日本で最初の旧制七年制高校として創立し1948年の学制改革により、新制武蔵高等学校、翌年武蔵中学校を発足しました。


武蔵中学校の校舎です。

 2022年創立100周年を迎えました。今回の説明会も、新校舎の理科・特別教室棟の視聴覚室で行われました。理科・特別教室棟には、「フーコーの振り子」「水気圧計」などがあり、武蔵中学校らしさが感じられる校舎となっています。


フーコーの振り子です

 なお、例年2月中旬に行われていましたが、今年度は、3月下旬の開催となりました。武蔵大学前の道路は、桜の花が満開でした。


武蔵大学前の道路の様子です。

2023年度中学入試結果
・志願者数 601名
・受験者数 579名
・合格者数 186名
・合格者最低点(320点満点)182点(56.9%)
・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会60点、理科60点)
国語 66.8点、算数 70.5点、社会 25.7点、理科 37.2点
・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会60点、理科60点)
国語 61.9点、算数 52.9点、社会 21.5点、理科 32.1点

各科目から
・国語
①大問一 出典は、中島岳志「思いがけず利他」ミシマ社
②問一 優しすぎた。正答率90数%。
③問二 優しかった。書きすぎて減点になった受験生がいた。
    完璧な解答は少なかった。
④問三 具体的に書けばよい。良い解答は25%。
⑤問四 本文をだらだら写してしまったり、本文中の2か所をただ単につなげてしまったりする答案が見受けられる。
⑥問五 「だれがどこで」を具体的に書いてほしい。
⑦問六 上位の答案15%。
⑧大問二 漢字の問題。②③⑦の正答率が低かった。漢字は知っているが、言葉を知らないため正解できない。
⑨小6の児童に完璧な記述を求めているわけではない。

・算数
 ①例年通り大問4問。ただし、用紙は5枚。
 ②1 (1)素因数分解の問題(2023の素因数分解)、(2)場合の数
 ③2 ニュートン算
  典型的な問題。予想通り結構できていた。
 ④3 図形の応用問題
  (1)よくできていた。
  (2)できなかった受験生が多かった。
 ⑤4 規則性を見つけて解く問題。解答用紙を別にした。
  
・社会
 ①1つのテーマを多面的に考える問題を出題している。
 ②テーマ「都市での生活(水道)」
 ③本文をふまえて解いてほしい。
 ④因果関係がよくわからない記述を書く受験生がいる。
 ⑤問1 だいたいできていた。必ず正解してほしい。
 ⑥問2 説明が不十分なものがあった。
 ⑦問3 差がついた。白紙も多かった。
 ⑧問5 資料をよく読んでほしい。
 ⑨問6 説明が足りない受験生が多い。
 
・理科
 ①問題文をよく読んでほしい。
 ②ていねいな字を書いてほしい。
 ③略語やカタカナ語は使わないように。
 ④大問3問。
 ⑤1.光と音。リード文にヒントが書いてある。
  問1 意外とできがよくなかった。
  問6 問7の伏線になっている。
 ⑥2.ドングリ。
  問1 良くできていた。
 ⑦3.カラビナ(観察問題)
  実物を観察することによって、しくみを理解し、興味を持ってもらいたい。
  名詞で説明するのではなく、動詞で説明してほしい。


説明会が終了して、先生たちが教室へ帰っていきます。

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